- 特集 教科書の練習問題=つまずく原因と対策
- 〈巻頭特集論文〉練習問題克服の秘訣
- ①消しゴムを使わないで×をつけよ ②答えを見てノートに写せ ③できなかった問題には印をつけて再度解け
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- 過剰学習で基本型にもどる
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- 単元末テストの平均95点を突破できる基本型がよい基本型だ
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- 徹頭徹尾「説明しない」と心せよ
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- 例を示して,ジャンプ問題を乗り越えさせる
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- 赤鉛筆指導と黒板指導で包み込む
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- TOSSメモで「自分を止める言葉」を持たせる
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- 解き方の基本型を示し,指示通りできたか確認する
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- ミニ特集 教える腕が上がる授業DVDの見方・学び方
- 自分が憧れる授業者の授業映像を追い続けよ
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- 言葉を削る作業が授業を変える
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- 「この教科書をどう教えるか」という視点で
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- DVDを見て真似し,反復し,技量を高める
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- わずか1分間~向山先生の凄さをみる~
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- 学びをサークルに広げる
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- 表紙のイラスト (第31回)
- 問題:大きい円の半分と2つの小さな半円を合わせた面積は等しくなります。2つの緑色の形の面積は何cm2ですか。
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- グラビア
- まさに神業!向山氏の算数論文審査!!
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- ~向山型算数セミナーIN東京 2013.8.3~
- イラスト競演!向山型算数ハイライトシーン (第7回)
- 量感でわかる「九九計算尺」
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- びっくりドッキリ!当世教育事情 (第7回)
- 子どもを恫喝することしかできない低俗な教師
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- 巻頭論文 算数授業へのこだわり
- 子どもの事実こそが評価の基準
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- 教科書3割増に対応する学年別教科書の教え方 (第18回)
- 1年「どちらがおおい」
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- 1年「かたちあそび」
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- 2年「三角形と四角形」
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- 2年「分数」
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- 3年「かけ算の筆算」
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- 3年「長いものの長さのはかり方」
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- 4年「わり算の筆算(2)」
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- 4年「整理のしかた」
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- 5年「単位量あたりの大きさ(平均)」
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- 5年「単位量あたりの大きさ(人口密度)」
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- 6年「速さ」
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- 6年「角柱と円柱の体積」
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- 初心者のための基本技レベルアップ講座 (第7回)
- 個人差の存在が教師の授業力を高めていく
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- 「論文審査」突破力をつける (第7回)
- 子どもの実態と誤答を記録し,分析する。先達の実践に学ぶ
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- 算数教科書教材に挑戦/論文審査 (第167回)
- 子どもの認識の実態を踏まえること
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- 向山型算数実力急増講座 (第169回)
- 1~6年同時に算数授業するならばシステムが必要だ
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- 向山型算数WEBサロン (第163回)
- 向山型算数の原則を活用して「文字と式」発展問題を攻略する
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- 甲本・河田発 やんちゃ君も巻き込み,知的に燃える算数教室 (第55回)
- 教科書問題「まちがいさがし」をレベルアップし,「説明する力」をつける
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- 二重数直線と面積図のコラボ作図スキル
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- 中・高・塾教師の告発状!学力不足がもたらす悲惨な実態 (第19回)
- 小学校で身につけておきたい力
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- 〔特別寄稿〕技量の高い者だけが見える世界がある
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- 発達障害への林ドクター教育コーチ!教師が切れた発達障害児の言動Q&A (第55回)
- 問題行動をとる子の周辺の人を支援する
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- <子どもを巻き込む算数の福袋>算数ペーパーチャレラン (第43回)
- 低学年/「こんちゅうさがしチャレラン」
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- 中学年/「計算だんごチャレラン」
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- 高学年/「計算式チャレラン」
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- あなたもプロ先生になれる!教師渡世・サバイバルの知恵 (第43回)
- <今月のテーマ>すごかったvsひどかった 目撃証言・算数授業
- 混乱させるのが算数の授業なのか
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- 授業時間が守られているか,その一点をみる
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- 子どもが授業に求める本当のこと
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- その逆をやればよい
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- 「向山型」と「向山風」の違い
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- 研究授業になると,なぜかよくないことをしてしまう??
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- 「語り」で描写!あの子ができたドラマ100人物語 (第55回)
- 算数での生き方が変わった!
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- すきま時間に子ども熱中!すぐに使える“わくわく問題” (第31回)
- 変わり方のきまりを見つけよう!
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- プロが解説!教材研究「基本用語」事典 (第7回)
- キーワード「単位と名数」
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- 向山型算数セミナー
- 「つまずき」の意味は何か
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- 腹の底からの実感!向山型算数を知る前と後
- 崩壊学級で知る向山型算数の威力
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- 7月号
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- 「子ども算数検定」に挑戦! (第7回)
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- 算数教科書教材に挑戦/指定教材 (第169回)
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〈巻頭論文〉算数授業へのこだわり 子どもの事実こそが評価の基準
/向山 洋一
教育実践の評価の基準は2つだ。
第一は,「子どもの事実」。それも,数値で示せるような根拠があるもの。測定可能なものだ。「子どもの目が輝いている」とか「子どもはよく考えていたようだ」というのは,評価の基準にならない。
第二は,自分自身の,教師自身の腹の底までズドーンとくるような実感だ。どこかの大学生が言ったことというようなものは評価の基準にはならない
この2つの評価の基準をもとにして実践し,反省し,工夫していけば,自分の実践は向上していく。
石川県の石坂先生が,向山学級の通知表の評価について書いている。
■向山学級の恐るべき算数の評定基準
向山学級は,通知表の評定基準も異次元だ。
そして,いかに向山学級のレベルが高いかを物語っている。いかに向山先生が見ている峰が高いか物語っている。
算数評定の基準。
4代目向山学級では,以下の通りである。
算数評定のお知らせ
◇通知表・評定の目やすは以下の通りである。
A (1) 学期末テスト満点200の者
(2) 学期平均が95をこえる者
(3) 難問を8割以上解け,数学的実力・思考力のある者
(4) 間違いを克服し,復習しておく努力が著しい者
〈上記の3つ以上を原則として満たす者はA〉
B (1) 学期末テストが195点の者
(2) 学期平均が90をこえる者
(3) 難問を5割以上解ける者
(4) 間違いを克服し,復習しておく努力がすばらしい者
〈上記の3つ以上を原則として満たす者はB〉
【スナイパー No.238】
「開いた口がふさがらない」とはこのことだ。凄まじいレベルの高さである。
A基準は,学期末テストが200点であり,学期平均が95点以上。テストでほぼ満点を取り続けなければならない。
それに加えて,「難問を8割以上解ける」ときている。
向山学級以外の学級で,この基準を満たせる子どもは何人いるだろうか?おそらく,1~3人ではないか?少なくとも,私の学級ではそうである。
B基準は,学期末テストが195点であり,学期平均が90点以上。加えて,「難問を5割以上解ける」である。
普通の学級では,これがA基準となるだろう。向山学級ではB基準なのだ。
さらに,上記に属さない場合は,Cの可能性もある。とんでもないレベルの高さだ。
裏付けがある。
学期末テストの全国平均と向山学級の比較が,スナイパーに掲載されている。
200点 4%(全国) 21%(向山学級)
199~180点 8%(全国) 59%(向山学級)
179~160点 23%(全国) 12%(向山学級)
全国平均と比較して,いかに向山学級が高いレベルにあるかを物語っている。
180点(9割)以上が,全国は合わせて12%に対し,向山学級は80%にのぼる。驚異の数字だ。■
私は返事を書いた。
■大切なことを見つけたね。ちなみに,新卒のときの大森第四小のクラスは知能検査で,5がゼロ,4もゼロ,3が1割,ほぼ全員が1か2でした。信じられないレベルの低さでした。
しかし,私は燃えていました。教育のそして教師の力その可能性を信じていたのです。
グチや弱音をいったことは一度もありません。思ったこともありません。そして,実証しました。跳び箱がその最初でした。新卒教師5年目の頃には,向山式跳び箱指導はほぼ完成していました。授業の原型は大学3年生の教育実習で作った「青森のリンゴ」の授業です。附属世田谷小の研究授業の私の授業です。今でも通用しています。追いつき抜いていきなさい。まだ30年もあります。
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