- 特集 地球温暖化―ゲーム教材&授業シナリオ
- 環境省の現場向けプログラムへの意見
- 科学的根拠と証拠を重視しよう
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- ディープ・エコロジーを意識して
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- 時間が必要
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- 環境と教育―2つのEのバランスがとれた教材
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- シミュレーションゲーム&クイズ 地球温暖化の犯人は誰だ!追跡大作戦―犯人を探して・捉えて・消すのは君だ―
- 地球温暖化の原因―犯人は誰だ!編
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- 地球温暖化の影響―犯人を捕らえろ!編
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- 地球温暖化の対策―犯人を消去せよ!編
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- 地球温暖化の原因―犯人は誰だ!編 を使ってみての意見
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- 地球温暖化の原因―犯人は誰だ!編 を使ってみての意見
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- 地球温暖化の影響―犯人を捕らえろ!編 を使ってみての意見
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- 地球温暖化の対策―犯人を消去せよ!編 を使ってみての意見
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- 私が提案する地球温暖化の授業―ポイントはここだ
- 社会の主人公になる生徒を育てる
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- 自分たちの生活と結びつけ,実感できる授業
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- 地球が暖かくなると困ることがあるの?
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- 視覚情報を有効に活用せよ
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- 国連気候変動作業部会の報告と教材開発のヒント
- 生物システムへの影響
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- 生態系の復元力の喪失問題
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- 水資源問題 洪水・水不足
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- 気候変動問題
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- すぐ使える教科書にない“話材の開発”ちょっとコワイ&とってもコワイ“地球温暖化の話”
- 「一秒ごと」に進む地球温暖化を実感し,「いま,すぐにできること」を行動に移そうとする授業を
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- ゆっくり確実に,人間の手によって変化させられていく地球
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- 世界地図の形が変わる?
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- 食べるものがなくなる!? 温暖化で食卓からおかずが消えるピンチ!
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- 小特集 子どもに読ませたい“楽しい科学の本”
- 身近な自然現象に関心を持ち,生物の過去・現在・未来を見つめるために
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- さまざまな話題の本を
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- 宇宙を知ろう,地球を知ろう
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- 生き物の不思議を知りたければこの一冊
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- 読んで考えよう! 地球温暖化とこれからの私たち
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- 名著「ビジュアル博物館」シリーズが復刊!
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- あたりまえのようで あたりまえじゃない
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- 環境問題のことを考えるために地球のことを知って,自分のできることを考えていこう
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- 次世代の科学学習・ネイチャーゲームの授業 (第6回)
- これからの授業に求められる体験型環境教育の授業D
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- 観察教材を10倍楽しくする100日工夫例 (第6回)
- デジカメを持ち歩いてますか?
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- 科学リテラシー入門―子どもにどんな力をつけるか (第6回)
- 方向目標を持った授業
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- 新指導要領で授業をつくる―焦点はここだ (第18回)
- 持続可能な社会の実現を目指す環境教育の推進(下)
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- 理科で“読解力”をつけよう―科学的思考力を伸ばすために (第6回)
- 各種調査における読解力・表現力の現状と課題C
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- なぜA子ちゃんは間違えたか―誤答から指導の盲点が見える (第6回)
- 根拠のない「予想」は予想じゃないのか? 山勘もたくさん出せれば立派な「予想」だ!
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- “理科って面白い”を実感させる授業の工夫 (第6回)
- 授業のアンケートを通して,自分の学ぶ意欲の変容を実感する
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- “理科が苦手っ子”を惹きつける 出会いはやっぱりこの実験 (第6回)
- 紫キャベツの汁を使って中和に挑戦!
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- 〜6年「水溶液の仲間分け」〜
- ネット情報をシェアする 教室に発信する鳥瞰的環境教育を授業化する (第6回)
- 乾電池から充電池へ
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- 充電池・乾電池の使い分け
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- 編集後記
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- 一歩踏み出す勇気!理科授業で使える面白教材 (第6回)
- 太陽の動きを考えさせる日時計
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編集後記
○…小誌8月号では,国立環境教育研究所の先生と,温暖化問題をめぐって次のようなやりとりをしました.
「せっかくご依頼い
ただきましたが,ご企画の内容ではお受け致しかねます.と申しますのは,「@ホントに地球温暖化?理科の面白レッスン問題」ということでございますが,温暖化に関しての論争というのは科学的には全く無意味なものです.(中略)
既に,温暖化についてはイギリスでは気候変動法が成立し,イギリスの国家目標として温室効果ガスの排出の60%減(1990年レベル比)などが設定されています.そのような状況下で,日本の小中学生向けの学習指導参考誌が温暖化懐疑説を世の中に広めようとすることの意味は何なのでしょうか?」
それに対して,私は,温暖化への懐疑的な意見は,
「@ビジネスに利用しているというレベルから話が始まると,“そういえば,温暖化防止のためのビジネスは繁盛している”A地球の歴史規模で考えれば,今の温暖化など誤差のうち,という意見を拝読すると,“そういえば地球の歴史には,寒冷期や温暖の時期などいろいろあったようだ”となり,それなりに説得されそうです.
もちろん,私は,「人間の所業で,温暖化を促進してはならない」と思っているわけですが.ただ,反対論から逆に説得していくというのが,知的能力を育てると思っているのです.ディベートの手法をもっと授業に取り入れるべきではとも.ですから,先生にお願いしたのも,「反対論が非科学的だ」と子どもが納得できるようにして欲しいという希望をもってお願いさせていただきました」と.
そういうやり取りをした直後のIPCCの報告書だけに,もう少しつっこんだ特集をしたいと願いました.
(樋口雅子)
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