国語教育 2025年5月号
真似したくなる指導案

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国語教育 2025年5月号真似したくなる指導案

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ジャンル:
国語
刊行:
2025年4月8日
対象:
小・中・高
仕様:
A5判 130頁
状態:
在庫あり
出荷:
2025年4月30日
定期購読

目次

もくじの詳細表示

特集 真似したくなる指導案
授業のエキスパートが,指導案を書くときに考えていること
小学校/「子どもを笑顔にする指導案」を書く
青木 伸生
中学校/「本気・夢中」を引き出すこと・思考の流れを大切にすること
宗我部 義則
真似したくなる指導案づくり 項目別の書き方・磨き方
児童観(生徒観)
笠原 冬星
教材観
笠原 冬星
指導観
笠原 冬星
指導と評価の計画
宍戸 寛昌
本時の学習指導
宍戸 寛昌
板書計画
宍戸 寛昌
真似したくなる指導案モデル 小学校
2年/話すこと・聞くこと
あったらいいな,こんなもの[光村図書]
中里 宏
3年/話すこと・聞くこと
もっと知りたい,友だちのこと(質問)[光村図書]
山中 伸之
5年/話すこと・聞くこと
よりよい学校生活のために(話し合い)[光村図書]
大村 幸子
1年/書くこと
いいこといっぱい,一年生[光村図書]
波戸内 友基
3年/書くこと
強く心にのこっていることを(作文〜文集作り〜)[教育出版]
程野 純貴
6年/書くこと
大切にしたい言葉[光村図書]
藤村 由紀子
2年/読むこと(説明文)
ビーバーの大工事[東京書籍]
荒牧 剛志
4年/読むこと(説明文)
思いやりのデザイン/アップとルーズで伝える[光村図書]
長谷川 仁
6年/読むこと(説明文)
時計の時間と心の時間[光村図書]
森 孝太
2年/読むこと(文学)
スーホの白い馬[光村図書]
長屋 樹廣
3年/読むこと(文学)
ちいちゃんのかげおくり[光村図書]
沼田 拓弥
6年/読むこと(文学)
やまなし[光村図書]
清水 良
真似したくなる指導案モデル 中学校
1年/話すこと・聞くこと
話し合うこと[関連する学習材:教育出版「子どもの権利」]
安 暁彦
1年/書くこと
表現技法を用いて詩を書こう―MVで詩を書く
後藤 和彦
1年/読むこと(説明文)
ちょっと立ち止まって[光村図書]
花塚 寛
3年/読むこと(文学)
青が消える
有田 弘樹
おもしろすぎて誰かに話したくなる教室から広がるオノマトペ (第2回)
秋田 喜美
言葉による見方・考え方を働かせる学習課題 (第2回)
理論/「見方・考え方」の大切さを様々な立場から探る
小林 康宏
小1/はなのみち(光村図書)
岩本 陽介
小2/たんぽぽのちえ(光村図書)
小栗 幸樹
小3/自然のかくし絵(東京書籍)
田村 竜士
小4/アップとルーズで伝える(光村図書)
北山 有希
小5/言葉の意味が分かること(光村図書)
福田 雄太
小6/時計の時間と心の時間(光村図書)
眞壁 朝陽
中1/話の構成を工夫しよう 好きなことをスピーチで紹介する(光村図書)
北村 凌
中2/魅力的な提案をしよう 資料を示してプレゼンテーションをする(光村図書)
峯 容子
中3/説得力のある構成を考えよう スピーチで社会に思いを届ける(光村図書)
粉川 新哉
学びが見える!今月の国語板書録 (第2回)
こまを楽しむ(光村図書3年)
平垣 聖大
アップとルーズで伝える(光村図書4年)
平垣 聖大
日本語学が拓く国語科教材分析 (第2回)
教師の言葉
清田 朗裕
生成AI vs. 作文教育 (第2回)
文章の種類に応じて生成AIで書かせてみる
池田 修
国語教育の実践情報 (第110回)
小学校/京都市立御所東小学校研究発表会
大塚 健太郎
中学校/令和6年度教育課程実践検証協力校の取組
鈴木 太郎
わが県の国語ソムリエ (第156回)
福島県
佐藤 佐敏
編集後記
大江 文武
今月号 掲載教材一覧

編集後記

 指導案を書くのに苦労したことがないという先生は,稀ではないでしょうか。私は指導案というものをほとんど書いたことがありませんが,あえて我々出版の仕事に置き換えるならば,それは本や雑誌の企画書に近いのではないかと思います。そして,企画書と向き合う自分の苦しさと重ねて考えると,「指導案を書く苦しさ」とは,指導を考え出す苦しさであると同時に,「この指導にどんな意味があるのか」「この解釈や仮説,意味づけは正しいのか」「書いたことがどんな風に受け取られるのか」といった,定まらないイメージの中における様々な葛藤ではないかと推測します。

 もちろん,どれだけいい企画書を書いても,本や雑誌が形にならなければ意味がありません。一方で,企画書があるからこそ,製品に込められた価値や意味を自覚したり,伝えたり,読み解いたり,応用したりすることが可能になります。

 今号では,そんな「指導案」という形がもつ心理的なハードルをできる限り除きながら,そのよさや意味に立ち返って,先生方がもっと内発的・直感的に,「自分もこうしてみたい」と感じ取っていただけるような国語科の指導をお伝えできる1冊にしたいと考えました。「行きたくなる喫茶店」「手に取りたくなるデザイン」のように,「〜しなければならない」「〜したほうがいい」ではなく「〜したくなる」ような工夫や実践を,本誌の中から見つけ出していただければ幸いです。


   /大江 文武

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      明治図書
    • 授業のゴ―ルから逆算して授業を創るという言葉が 印象的でした‼️ このような力を付けるために 活動のゴ―ルを設定する そのために 板書計画を立てることの大切さを肝に銘じました また 課題や活動に児童の選択の余地があることも 大切だと思います 今後の授業に生かしていきます
      2025/4/1560代 教員 学び続けます
    • 昨年度まで小学校できんむしておりましたが、今回初めて中学校で勤務することとなり、小学校の授業との違いを学びたく購入しました。特別支援学級で3学年の授業を行うため右も左も分からず不安でいっぱいでしたが、とても勉強になり、少し不安を解消することができました。
      2025/4/11のっち

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