- はじめに
- 1章 学級担任だからできる! 図工の授業
- 1 担任だって新人だって怖くない!図工授業のポイント
- 2 図工の授業を進めるときにあせらないための「基本のキ」
- 3 みんな同じ悩みをもっていた!Q&Aで図工の不安をすべて解消!
- 4 ここだけは押さえよう!学習指導要領改訂のポイント
- 2章 図工授業が得意になる! 指導のテクニック
- 1 図工授業の苦手がふっとぶ!基本のテクニック11
- 2 図工授業を成功に導く!レベルアップのテクニック10
- 3章 図工授業がとびきり楽しくなる! 授業アイデア
- 絶対成功! とっておきの実践 BEST POINT
- 1 造形遊びの授業
- 2 絵画の授業
- 3 紙工作の授業
- 4 木工作の授業
- 5 エコロジカル工作の授業
- 6 彫塑の授業
- 7 地域教材の授業
- 8 鑑賞の授業
- 4章 子どもの成長を見逃さない! 図工の評価のポイント
- 1 図工の評価の最大のポイント
- 2 題材構想と目標を,より具体的に多視点で
- 3 子どもによりそったていねいな「導入」が評価を支える
- 4 活動のなかでとらえる
- 5 表現されたものからとらえる
- 6 子どもの活動を線でとらえる
- 7 柱となるのは〔共通事項〕……色・形,イメージ
- 5章 これで作品が見違える! 展示のレベルアップ術
- 1 作品展示は,見る人の立場で
- 2 子どもの作品がグッと引き立つ!展示のレベルアップ術
- コラム 今,図工科で大切なこと「こだわり」と「よりそい」
はじめに
子どもたちにとって,図工は大好きな教科の一つです。
しかし,日常的な忙しさの中で,子どもたちが喜ぶような授業が思うようにできない,あるいは図工は苦手でどう授業を進めてよいかわからないとお悩みの先生方も少なくないと思います。
また,支援するにしても,何をどのように支援すればよいのかについては自信をもてないという先生方もいらっしゃると思います。
本書は,そのような先生方の思いや悩みに的確に応え,図工の授業を良好に進めるエッセンス本となることを目指しました。
目次をご覧いただければわかるように,各章では教育現場の先生方が実践の中で出会い,悩みに思われているテーマについて取り上げ,その要点について解説するようにしています。
具体的には,前半で図工の授業全般についてのポイントや指導のテクニックをまとめました。後半では各領域での授業アイデアやポイントを解説しています。項目は,現状に合わせて造形遊び,絵画,紙工作,木工作,彫塑,鑑賞の6つに加えて,現代的な課題としてエコロジカル工作,地域教材の授業の2つを取り上げました。さらに,図工の授業で欠かせない評価や展示に関して新たに2項目を設け,そのポイントを示しました。
本書が先生方の日常の図工授業を進める上でのよりよい参考になり,図工好きの子どもたちが増えれば,これにまさる喜びはありません。
平成24年3月 著者を代表して /竹井 史
-
- 明治図書
- 図工について、これまでどのように授業したら子どもたちに力がつくのか、悩むことがあった。これを読んで、なるほど!と思うところが多々あり、大変参考になった。2016/6/1720代・小学校教員
- 図工全般の指導法について、初任者や図工を専門としていない先生にもわかりやすく解説されています。なかなかこのような本は見当たらないので、重宝しています?2016/1/830代・小学校教員