社会科教育 2012年2月号
“新・地域教材”挿入の年間計画・単元づくり

C634

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社会科教育 2012年2月号“新・地域教材”挿入の年間計画・単元づくり

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ジャンル:
社会
刊行:
2012年1月6日
対象:
小・中
仕様:
A5判 138頁
状態:
絶版
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目次

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特集 “新・地域教材”挿入の年間計画・単元づくり
“3・11”で見直す地域教材化の視点・論点
地域の教材化に「郷土」の視点を
戸井田 克己
地域の形成者としての視点から
谷口 和也
「社会科は死んだ」と言わせないために
小松 眞
地域の災害観(天罰論・仕返し論・周期論)を見直す
水山 光春
地域の絆を新聞記事で
木村 宏之
災害の国が育てた、世界最高峰の土木建築技術
平中 健也
年間計画・単元構成に役立つ地域教材発掘のヒント
人物を手がかりにした地域教材の発掘
田上 哲
比較して課題を見つける
池 俊介
教科書教材を準地域教材化するヒント
田山 修三
年間計画・単元構成に新・地域教材をどう入れるか
年間計画・単元構成に“地域の建造物”挿入のヒント
菅原 友子
年間計画・単元構成に“地域の年中行事”挿入のヒント
山田 美保
年間計画・単元構成に“地場産業”挿入のヒント
山下 正範
年間計画・単元構成に“地域の資源保護”挿入のヒント
佐藤 健
年間計画・単元構成に挿入する新教材の選択=私の視点
年間計画・単元構成に挿入する“自然災害”
齊藤 忠
年間計画・単元構成に挿入する“縄文”
村上 忠君
年間計画・単元構成に挿入する“国宝”
谷岡 聡美
年間計画・単元構成に挿入する“重文”
平川 公明
年間計画・単元構成に挿入する“世界遺産”
小関 勇次
新教材にハイライト!年間計画・単元構成の配慮点
都道府県学習=年間計画・単元構成の配慮点
国友 靖夫
大陸・海洋学習=年間計画・単元構成の配慮点
坂田 大輔
主な国の名称学習=年間計画・単元構成の配慮点
國本 直嗣
わが国の位置・領土学習=年間計画・単元構成の配慮点
芝勢 宣明
情報化社会の学習=年間計画・単元構成の配慮点
柳沼 孝一
中学・新指導要領の強調点を年間計画・単元構成に生かすヒント
世界史と絡めた近現代史=年間計画・単元構成に生かすヒント
藤田 晋
日本地誌の充実①=年間計画・単元構成に生かすヒント
秋本 弘章
日本地誌の充実②=年間計画・単元構成に生かすヒント
島 武臣
“思考・表現の一体化”を図る年間計画・単元構成のヒント~「学習内容の構造図」作成を通して~
井藤 聡
“知識概念・技能の習得活用”を図る年間計画・単元構成のヒント
北 俊夫
“言語力の育成”を図る年間計画・単元構成のヒント
前田 利憲
3年:新・地域教材を入れた年間計画・単元構成のヒント
倉石 智幸
4年:新・地域教材を入れた年間計画・単元構成のヒント
根本 徹
5年:新・地域教材を入れた年間計画・単元構成のヒント
新谷 和幸
6年:新・地域教材を入れた年間計画・単元構成のヒント
五十嵐 俊一
中学地理:新・地域教材を入れた年間計画・単元構成のヒント
池下 誠
中学歴史:新・地域教材を入れた年間計画・単元構成のヒント
鈴木 和博
中学公民:新・地域教材を入れた年間計画・単元構成のヒント
佐伯 綱義
小特集 感動場面のあるアンコール教材・ベスト3
比較的手軽で安定感のあるもの3つ
関東 朋之
目と手、心で感じる郷土 「地域教材を活かす!」
大賀 重樹
都道府県名を楽しく覚える教材
市原 哲也
特別支援の視点を持った教材、誰にでも優しい教材が、教室の全ての子どもたちを熱中させる
田中 敦
子どもの心が動いた教材ベスト3
窪 直樹
なぜ?追究の先に感動がある
川越 政紀
自分事になると、考えたくなる 書きたくなる
山中 賢司
優れた教材と優れた指導法のシンクロにより感動が生まれる
下窪 理政
今月のヒト・モノ・コト=まるごと学習ルーレット (第11回)
「朝の会」を知的にする歴史人物トーク
許 鍾萬
~「朝の会」を知的にする歴史人物トーク~
解説
私の写真館―教材化出来るアングル・発見点のフォーカス術 (第11回)
単元の導入時で提示し、追究の意欲を高める
青柳 滋
明治維新を支えた“日本の産業革命事情” (第5回)
国産の「鉄製部材」・「セメント」・「ガラス」の製造のあけぼの その5
木村 麗
~セメントや耐火れんがの製造 工部省深川工作分局(2)~
“この写真”どう読解させるか (第11回)
副読本「あたらしい岐阜県のくらし」の一押しから
山中 一悦
~低地のくらしの学習課題を写真と資料からつくる~
教科書に登場する“日本語”の深読み (第11回)
国際連合
佐藤 民男
~限界・矛盾がある国連~
授業研修の場を制する“決めの一言” (第5回)
事実と修辞
小西 正雄
“地歴融合”社会科のこれからを考える (第11回)
日本学術会議による地歴融合の議論
永田 忠道
授業者からみた社会科論争史“白熱の、あの頃・あの時”を検証する (第11回)
PISAの低迷は低学年社会科の廃止と関係あるのか
往信
川原 雅樹谷 和樹
返信
有田 和正
大学の社会科教育研究よ、どこへ行く~研究者の暴走と現場の不満の間を埋める提案に向けて~ (第11回)
現場の社会科研究とは?(4)
渡部 竜也
小学校 すぐ使える手づくりプリントページ 思考・判断=表現力をつけるワーク (第11回)
レシートの工夫をさぐる 3年生、5年生
新村 勲
中学校 すぐ使える手づくりプリントページ 思考・判断=表現力をつけるワーク (第11回)
時事問題への関心を高め、現代日本の課題を考えるワーク―TPP参加問題を通して
宇田川 勝司
“新教材”の教材研究&教材解釈―薀蓄を傾けられる情報データ (第5回)
猿が人間になるについての「芸術」の役割
村井 淳志
~ジョルジュ・バタイユ『ラスコーの壁画』について~
教科書見開きページ活用:制作現場がねらった授業言語力 (第5回)
小学6年・政治単元「学習のまとめ」の資料―どう活用するか
堀畑 仁宏
~時事を読み解く練習をする~
わが県の情報 ここに「この授業あり」 (第167回)
岩手県の巻
佐藤 正寿
編集後記
樋口 雅子
社会科は楽しい!“国境ビンゴ”面白活用術 (第11回)
楽しみながら、日本の位置と領土について考えよう!
赤塚 邦彦

編集後記

○…来年度は中学校も新教科書に切り替わり、いよいよ新指導要領の全面実施の時期を迎えることになります。

すでに今年度から、切り替わっている小学校現場の実態からは、〈1に習得、2に習得…という具合で、もう詰め込みに必死〉という声があちこちから聞こえるようになってきました。

実は、小社刊、新指導要領の解説本の中で、文部省の教科調査官を経験された、北俊夫先生が、こういう懸念を示されていました。

―中教審で、「広い視野から地域社会や我が国の国土に対する理解を一層深め、日本人としての自覚をもって国際社会で主体的に生きていく」ことが出来るようにすることを求めている。これを受けて、「地図帳や地球儀の活用」とともに、都道府県の名称と位置や、世界の主な大陸と海洋、主な国の名称と位置、我が国の位置と領土を取り上げる―と明示された。これらは、調べる対象として示されているが、実際の授業では、作業的な活動などを通して、子どもたちに覚えさせる事項として受け止められるだろう―と。

まさに、予想的中なわけですが、逆に、だからもっと地域の課題を教材化する必要があるという声が、3・11の災害を受け、一層高まってきたといえるようです。

本号は、そんな声にどういう年間計画と単元構成をすることによって、応えていけるのか、多様な角度からアプローチしていただきました。


〈樋口 雅子〉

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