LD,ADHD&ASD 2023年4月号
子どもの特性に応じた「個別の指導計画」づくり

W085

«前号へ

次号へ»

LD,ADHD&ASD 2023年4月号子どもの特性に応じた「個別の指導計画」づくり

紙版価格: 990円(税込)

送料無料

当日発送

電子版価格: 891円(税込)

Off: ¥99-

ポイント還元20%

ファイル形式

PDF
ジャンル:
特別支援教育
刊行:
2023年3月22日
対象:
小・中
仕様:
B5判 70頁
状態:
在庫あり
出荷:
2024年5月13日

目次

もくじの詳細表示

特集 子どもの特性に応じた「個別の指導計画」づくり
特集について
田中 容子
〈提言〉小・中学校における「個別の指導計画」の位置付け
笹森 洋樹
〈解説〉「個別の指導計画」作成の基本ポイント
田中 容子
〈実践〉書き方がシッカリわかる「個別の指導計画」モデルケース
幼稚園・保育所/5歳児クラス
言葉の遅れのある子ども
高畑 芳美
小学校1年生/通常の学級と通級指導教室の連携事例
当てられないと大騒ぎする子ども
高畑 英樹尾住 奈未
小学校1年生/自閉症・情緒障害特別支援学級と通常の学級の連携事例
集団とコミュニケーションが苦手な子ども
両川 晃子ほか
小学校3年生/通常の学級と通級指導教室の連携事例
書字に困難があるなど,学習困難のある子ども
山田 充ほか
小学校3年生/自閉症・情緒障害特別支援学級と通常の学級の連携事例
「読み書き」に苦手さのある子ども
増本 利信加藤 芙美
小学校5年生/通常の学級と通級指導教室の連携事例
学力に偏りがある子ども
高畑 英樹松本 咲子
中学校2年生/通常の学級と通級指導教室の連携事例
社会性の課題があり,生活や学習の自己管理がうまくいかない子ども
渡辺 圭太郎中村 章
高等学校2年生/通常の学級と通級指導教室の連携事例
ASDによる実行機能障害に強い不安を伴う高校生
鳥居 深雪西野 恵子
ESSAY
共同の子育てが人間の社会力の源泉
山極 壽一
写真で見る運動発達支援と教具 (第1回)
運動発達の方向性@
池田 千紗鴨下 賢一
〜姿勢コントロール〜
発達障害の子どもに役立つ!ちょこっと支援の教材・教具 (第37回)
かけ算九九でちょこっと支援
杉浦 徹
算数の学習に困難のある子どもへの支援 (第5回)
分数の計算の難しさから支援を考える
伊藤 一美
教室の中の愛着障害 (第1回)
愛着障害とは?
米澤 好史
〜発達障害との違い・見分け方〜
子ども理解に役立つ!行動観察から始めるアセスメント (第1回)
行動観察から始めるアセスメントの基本
鳥居 深雪
実行機能の理解と支援 (第5回)
ワーキングメモリに負荷をかけない教育支援
今井 正司
ハジメテ先生のためのICT活用の授業づくり実践 (第1回)
学習者用デジタル教科書で学習環境の調整を
鈴木 秀樹
特別支援教育ほっこり日記 (第5回)
ほっこり嬉しい知らせ
両川 晃子
一度は手にしたい本
障害のある若者と学ぶ「科学」「社会」―気候変動,感染症,豪雨災害(丸山啓史編 國本真吾・澤田淳太郎・塩田奈津・村上穂高執筆)/障がい者が学び続けるということ―生涯学習を権利として(田中良三・藤井克徳・藤本文朗編著)
田中 良三
【特別寄稿】通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査結果について
加藤 典子
S.E.N.S支部会紹介 (第21回)
静岡支部会
谷川 百合子
香川支部会
繪内 利啓
SENS for S.E.N.S (第32回)
S.E.N.Sになって
これまでの学びをチームで
浅野 一恵
浦島太郎だからこそ
南波 美幸
特別支援教育士資格認定協会からのお知らせ
編集後記
田中 容子

編集後記

 学習指導要領改訂における個別の指導計画や個別の教育支援計画への言及を受け,今回は久しぶりに真正面から「個別の指導計画」をメインテーマに特集を組みました。幼稚園・保育所から小学校・中学校・高等学校まで,8人の現職の教員のみなさまに実際の経験等を参考に架空事例による実態把握,個別の指導計画を作成いただき,それらをスーパーバイズする形で,特別支援教育士スーパーバイザーの先生方に助言や解説をお願いいたしました。どのケースも個人が特定されないよう編集していただいたにもかかわらず,具体的に子どもの実態像が捉えられ,特性に応じた個別の指導計画を提示していただくことができました。ぜひ,全国の先生方が参考にしてくださることを願っています。

 今回の「特別寄稿」にあるように,2022年12月に,文部科学省から,通常の学級において学習面又は行動面で著しい困難を示すとされた児童生徒が,8.8%いるという調査結果が発表されました。実際に学校現場の幼児児童生徒指導の困難さが増していると感じている教員や関係者は非常に多いと思われます。

 これらの幼児児童生徒について,担当する教員等が自信を持って配慮や指導を行えるようにするためには,個別の指導計画の立案過程及びPDCAサイクルを学び,身につけることが望まれます。本号を読んでくださったみなさまには,ぜひ,教員及び支援者のみなさまに,本号をご紹介いただきたいです。的確な実態把握に基づく個別の指導計画の立案は,8.8%だけでなく,すべての学校において,一人ひとりの幼児児童生徒に向き合う姿勢につながります。ぜひ,多くのみなさまと共に学んでいきましょう。


   /田中 容子

    • この商品は皆様からのご感想・ご意見を募集中です

      明治図書

ページトップへ