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OECDが大学の国際比較実施―日本の大学への影響は?
kyoikujin
2008/1/15 掲載

 昨年12月に公表され大きな波紋を呼んだ国際的な学習到達度調査(PISA)の実施母体であるOECDが、今度は大学間の教育成果を国際的に比較する調査に乗り出すことになるようだ。

 OECDは11日、12日の2日間にわたってOECD加盟国の教育大臣会合を非公式で開催し「高等教育の成果の評価」をテーマに意見交換を行った。13日の朝日新聞などの報道によると、この会合で大学の教育成果に関する国際比較調査に向けた試行調査を実施することで合意し、議長として参加した渡海文科相は、日本もこの試行調査に参加する意向を示したとのことだ。

 OECDが3年ごとに実施しているPISAは、15歳を対象にした国際的な学力比較調査のスタンダードとして、結果公表のたびに国内で議論を呼ぶ存在になっている。今回の調査は、国ごとに結果が公表されるPISAとは異なり、大学ごとの評価になるため、同一に見ることはできないが、国際的な存在感を強めることに重点が置かれた大学・大学院改革が進められている日本において、実現すれば大きな注目を集める存在になるかもしれない。

この記事は、『きょういくじん会議』の記事を移転して掲載しているため、文中に『きょういくじん会議』への掲載を前提とした表現が含まれている場合があります。あらかじめご了承ください。
コメントの一覧
2件あります。
    • 1
    • 名無しさん
    • 2008/1/16 18:10:24
    大学でやるともっと悲しい結果が待っていそう・・・。
    • 2
    • 名無しさん
    • 2008/1/17 11:14:03
    税金で補助金が出ている以上、その投資効率を測る意味でも、国際標準の評価ができることには意味があると思うけど、ランキングを発表する必要があるのかは、ちょっと疑問です。
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