- 特集 漢字・音読指導 全解剖
- 提言 令和の漢字学習を考える―本当につけたい力と指導法
- 令和時代に求められる漢字学習の意義と方法
- デジタル下でこそ考えたい身体的な学び
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- 確かに力をつける漢字指導のポイント
- 漢字学力の措定に基づく指導の要件
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- 国語教師なら押さえておきたい 漢字指導Q&A
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- 名人に学ぶ! 本当に力がつく漢字学習システム&指導法
- 漢字を楽しく学べ,効果的に身につく学習法「楽漢法」
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- 授業以外で漢字に嵌る場を仕掛ける
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- 先生も子どもと一緒にGIGAスクール時代の申し子になる
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- 全学年 楽しく力がつく漢字学習ゲーム&あそび
- 小学校
- 1年/漢字パズル
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- 1年/漢字ビンゴ
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- 2年/漢字リレー
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- 2年/筆跡鑑定
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- 3年/お日さまを探して明るく
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- 3年/2画足してできる漢字を探そう!
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- 4年/工事現場を見つけて安全確認!
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- 4年/テーマに合わせて考えよう
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- 5年/ペアで,班で,漢字テスト
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- 5年/漢字の目標
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- 6年/この漢字,これでいいの?
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- 6年/探せ!□□の○○な漢字
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- 中学校
- 1年/同じ部首を駆使して物語を書こう!部首物語
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- 1年/班対抗!色から広げよう
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- 2年/類義語,対義語,同音語マップづくり
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- 2年/一文字でも深くて広い!漢字3ヒントクイズ
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- 3年/班対抗!熟字訓クイズ大会
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- 3年/Kahoot!による四字熟語早押しクイズ大会
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- 実例でわかる 語彙力を鍛える漢字プリント作成&活用法
- プリントのひと工夫で「使える漢字」を自覚する
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- 【特別寄稿】授業で話したくなる おもしろい漢字のはなし
- 小・中学生に伝えたい漢字の魅力
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- 国語教師が身につけたい「音読」の技術
- 教師と子どもの音読力を劇的に向上させる
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- 子どもの表現が変わる 音読指導のコツ
- 令和時代の音読指導<七変化(へんげ)オンドック>
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- 場面とねらいでわかる 音読指導バリエーション
- 小学校
- [1〜3年]交互読み
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- [1〜3年]速音読
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- [1〜3年]速音読U
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- [1〜3年]ルーティン音読
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- [1〜3年]暗誦タイム
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- [1〜3年]メロディー音読
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- [4〜6年]主語アリ・ナシ役割音読
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- [4〜6年]古典のなりきり動作化音読
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- [4〜6年]新聞記事音読
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- [4〜6年]ポイント書き込み音読
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- [4〜6年]読み聞かせの動作化
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- [4〜6年]タブレットへ暗唱練習
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- 中学校
- [1年]微音読
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- [1〜2年]同時通訳音読
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- [2〜3年]呼びかけ音読
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- [2〜3年]ラジオドラマ音読
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- [2〜3年]ラジオニュース音読
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- [1〜3年]スリーセット音読
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- 国語科の「探究的な学び」を探究する (第11回)
- 品定めをして概念を再構築する学び
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- 教材別・今月の1人1台端末授業ガイド/小学校 (第11回)
- 学びの振り返りにおけるICT活用
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- 1年/くらべてよもう
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- 〜領域:話すこと/教材名:「どうぶつの赤ちゃん」(光村図書)〜
- 2年/みぢかな びっくり はっけん! オリジナル「あなのやくわり」を つくろう
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- 〜領域:読むこと/教材名:「あなのやくわり」(東京書籍)〜
- 3年/つたえたいことを,理由をあげて話そう
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- 〜領域:話すこと・聞くこと/教材名:「わたしたちの学校じまん」(光村図書)〜
- 4年/「そなえあれば,うれいなし」ブックを作ろう
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- 〜領域:書くこと/教材名:「もしものときにそなえよう」(光村図書)〜
- 5年/食品ロス減少を呼びかける動画を作ろう
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- 〜領域:話すこと・聞くこと/教材名:「資料を見て考えたことを話そう」(東京書籍)〜
- 6年/物語の全体像をとらえ,ショートムービー『太一のモノローグ』を創ろう
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- 〜領域:読むこと/教材名:「海の命」(光村図書)〜
- 教材別・今月の1人1台端末授業ガイド/中学校 (第11回)
- 個別最適な学びとしての端末活用
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- 1年/場面の構造や心情に着目して読み,映像化を通じて自分の解釈を深めよう
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- 〜領域:読むこと/教材名「少年の日の思い出」(教育出版)〜
- 2年/登場人物のものの見方や考え方を比較して,真の主人公を考えよう
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- 〜領域:読むこと/教材名:「走れメロス」(教育出版)〜
- 3年/助言を受けて論理の展開を見直して,自分のよさが伝わる志願理由書を書こう
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- 〜領域:書くこと/教材名:「自己PR文を書く」(教育出版)〜
- [誌上インタビュー]教材の窓×ことばの扉 (第10回)
- 「注文の多い料理店」「やまなし」(東京書籍/学校図書・小学5年)(光村図書・小学6年)
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- 「裂古破今」の国語科教育 本質私論 (第11回)
- 「挙手―指名」方式の吟味
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- 〜部分参加から全員参加へ〜
- これならできる!「授業DX」アイデア (第11回)
- 情報活用能力をどのように指導するか
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- 国語教育の実践情報 (第83回)
- 小学校/令和4年度全国学力・学習状況調査 調査問題2 アイデア例の紹介
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- 中学校/令和4年度教育課程実践検証協力校の取組
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- わが県の国語ソムリエ (第129回)
- 鳥取県
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- 編集後記
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- 今月号 掲載教材一覧
編集後記
今特集で取り上げる「漢字学習」と「音読」はいずれも,教科学習の中でも言わば「日常」に類する活動です。それだけ,子どもたちの学力形成においても大きな重要性をもちますが,この指導に悩みを抱える先生方も少なくないのではないでしょうか。
自身が子どもの頃の記憶を振り返っても,定型化・儀礼化した漢字の書き取りや教科書の音読は,学習と言うよりは「作業」をこなしているような感覚を覚えたものです。そうした事態に陥らせることなく,意義と意欲をもって学びを継続していくためには,やはりただ教科書やドリルを手順通りに扱うだけではない,指導者側の工夫が求められます。
また,とりわけ漢字学習に関しては,一般社会のみならず,学校内においても情報機器の利用が日常化している中で,その役割や価値を改めて考え,指導をみつめる時期に来ているようにも感じます。情報機器の利用と漢字学習については,今より10年以上も前から,既に「改訂常用漢字表」(平成22年,文化審議会答申)において次のような解説がなされています。
情報機器の利用が今後,更に日常化・一般化しても,習得時に当たる小学校・中学校では,それぞれの年代を通じて書き取りの練習を
行うことが必要である。それは,書き取り練習の中で繰り返し漢字を手書きすることで,視覚,触覚,運動感覚など様々な感覚が複合する形でかかわることになるためである。(中略)
運用時については,近年,手で書く機会が減り,情報機器を利用して漢字を書くことが多いが,その場合は複数の変換候補の中から適切な漢字を選択できることが必要となる。この選択能力は,基本的には,習得時の書き取り練習によって,身に付けた種々の感覚が一体化されることで,瞬時に,漢字を図形のように弁別できるようになることから獲得されていくものであると考えられる。
こうした観点も含めて,この令和時代に小学校・中学校で漢字指導・音読指導の価値をどのように捉え,そのためにどのような工夫が考えられるのか,様々な側面から現場実践に資する記事をお寄せいただきました。
/大江 文武
盛り上がっていました。また、なかなか自己流になってしまう漢字指導がメインで良かった
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