- はじめに
- 日常生活に役立つ教材
- 1 よみやすいアナログ時計
- 2 簡単見えるタイマー
- 3 更衣場面支援グッズ
- 4 給食準備支援グッズ
- 5 食事場面支援グッズ
- 6 調理学習お助けグッズ
- 7 歯磨き・体の洗い方の手順表
- 8 スケジュール提示支援グッズ
- 9 教室にお楽しみグッズを
- 10 打ち上げ花火
- 11 100円ショップの商品をそのまま使って
- 12 くす玉
- 13 ○×表示器
- かず・ことばの授業に役立つ教材
- 14 黒板でクーゲルバーン
- 15 魚釣りゲーム
- 16 カード変身ボックス
- 17 いろいろ簡単形はめ
- 18 ひろい,せまい形はめ
- 19 感覚を体験しよう
- 20 吹いて玉転がし
- 21 指数字手袋
- 22 数のべんきょう
- 23 長さ比べおみくじ
- 24 長さ比べいくつ分
- 25 長さ比べブラックボックスバケツ
- 26 重さ比べ
- 27 簡単スケール(自動ばかり)
- 28 黒板で書き方練習
- 29 手足可動人形
- 30 ピッタシカンカン
- 図工の授業に役立つ教材
- 31 チューブ絞り染め・お手軽プラ板
- 32 釘打ちアート
- 33 スタンプ遊び
- 34 楽々はさみ
- 35 安全鋸ガイド
- 体育の授業に役立つ教材
- 36 大きな的
- 37 直進用キャスターボード
- 38 大きな山・猿の腰掛・足こぎボード
- 39 あと何周
- 40 ペットボトル利用法
- 41 くっつき的当てゴール・ボール
- 42 鉄棒補助具「クルン!!」
- 43 長縄跳び
- 44 フープ縄跳び,長柄の縄跳び
- 45 ピンポンベース
- その他教材・教具製作での参考事項
- プラスチック素材について
- ハンダの使い方
- 熱収縮チューブの使い方
- 電動ドリルの使い方
- その他の穴を開ける道具
- 鋸の使い方
- 磨く
- 締付け用ねじ部品
- 電動糸鋸盤の使い方
- おわりに
- 製作のヒント
- アイロンビーズ
- ウレタンバネ
- 塩ビシート
- 塩ビパイプ
- 鬼目ナット
- キャスター
- 金属鋸
- クイックロン布
- 合板
- ステップラー
- 接着剤の種類
- 断熱パイプカバー
- テーブルソー
- トラスタッピングねじ
- 熱収縮チューブ
- 粘着ブロック
- 鋸の使い方
- パイプカッター
- はさみについて
- ブラックライトと蛍光塗料
- プラ板遊び
- 雌ねじの作り方
- 木工用ボンドの使い方
- 呼び出しベル
- リードスイッチ
- 授業のヒント
- 1対1対応
- 運筆練習の注意点
- 数の導入について
- 慣性モーメント
- 子どものやる気について
- 指導者が正誤を示す時の注意点
- 集合数と順序数
- シンボルマーク
- スライムの作り方
- 「ひろい」・「せまい」と「大きい」・「小さい」
- ソフトブロウとハードブロウ
- 追視
- 特殊と般化
- 長縄の回し方
- 縄跳びの指導について
- 任意単位と普遍単位
- 箸への移行
- 走る時の言葉かけ
- ブラックライトで効果のある演出
- ブラックライトのセッティング
- 分離量と連続量
- 弁別と類別
- 前回り下りの言葉かけ
- マトリックス課題
はじめに
日々の生活や授業の中で,この教材があれば子どもが上手にできるのだけれど,こんな力をつけたいのだけれどよい教材はないかな,子どもが大喜びするようなものはないかな,というようなことは,よくあると思います。
本書で,ちょっとこんな教材・教具があればよいのだけれど,というような教材を紹介できればと思います。
・本書で紹介している教材・教具には,次のような特徴があります。
1)使用している材料は,特別なものはなく,身近な店で購入できるものばかりです。一部,一般的なホームセンターで購入したものを除いて,ほとんどが100円ショップで購入したものです。
2)製作には,特別な技術を要しません。誰でも,2〜3時間もあれば作ることのできるものばかりです。
3)ほとんどの子どもは,音や光に興味があり,これらの要素は,教材へのモチベーションや学習効果を高めます。特別な電気の知識や技術も必要でなく,ハンダも用いずに製作できる「音や光の効果のある教材」をいくつか紹介しています。
また,次のようなことを心がけてこの本を書きました。
1)すべての分野・種類の教材を網羅することはもちろん不可能ですが,ここに紹介した教材は,みなさんが必要だと思われる教材を製作するためのヒントとなるように,「日常生活の教材」「かず・ことばの教材」「図工の教材」「体育の教材」と,ある程度広い範囲の教材を載せています。
2)工作や電気の知識や技術がなくても誰でも製作できるように,手順を詳しく説明し,また「製作のヒント」の中で一般的な工具の使い方,材料,製作に必要な知識等についてまとめました。
3)子どもの実態は,多種多様です。一つの教材がどの子どもにも利用できるとは限りません。そこで,いろいろなバリエーションができるように,「使い方ステップアップ」「授業のヒント」の項目を設けました。
・「使い方ステップアップ」は,教材の段階的な使い方のほか,次のステップの教材やその取り組み方を紹介しました。
・「授業のヒント」は,授業を行う上での必要な知識等を簡単に記しました。
2006年9月 /小橋川 哲男
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- 明治図書