- 特集 名詩名文向山式暗唱指導
- 32年間の向山教室の暗唱指導
- 暗唱は頭全体を使い、頭を良くする
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- 東京こども教育センター教室での実践
- 大事にしたい音読・暗唱指導
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- 幼稚園での暗唱指導と反響
- 愛光幼稚舎の幼児の能力を育成する暗誦教育
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- 保育園での暗唱指導と反響
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- 幼稚園での朗誦・暗唱の指導
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- 暗唱指導のすすめ
- 向山型国語の本道としての暗唱指導
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- 学校経営方針の中に「暗唱指導のすすめ」を入れる
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- 暗唱指導の指導技術
- 向山型暗唱指導の技術は「細分化・趣意説明・試験官システム」の三つである。
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- 向山型暗唱指導は、最初の暗唱指導がすべてだ。
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- 暗唱指導私の実践
- 向山式板書消去法がインターネットでも
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- 暗唱指導とTOSSランド
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- 子どもの表情・姿勢まで変わる暗誦指導
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- 子どもたちが毎時間熱中する。授業の開始はテンポのよい暗唱テストから。
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- 暗唱テストシステムは一流だ
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- 向山型から見つけた原則からステップをつくる
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- 「段」と「級」で中学生が燃える
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- こどもたちは暗唱が好きだった
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- 暗唱で成功体験
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- 子どもが変わる! 暗唱指導
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- 向山学級暗唱詩文集(抜粋)
- 昭和54年2月 調布大塚小学校六年一組 向山学級詩文集・抄
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- ミニ特集 成功体験学習入門
- 成功体験の授業を追試することで授業に目覚める
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- 跳び箱
- 「向山式跳び箱指導で成功体験」を
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- 逆上がり
- 一人でできるからうれしい
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- 酒井式描画
- 酒井式『家族の顔』で子どもが自信を持った!
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- 佐藤式工作指導
- 紙とんぼ 飛ばすためのポイントを押さえる
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- パワーポイント・プレゼン
- 一人一人が輝くプレゼンテーション
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- 算数ノート指導
- 向山型算数ノートスキルでばっちり
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- 漢字スキル指導
- 習得システムを教えれば漢字が得意になる
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- イラストでみる「新教育課程」
- 最初の3分間に技量のすべてが現われる
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- 授業上達論 追補 (第128回)
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- 編集前記
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- グラビア
- ロケットのように進む研究、日本の漢字教育を真剣に考える ほか…
- これからの授業を創る
- 総合的学習/小学校英語の授業
- タッチパネルで神経衰弱
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- 総合的学習/エネルギーの授業
- 小学三年生に興味を持たせるエネルギーの授業のステップ
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- 総合的学習/食と健康の授業
- 日本人の飽食を教える授業
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- 総合的学習/まちづくりの授業
- まちづくりの授業は進化・発展する
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- 医師からの提言・知能検査から指導へ
- LDのスクリーニングテスト
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- 子どもの実像 (第6回)
- 「休みの土曜日にしたい」ことの背景
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- 習熟度、少人数学級奮戦記
- 教科書を出せない子とともに
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- 教師1年目の仕事術
- 授業/きちんと答えさせる
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- 学級経営/「忘れ物表」なんて…
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- 向山型算数指導法で何が変わったか (第30回)
- プロの仕事を意識するようになった。
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- 向山洋一を追って (第54回)
- 〔第20巻〕『完全原本・幻の「学級通信アチャラ」』(1)
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- 向山実践の原理・原則 (第102回)
- TOSSサークルに参加して、教師の人生がバラ色になる
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- 向山が選んだ三人の社会科授業研究バトル
- 向山先生から学んだ「事実に基づく」ということ
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- 「典型事例」によってダイナミックに法則性を捉えさせる向山実践の深さ
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- 「戦争」を事実認識の立場に立って授業する―十五年戦争の授業
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- 佐藤式工作法 (第3回)
- 顔とお面が一体になる顔出しお面
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- TOSSインターネットML (第18回)
- 地味だが役に立つ「中学国語ML」
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- 真理子のザ・宿題 (第138回)
- 教員のための避難訓練
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- TOSSインターネットランド (第90回)
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- 全国ペーパーチャレラン (第126回)
- アップダウンチャレラン
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- ドラマを創る教師たち
- 私の教師日記
- 即、記録する
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- ライブで学んだこと
- 模擬授業の子ども役で、わが身を反省
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- 授業のシステムにめざめたとき
- ムリなく自然にできていく体育の授業システム
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- 漢字の学習構造
- 「水温」「気温」「体温」、同じ漢字を使った熟語を示して、語彙数を増やし、見当をつけて読む力を育てる。
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- ことわざカード
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- 向山先生が示された「五色暗誦カルタ」の教材科に向けて
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- 五色百人一首で学級づくり
- 学級づくりに最適!五色百人一首の隠れた効能
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- 若く名もなくこの地に教師として生きて
- 模擬授業で授業改善
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- サークルに参加して得たもの
- 遠距離を近距離にできるサークルを目指して!
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- 法則化中学・法則化高校の授業
- 中学生に必要なのはTOSS道徳の授業だ
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- 全国ネットワーク活動中
- TOSS道徳と心のノートのドッキングで効果絶大!
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- 中央事務局日誌
- 日本教育技術学会東京大会企画
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- インターネット活用の授業参観
- MAK版暗誦詩文集を利用した
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- インターネットを使った授業研究
- インターネットを使ってより多くの情報を集める
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- Free Way 読者のページ
- 編集長日記
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- TOSSニュース
編集前記
▼暗唱指導は、いいことがいっぱいである。
▼第一に、頭の働きを活性化する。暗唱・音読は、すべての学習活動で、トップクラスの頭の働きをうながす指導法である。
▼第二に「覚える」という学習能力をきたえる。第三に、子どもが熱中する。子どもは暗唱が大好きだ。やってみれば分る。
▼第四に、名文、名詩の文体、リズムを身につけられる。パロディも自然に出てくる。パロディは高級な文章指導だ。
▼第五に、一つのことに熱中することで、クラスがまとまる。第六に親に感謝される。必ず、お礼を言ってくる保護者がいる。第七に、卒業後も教え子に感謝される。
▼私自身、小学生の頃、藤村の「若菜集」の序を夢中で暗唱したものだ。「そは美しき曙のごとくなりき」、私の文章は、小学生の時からの名文の暗唱で培われたものだ。
▼私が暗唱した名文は、五十を軽く超える。
百人一首は、小学生の時すべて覚えた。
母から手ほどきをうけたのである。
五色百人一首の「読み方」のイントネーションの源流は、向山の母である。
それは、江戸、明治、大正と関東地方の旧家に伝えられていた読み方でもある。
▼暗唱指導は、いいことづくめだ。
私は「いいこと」には気付かず、自分の「趣味」で、授業をしてきた。新卒の時から三十二年間ずっとである。
▼昔は「丸暗記なぞ駄目」ということで白い目で見られていた。やる人は皆無に近かった。暗唱指導を授業でやった記録は、向山が最初だろう。
▼やってみて「良さ」にすぐ気がついた。子どもが教えてくれた。すごい手ごたえである。教室は熱気に包まれた。
▼なぜ良いのか、脳科学の進歩が証明してくれた。「読み、書き、算」は、おどろくほど頭を使うのである。脳を活性化する。
算数の問題解決学習の教師が言ってるのは、デタラメなのである。
▼齋藤孝先生が、一気に流れを作ってくれた。私はNHKTVなど三度一緒に仕事をした。文章の選び方は二人とも共通していた。向山教室での暗唱詩文は、齋藤氏の本の文とほとんど同じだったのである。
▼向山教室の名文詩文集などを活用してぜひ実践されるようお奬めする。
(向山)
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