- 本書の使い方
- 4年
- 1 新潟県の地図から何が見えるか
- 問題/ イラスト/ 解説
- 2 47都道府県から何が見えるか
- 問題/ イラスト/ 解説
- 3 半島・湾・海峡から何が見えるか
- 問題/ イラスト/ 解説
- 4 島の地図から何が見えるか
- 問題/ イラスト/ 解説
- 5 くらしとごみから何が見えるか
- 問題/ イラスト/ 解説
- 6 「火事を防ぐ」から何が見えるか
- 問題/ イラスト/ 解説
- 7 水道のしくみから何が見えるか
- 問題/ イラスト/ 解説
- 5年
- 1 日本の気候区分から何が見えるか
- 問題/ イラスト/ 解説
- 2 日本の食料生産から何が見えるか
- 問題/ イラスト/ 解説
- 3 暖かい土地での野菜づくりから何が見えるか
- 問題/ イラスト/ 解説
- 4 日本の水産業から何が見えるか
- 問題/ イラスト/ 解説
- 5 日本の工業生産から何が見えるか
- 問題/ イラスト/ 解説
- 6 石油化学コンビナートから何が見えるか
- 問題/ イラスト/ 解説
- 6年
- 1 三内丸山遺跡から何が見えるか
- 問題/ イラスト/ 解説
- 2 大昔のくらしから何が見えるか
- 問題/ イラスト/ 解説
- 3 米づくりが始まったことから何が見えるか
- 問題/ イラスト/ 解説
- 4 吉野ヶ里遺跡から何が見えるか
- 問題/ イラスト/ 解説
- 5 卑弥呼から何が見えるか
- 問題/ イラスト/ 解説
- 6 大山古墳から何が見えるか
- 問題/ イラスト/ 解説
- 7 奈良の大仏から何が見えるか
- 問題/ イラスト/ 解説
- 8 正倉院から何が見えるか
- 問題/ イラスト/ 解説
- 9 十二単衣から何が見えるか
- 問題/ イラスト/ 解説
- 10 御家人の屋敷から何が見えるか
- 問題/ イラスト/ 解説
- 11 元寇から何が見えるか
- 問題/ イラスト/ 解説
- 12 金閣・銀閣から何が見えるか
- 問題/ イラスト/ 解説
- 13 長篠の戦(戦国時代)から何が見えるか
- 問題/ イラスト/ 解説
- 14 検地から何が見えるか
- 問題/ イラスト/ 解説
- 15 大名行列(江戸時代)から何が見えるか
- 問題/ イラスト/ 解説
- 16 江戸の町から何が見えるか
- 問題/ イラスト/ 解説
- 17 出島から何が見えるか
- 問題/ イラスト/ 解説
- 18 黒船来航から何が見えるか
- 問題/ イラスト/ 解説
- 19 新橋〜横浜間の鉄道敷設から何が見えるか
- 問題/ イラスト/ 解説
- 20 明治維新から何が見えるか
- 問題/ イラスト/ 解説
- 21 官営工場から何が見えるか
- 問題/ イラスト/ 解説
- 22 ノルマントン号事件から何が見えるか
- 問題/ イラスト/ 解説
- 23 自由民権運動(明治時代)から何が見えるか
- 問題/ イラスト/ 解説
- 24 第1回衆議院議員選挙から何が見えるか
- 問題/ イラスト/ 解説
- 25 日清・日露戦争(明治時代)から何が見えるか
- 問題/ イラスト/ 解説
- 26 第2次世界大戦から何が見えるか
- 問題/ イラスト/ 解説
- 27 駅弁包装紙から何が見えるか
- 問題/ イラスト/ 解説
- 28 戦後のくらしから何が見えるか
- 問題/ イラスト/ 解説
- 29 政治体制から何が見えるか
- 問題/ イラスト/ 解説
- 30 地球儀から何が見えるか
- 問題/ イラスト/ 解説
本書の使い方
1 本書の目的
(1) イラスト(資料)を見る力をつける
社会科には,必ずといってよい程,文書資料やイラストが出てくる。だから,文書資料やイラストを読み取る力をつけなければ,社会科の力はつかない。
まず,資料(イラスト)をコピーして提示し,教師がQの中から適切なものを選んで問いかけ,読み取らせていく方法が有効である。子どもが,教師の問いに答えていくうちに,資料(イラスト)を「見る力」「読み取る力」をつけられるようにしている。
(2) 「はてな?」発見の力をつける
資料(イラスト)を見て,子どもが自分で「はてな?」,つまり「問題」をつくってみる。また,問題に答えていくうちに,こんな「はてな?」をつくればいいな,こんな「はてな?」が読み取れるのだなと,「はてな?」発見の力が自然につく。これが見る力になっていく。これを他のものに応用していく。この「応用力」が基礎基本である。
(3) 自学自習できるようになる
資料(イラスト)があり,多くの問題が出ているので,これを教科書,資料集,参考書などを使って自分で解いていかせる。自分で「調べ・考える」ので,そのくせがついていき,しだいに調べることや考えることが面白くなってくる。つまり,自分の力で学べるようになっていく。
2 本書の使い方
(1) 作業しながら学習を進める
4年生から6年生まで,どの問題にも,「着色」などの作業を入れて楽しめるようにしている。
これは,楽しみながら細かなところまでよく見るようにするためである。「よく見なさい」といっても,子どもは見ない。着色作業を入れると,自然に細かいところまで見るようになる。
そして,作業しているうちに「はてな?」を発見したり,解答をみつけたりする。だから,手ぬきをしないことが大事である。
(2) 問いを順序よく解いていく
問いを順に解決していくうちに,イラストを見る目ができ,「はてな?」の意味がわかってくる。そして,こんな「はてな?」がつくれるのだな(つまり,見る目ができる)というようになる。
(3) できるだけくわしく調べる
「はてな?」(Q)を,教科書,地図帳,参考書,辞典,社会科事典などを使って調べたり,時には実際に見学に行ったり,たずねたりして,できるだけくわしく調べ,考えていく。これで調べる力がつくし,「考える力」もつく。
この調べ,考える時にいちばん力がつくことに注意してほしい。手をぬかないようにすることだ。
調べ,考えた後に解説を読むと効果があがる。すぐ解説を読むようでは力はつかない。
また,「基礎用語」に着目し,この用語を身につけるように努力してほしい。
(4) 典型的な内容を「問い(Q)」の型で入れている
例えば,「大昔のくらしから何が見えるか」の場合,このイラスト1枚で縄文時代の人々のくらしがほとんどクローズアップできるように,内容をつめ込んでいる。
だから,30の歴史・政治・地理のネタを学習すれば,大昔から昭和までのおよその内容がつかめるようになっているし,政治・地理の中心になる内容もつかめるように配慮している。
4年は7つの内容,5年は6つの内容を入れているが,いずれも大切な内容はおとさないようにしている。それで,ていねいに問いを解いていくようにしてほしい。
(5) 教師が問いかけながら考えさせる
学校で一斉に学習させるときは(これも可能である),イラストをコピーして配布し,教師がQを問いかけて答えさせたり,子どもにイラストから「問題をつくらせる」方法などがある。
前者の場合は,主なQを選んで行うことが有効である。
そうすることによって,どんな「発問Q」が子どもを動かすことができるのかつかめるし,教師の「発問づくり」の練習にもなる。
問題を配布して自学自習させ,その後で解説部分を配布する方法もある。これで完全に自学自習できるようになる。
多様な使い方を工夫して使ってほしい。使い方は自由なのだから。
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- 明治図書
- 愛用しています2017/4/240代・中学校教員
- イラスト込みで使いやすい。2015/6/230代・小学校教員