- はじめに
- 本書における用語の定義
- 第1章 発達障害等のある生徒の進路指導に関する現状と課題
- 第1節 進学の場合
- 1.大学等への進学の状況
- 2.進学に向けた課題
- 3.進学後に生じうる課題
- 4.進路指導に対する大学の期待
- 第2節 就職の場合
- 1.企業への就職の状況
- 2.就職に向けた課題
- 3.就職後に生じうる課題
- 4.進路指導に対する企業の期待
- 第3節 まとめ
- COLUMN ①
- COLUMN ②
- 第2章 発達障害等のある生徒への進路指導の充実に向けて
- 第1節 進路指導の充実に向けた5つのポイント
- 1.組織的対応
- 2.自己理解を促す指導・支援
- 3.自立と社会参加への力を育む指導・支援
- 4.進路先決定を支える指導・支援
- 5.連携による支援
- 第2節 ポイント別取組例【5名の事例から(Aさん~Eさん)】
- 1.組織的対応
- 2.自己理解を促す指導・支援
- 3.自立と社会参加への力を育む指導・支援
- 4.進路先決定を支える指導・支援
- 5.連携による支援
- 第3節 まとめ
- COLUMN ③
- COLUMN ④
- 第3章 発達障害等のある生徒への進路指導に関する事例
- 第1節 進学の場合
- Fさんの事例
- 1.進路指導前のFさんの概要
- 2.高等学校の概要
- 3.進路指導の取組
- Gさんの事例
- 1.進路指導前のGさんの概要
- 2.高等学校の概要
- 3.進路指導の取組
- Hさんの事例
- 1.進路指導前のHさんの概要
- 2.高等学校の概要
- 3.進路指導の取組
- 第2節 就職の場合
- Iさんの事例
- 1.進路指導前のIさんの概要
- 2.高等学校の概要
- 3.進路指導の取組
- Jさんの事例
- 1.進路指導前のJさんの概要
- 2.高等学校の概要
- 3.進路指導の取組
- Kさんの事例
- 1.進路指導前のKさんの概要
- 2.高等学校の概要
- 3.進路指導の取組
- 第3節 まとめ
- COLUMN ⑤
- COLUMN ⑥
- COLUMN ⑦
- COLUMN ⑧
- 引用・参考文献
- 資料1 発達障害等のある生徒の進学・就職についての情報源
- 1.障害のある学生の支援について
- 2.障害のある人の雇用や就労支援について
- 3.障害者手帳について
- 4.相談・支援機関について
- 資料2 キャリア教育に関する資料
- 著者紹介(執筆分担)
はじめに
高等学校卒業後の進路に関する支援については,「新しい時代の特別支援教育の在り方に関する有識者会議報告」(2021)の中で,進路先で困難さを抱える生徒がいることに触れ,学校段階から卒業後を見据えた指導・支援を行うことや,進路先へ情報の確実な引継ぎを行うこと,そのために特別支援学校や関係機関との連携を行うことが重要であることが指摘されています。こうした指摘を鑑み,国立特別支援教育総合研究所では,令和3~5年度重点課題研究「高等学校における障害のある生徒の社会への円滑な移行に向けた進路指導と連携の進め方等に関する研究」を実施しました。
99%近い生徒が高等学校へ進学をする状況の中,障害のある生徒もほとんどが進学をしており,中でも,発達障害のある生徒への支援は課題となっています。そこで,この研究では,障害のある生徒の中でも特に発達障害等のある生徒に焦点をあて,社会への円滑な移行を支える進路指導と,その過程の中で必要となる連携の進め方を明らかにすることを目的としました。
進路先となる大学や企業でよく見られる適応困難の状態や,進路指導への期待,特別支援学校や関係機関による高等学校への可能な支援内容などについて調査を実施し,得られた知見を学校現場で活用しやすいようにまとめたのが本書になります。本書は,大学,企業,高等学校,特別支援学校,関係機関の皆様の調査協力及び,研究協力者の方々のご助言により取りまとめることができました。ぜひ広く高等学校の先生に一読いただき,障害のある生徒への指導・支援にご活用いただければ幸いです。
研究代表者 /伊藤 由美
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- 明治図書