- まえがき/本書の使い方
- T 基礎基本事項を習得させるシステム
- パーツ1 地名探し ―一回目の指導―
- パーツ2 地名探し ―二回目の指導―
- パーツ3 地名探し ―三回目の指導―
- パーツ4 都道府県の名前と場所を覚える ―アメーバーゲーム―
- パーツ5 都道府県の名前と場所を覚える ―略地図の指導―
- パーツ6 学校のまわり地図
- パーツ7 まちたんけんノート
- パーツ8 安全マップ
- パーツ9 歴史人物カルタ
- パーツ10 フラッシュカード
- パーツ11 直写
- パーツ12 問題集の使い方
- パーツ13 市販テストの使い方
- U 資料を読み取るシステム
- パーツ14 写真の読み取り ―基本型―
- パーツ15 写真の読み取り ―場所あてクイズ―
- パーツ16 写真の読み取り ―発展型―
- パーツ17 写真の読み取り ―高度な読み取り―
- パーツ18 グラフの読み取り
- パーツ19 表の読み取り
- パーツ20 絵の読み取り
- パーツ21 実物(モノ)の読み取り
- パーツ22 二枚の写真の比較
- パーツ23 二つのグラフの比較
- パーツ24 箇条書き
- パーツ25 たくさん書くための言葉がけ
- パーツ26 確認と詰め
- パーツ27 子どもが行う板書
- パーツ28 板書した意見の発表
- パーツ29 発表した意見の評定
- パーツ30 指名なし発表
- パーツ31 教師の評定
- パーツ32 グループでの話し合い
- パーツ33 子どもによる分類
- V 調べ学習の基本システム
- パーツ34 内部情報の蓄積
- パーツ35 家庭での調べ方・まとめ方
- パーツ36 国語辞典で調べる
- パーツ37 百科事典で調べる@ さくいんの使い方
- パーツ38 百科事典で調べるA ノートのまとめ方
- パーツ39 教室に持ち込んだ資料で調べる
- パーツ40 人に聞いて調べる
- パーツ41 資料を集めて調べる
- パーツ42 パソコン室の設計
- パーツ43 パソコン室でのルール
- パーツ44 パソコンの基本的な操作
- パーツ45 サイトを指定して調べる
- パーツ46 キーワードの設定
- パーツ47 ヒット数を書かせる
- パーツ48 結果の処理
- パーツ49 まとめ方を教える
- W 意見を検討・分類するシステム
- パーツ50 調べる課題の選定
- パーツ51 資料を探させる
- パーツ52 教科書の読み取り
- パーツ53 資料集の活用
- パーツ54 グループでの検討
- パーツ55 個人の発表
- パーツ56 グループの代表の発表
- パーツ57 おかしいと思う意見を見つける
- パーツ58 意見の絞り込み
- パーツ59 討論
- パーツ60 マーキング
- パーツ61 ノートまとめ
- パーツ62 学習作文
- パーツ63 自分で調べてきた子への対応
- パーツ64 KJ法@ カードに書く
- パーツ65 KJ法A カードを分類する
- パーツ66 KJ法B 問題づくり
- パーツ67 KJ法C 資料を探す
- パーツ68 KJ法D 仮説を立てる
- パーツ69 KJ法E 仮説を検証する
- X モノ・教科書を使いこなすシステム
- パーツ70 モノを手に入れる
- パーツ71 じらして見せる
- パーツ72 体感させる
- パーツ73 時間をとる
- パーツ74 グラフから入る
- パーツ75 絵から入る
- パーツ76 学習問題から入る
- パーツ77 教科書で自学させる
- パーツ78 教科書記述から因果関係を問う
- パーツ79 教科書の資料を検討させる
- Y 見学学習のシステム
- パーツ80 見学前の指導
- パーツ81 その場で覚えるクイズ
- パーツ82 見学後の指導
- パーツ83 見学後のノートまとめ
- Z ITを活用した学習システム
- パーツ84 スマートボード
- パーツ85 TOSSランド「教師サイト」
- パーツ86 TOSSランド「フォトペディア」
- パーツ87 TOSSランド「子どもらんど」
- パーツ88 TOSSランドを活用した「都道府県」の学習
- パーツ89 TOSSランドを活用した「歴史人物」の学習
- パーツ90 TOSSランドを活用した「地図記号」の学習
- パーツ91 グーグルアースを教師が使う
- パーツ92 グーグルアースを子どもが使う
- パーツ93 グーグルスケッチアップを教師が使う
- パーツ94 グーグルスケッチアップを子どもが個人で使う
- パーツ95 グーグルスケッチアップを子どもがグループで使う
- [ 授業をささえる裏技システム
- パーツ96 子ども用の本棚
- パーツ97 教師用の本棚
- パーツ98 背面黒板
- パーツ99 資料の提示
- パーツ100 社会科で活用する学習道具
まえがき
家電製品の売り場に行くと、「カスタマイズ」の文字が飛び込んでくる。
パソコンをイメージするといい。ありのままの製品を購入する人は少ない。
設定を変更し、パーツを入れ換え、自分の好みに合わせてつくり変える。
最近は、「車」や「家」までカスタマイズできる。何故このようなことが可能なのだろうか。
それは、一つの製品をいくつもの「パーツ」に分けて考えるからである。
完成までの組み立て工程は「システム化」されていて、「パーツ」だけは自分好みのものを選ぶ。
選んだものを組み合わせれば、製品が完成するという仕組みだ。なるほどなぁと思う。
この仕組みを「授業」にも応用できないだろうか。
「授業」だって、カスタマイズできてもいいのではないか。
「授業」を、五分から十分のパーツで組み立て、「システム化」する。
使うパーツは、自分好みのものを選びカスタマイズする。
このようなイメージで、社会科の授業に使える「100のパーツ」を紹介したのが本書である。
本書は、向山洋一氏の社会科実践から、学習システムを洗い出し、そのシステムを支える授業パーツを集めたものです。出版にあたって、明治図書の樋口雅子様に多大なご助言、多くの励ましの言葉をいただきました。この場をお借りしてお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。
/許 鍾萬
-
- 明治図書
- 痒いところに手が届く設計だと感じた。薄めの本だが内容は厚く深い。また,全項目が見開き2頁で完結しているので使い易い。2015/5/1650代・小学校5年生担任