向山型国語教え方教室 2008年12月号
「話す・聞く」の指導法―定石と新スキル

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向山型国語教え方教室 2008年11・12月号「話す・聞く」の指導法―定石と新スキル

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ジャンル:
国語
刊行:
2008年10月22日
対象:
小・中
仕様:
B5判 96頁
状態:
絶版
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目次

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特集 「話す・聞く」の指導法―定石と新スキル
中学からの「話す・聞く」指導はこうする
長谷川 博之
小学校高学年の「話す・聞く」定石と新スキル
田村 治男
小学校中学年の「話す・聞く」定石と新スキル
千葉 幹雄
小学校低学年の「話す・聞く」定石と新スキル
野口 澄
荒れた学級の「話す・聞く」定石と新スキル
師尾 喜代子
「話せない・聞けない」子の指導を診断治療する
五十嵐 勝義
学年別・向山型で楽しくできる「話す・聞く」の授業[11・12月]
1年
伝え合う力を高める「正確な読み」
手塚 美和
話すことは楽しいという経験をさせる
岡 惠子
2年
個人評定と最後の詰めで自信をつける
兼田 麻子
「焦点を絞る」からこそ生まれる,お話づくり
眞山 和加子
3年
絵の資料を読むことから始まる
郡司 崇人
話し合いを活性化させる段落的指導
堤 勝博
4年
「話し合い! まずは,3人チームでやってみる」
牛田 美和子
繰り返し発言する場を授業に組み込む
山口 浩彦
5年
基本を楽しく教えられるすぐれた教材
上木 朋子
いろいろな言い方で読んでみよう「はい」
平瀬 公士
6年
討論指導で,話す・聞く「対話力」を育てる
保土田 佳敬
会話で熱中!「漢字の広場」
浜條 信彦
中学校
発表の自信をつける第一歩は列指名音読だ
山本 雅博
討論で「対話力」を育てる
星 由紀枝
ミニ特集 教室で書かせるミニ作文テーマ集
イラスト作文スキル(低・中・高)が最高のテキスト
椿原 正和
書きたくなり,作文技術の習熟になるテーマ
村野 聡
良質な文を手本にする
吉田 沙智
「学期の振り返り作文」~段落構成を意識させる~
山本 昇吾
楽しいことで力をつけていく
吉永 順一
作文技術をふまえた面白いテーマでたくさん書かせる
千葉 雄二
新分析批評ワーク
平松 孝治郎
授業での活用
石原 惠理
向山型国語キーワード
不易と流行
伴 一孝
満員御礼!「向山型国語教え方教室」
新学習指導要領を向山型で授業する
椿原 正和
巻頭コラム
伝統文化を生かす国語授業が二つの学会で提案される
向山 洋一
巻頭論文
「言語の伝統的文化」を授業する
伴 一孝
PISA型読解力を超える授業づくり
「知性・品性」が教育の要である
伴 一孝
8つの言語活動を向山型で授業する
防衛省の報告書からテキストを作成!全発問・全指示を公開する
椿原 正和
五色百人一首大会のドラマ
参加した子全員が成長する五色百人一首大会
北倉 邦信
学級崩壊を立て直した五色百人一首のドラマ
やんちゃ坊主を夢中にさせた五色百人一首
吉武 徹也
向山型国語に挑戦/論文審査 (第45回)
もっと,つきつめて教材分析をせよ
向山 洋一
PISA型対応ワークで学力テストB問題に対応する
授業をしてみれば,PISA型対応ワークのよさはすぐに分かる
長田 修一
特別支援の子どもが熱中した参観日のこの授業
低学年/短時間の熱中する活動を数多く盛り込む
西田 真衣子
高学年/俳句を「色」で検討する
樋口 正和
翔和学園の奇跡
成功体験で自分を認められるようになったK君
伊藤 寛晃
新・漢字文化の授業
漢字を文化として育て残してきた先人の知恵
奥 清二郎
身近にある「ちょっと違う」漢字
岩田 一博
子どもが熱中する江副文法の授業
発達障害や外国籍の子どもも巻き込む江副文法授業のポイント
小嶋 悠紀
向山実践を読み解く
キーワードを探す方法と評定
向山 洋一松藤 司甲本 卓司
~6年国語説明文「貝塚が教えるなぞ」の要約指導②~
副編集長が初公開する向山実践の学び方
2年生35名全員のノート点検時間1分23秒
椿原 正和
PISA型読解力対応発問づくり
「色」か,「イメージ」か?
新川 莊六
中学校でのダイナミックな向山型討論授業
子どもの現状から出発する
長谷川 博之
腹の底からの実感! 向山型国語を知る前と後
どの子も活躍する参観日になった
佐藤 紀子
劇的に変化,しかし教師修業は続く
前川 淳
子どもが授業に熱中する向山型国語
片桐 功
目の前で起きるドラマ,向山型しかない!
古堅 加恵
課題づくりの授業から
荒井 紀之
腹の底からの実感と子どもの事実!!
小路 健太郎
女教師がチャレンジする向山型討論への道
「やまなし」CD解説本に学ぶ
太田 聡美
テーマ別 向山型国語QA
新学習指導要領の「伝統的な言語文化」の指導を具現化する
星野 裕二
読者のページ
向山型国語教え方教室に「課題論文審査」が新たに設定された。その中で向山氏の代案授業が公開された。圧倒的な授業に……。
編集後記
椿原 正和伴 一孝長谷川 博之
向山型国語最新情報
長谷川 博之
向山型国語に挑戦/指定教材 (第47回)
素朴な琴(八木重吉)
斉藤 美奈子

巻頭コラム

伝統文化を生かす国語授業が二つの学会で提案される

●本誌編集長 向山洋一


 新しい学習指導要領の実施を前にして,全国の学校では,準備のための研究が熱をおびてきている。とりわけ,国語の学習内容は,大きく変化しようとしている。

 何より,指導要領の国語科の内容として長い文章で示された「伝統や文化の学習」が話題になっている。

 「伝統や文化の国語学習」の,教材の分野は,どのようなものなのか。

 それらは,各学年で,どのように配列されるのか。

 さらに,いかなる教材・教具を使って授業をするのか。

 これまでの国語教育界では,どのような先行実践があるのか。

 そして,この学習は,「言語技術の習得」とどのようにかかわるのか。

 どれもこれも,大きなテーマである。

 教師は,本気で勉強をして,新しい時代に備えなければならない。

 勉強のための研究会として,2つの学会が開かれる。

 日本教育技術学会が,「新学習指導要領の実践課題は何か?」というテーマで,11月23日(日)横浜市の関東学院高校で開かれる。

 分科会の中に,A分科会(伝統や文化に関する教育の充実),B分科会(観光立国教育),C分科会(言語教育の充実)が予定されている。A,B,Cは時間がずれているので,すべての分科会に出席することが可能である。

 会場は定員800人ぐらいの容量なので,満席になることが予想される。ぜひ,知人をさそってご参加いただければと思う。

 そして,来年の3月7日(土)には,附属新潟小学校を会場にして,言語技術学会が開かれる。テーマは「伝統文化を活かす言語技術」。附属小の全児童を相手にした授業である。

 朝の学級指導は,附属小の先生方。

 各教室での40分間の授業は,各学年2クラスプラス,複式3クラス,計15学級での授業が公開される。さまざまな先生方が授業をされる。TOSSからは,1年・手塚(静岡)2年・森川(神奈川),3年・河田(山口),4年・塩谷(北海道)5年・甲本(岡山),複式・伴(長崎)が予定されている。

 また,体育館での,全体会場での20分間の提案授業は,神谷(大阪)が予定されている。どの授業でも,「伝統文化」を授業する教材,教具が準備される。

 多くの方々に参考になるだろうと思う。「伝統文化」「習得」「言語技術」「非連続型テキスト」などは,これからの国語教育のキーワードとなるだろう。

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