- 特集 ミニ討論!“社会的ジレンマ教材”53選
- “社会的ジレンマ”→発見しやすい勘所とは
- 「こんなはずでは」に潜むジレンマ
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- ジレンマ課題の具備すべき要点
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- 通説や世論を疑ってみる
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- “見えない問題”を見える化→ジレンマ型の魅力とは
- 社会的ジレンマを見える化するための概念の活用
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- 社会的ジレンマの教材化
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- 身近なジレンマ問題でミニ討論をつくるネタ
- 自転車事故の問題―ミニ討論になるネタ
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- ゴミの問題―ミニ討論になるネタ
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- 個人情報流出の問題―ミニ討論になるネタ
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- 過疎・過密の問題―ミニ討論になるネタ
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- 食の安全問題―ミニ討論になるネタ
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- 福祉政策の問題―ミニ討論になるネタ
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- 社会問題をジレンマ教材に焦点化ヒント
- 憲法問題をジレンマ教材に焦点化ヒント
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- ビッグデータ問題をジレンマ教材に焦点化ヒント
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- TPP問題をジレンマ教材に焦点化ヒント
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- グローバル化問題をジレンマ教材に焦点化ヒント
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- 生活保護の増加をジレンマ教材に焦点化ヒント
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- 原子力問題をジレンマ教材に焦点化ヒント
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- “この問題”で討論=どんなジレンマ教材が有効か
- 環境問題で討論=ジレンマ型ネタのベスト3
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- 人権問題で討論=ジレンマ型ネタのベスト3
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- 資源・エネルギー問題で討論=ジレンマ型ネタのベスト3
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- 選挙制度の問題で討論=ジレンマ型ネタのベスト3
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- 貿易問題で討論=ジレンマ型ネタのベスト3
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- 災害問題で討論=ジレンマ型ネタのベスト3
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- 金融問題で討論=ジレンマ型ネタのベスト3
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- 生産と消費の問題で討論=ジレンマ型ネタのベスト3
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- 民主政治の問題で討論=ジレンマ型ネタのベスト3
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- 世界遺産登録で討論=ジレンマ型ネタのベスト3
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- 人口問題で討論=ジレンマ型ネタのベスト3
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- 伝統文化の問題で討論=ジレンマ型ネタのベスト3
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- ジレンマ状態を表すキーワード→教材化アイデア
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- ジレンマ教材の落とし穴→ここをチェック
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- 社会的ジレンマを焦点化する“板書の方法”
- 対立と選択から可能性を見い出す
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- テーマの「構造化」
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- 社会科授業で討論になる“発問の条件”―発問をユニバーサルデザイン化する
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- 社会的ジレンマを発見→討論に導くネタ一覧
- 年表から発見! 社会的ジレンマのネタ一覧
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- 地図から発見! 社会的ジレンマのネタ一覧
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- 写真から発見! 社会的ジレンマのネタ一覧
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- グラフから発見! 社会的ジレンマのネタ一覧
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- ニュースから発見! 社会的ジレンマのネタ一覧
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- 歴史的教材でジレンマ発見! 先人が体験したジレンマ→授業化のポイント
- ジレンマ視点からつくる“御恩と奉公”の授業
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- ジレンマ視点からつくる“戦国大名”の授業
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- ジレンマ視点からつくる“大仏づくり”の授業
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- ジレンマ視点からつくる“身分制度”の授業
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- ジレンマ視点からつくる“町人文化”の授業
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- ジレンマ視点からつくる“黒船来航”の授業
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- ジレンマ視点からつくる“廃藩置県”の授業
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- 討論に導く社会的ジレンマのネタ一覧
- 3年=この教材資料でミニ討論・ネタ一覧
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- 4年=この教材資料でミニ討論・ネタ一覧
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- 5年=この教材資料でミニ討論・ネタ一覧
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- 6年=この教材資料でミニ討論・ネタ一覧
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- 中学地理=この教材資料でミニ討論・ネタ一覧
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- 中学歴史=この教材資料でミニ討論・ネタ一覧
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- 中学公民=この教材資料でミニ討論・ネタ一覧
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- 小特集 ヘエーそうなの?“面白数字”が見えてくる統計の読み方
- 縮めた意図は?
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- 鶏卵の自給率は9%?
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- 資料集の統計表をエクセルで加工
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- 少子化の犯人を探る
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- オリンピックのメダル一位は、アメリカか、グレナダか?
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- 子どもに指導を促す資料を提示することで、社会的事象を考えさせる
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- トリップアドバイザー二年連続第一位―広島平和記念館人気のワケ―
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- 私の写真館―教材化出来るアングル・発見点のフォーカス術 (第33回)
- フィールドワーク・地域巡検のポイント
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- 写真で紹介 社会科教師の新しい取り組み (第9回)
- 社会科は情報活用が命
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- 〜私のHP活用〜
- おもしろ比べ! 関東vs関西 (第9回)
- 国際空港 世界一対決!
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- 今月の教材―授業づくりのスポット
- 社会科教材と授業づくり―12月の布石
- 3年/「かわっていく人々のくらし」
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- 4年/「受け継いできた」を授業の中心に据える〜夢あこがれ型〜【後編】
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- 5年/生活に大きな影響を与える情報―「わかる」から「考える」学習課程―
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- 6年/東京オリンピックから復興を考える
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- 中学地理/直接調査による調べ学習で、身近な地域の特色をとらえる
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- 中学歴史/日本が戦勝国と認められた瞬間
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- 中学公民/東京オリンピックと景気変動
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- 社会科でこそディベート―魅力の秘密はココ (第9回)
- 社会科におけるディベートの活用
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- 社会科研究・実践論文の書き方―“ここに赤ペン”カイゼンの鍵はどこか― (第9回)
- 実証的研究(1)
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- 〜史料にもとづいて、過去の実践の個性・意義を説明する〜
- 時代の節目をつくった“引き金”再考 為政者が、舞台から引きずり下ろされる時 (第3回)
- 水稲農耕の開始は日本社会に革命的な変化をもたらした
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- 社会科実践研究の最前線&レア情報 (第21回)
- (小学校)「学習問題や予想、学習計画を考える」校内研究の事例T
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- (中学校)公民的分野における改訂の要点の授業化(3)
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- 〜「社会の変化に対応した法や金融などの学習」について〜
- 社会科研究最前線 わが教室の取り組み、ここに注目して (第14回)
- 【鹿児島大学】学術研究・国際的共同研究と地域の教育研究活動の往還を目指して
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- わが県の情報 ここに「この授業あり」 (第189回)
- 山形県の巻
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- 編集後記
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- これ“なんだろう”マップ (第9回)
- 空中写真で堀上田を見る
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編集後記
○…議論を方法原理とする社会科授業では、トゥールミン図式を使って意見を分類させたりして「議論」を行うが、方法論としてだけでなく、授業構成の枠組みとしても用いる。
→例えば、「喧嘩両成敗」。戦国時代には大名たちが、喧嘩理由のいかんにかかわらず、両者を処罰した。現代の事例ではサッカーワールドカップのFIFAが加害者の選手にも、被害者の選手にも罰を与えたことも「喧嘩両成敗」と報じられた。FIFAは、暴言や暴力に対処する権力の強い組織と解釈することもできれば、加害者の選手が「移民社会の星」であることに配慮する弱い組織という解釈もできる。
本号の企画をするにあたり、あれこれ調べていて、出合った情報です。
ところで、ジレンマ教材・ジレンマ授業といえば、道徳が有名なので、どういう問題が取り上げられているかリサーチしたところ、社会科とも関わるテーマが少なくないようです。
そもそも、社会的ジレンマの問題を何で取り上げたいと思ったのか〜実は、NHKスペシャルで「生活保護3兆円の衝撃」がきっかけでした。
国の税収40兆円の10分の1にまでなっていること。また、そこに巣くう貧困ビジネスや闇社会が暗躍しているにもかかわらず、この制度の矛盾に手をつけることができないできた実態がえぐりだされていた―からです。
福祉といえば、今までは、兵器をつくる金をまわせ―みたいな立論が多かったウラで、こういう事態が放置され、肥大化していったのではないかと思われます。
勿論、生活保護の問題に止まらず、どういう点に焦点を当てていけば、社会的ジレンマ問題を、身近な問題として子どもがとらえられるような感性が育ち、社会認識力をもつことができるか、さまざまな視点から迫ってみました。
〈樋口 雅子〉
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- 明治図書