はじめに

第１章　通常学級の担任が最低限知っておきたい！　特別支援教育の基礎知識

１．通常学級における特別支援教育の必要性

１　特別支援教育の理念・現状・課題
２　「みんなの特別支援教育」という考え方

２．特別支援教育における教師の役割

１　子どもを理解する
２　子どもが安心して生活できる学級をつくる
３　授業で子どもの学びを保障する
４　保護者とともに考え保護者を支える

第２章　特別支援教育をもっと理解する！　キーワード＆解説

１．発達障害とは

KEYWORD　発達障害

２．障害の診断名・種類とよく見られるつまずき

KEYWORD　自閉症・高機能自閉症・アスペルガー症候群
KEYWORD　LD（学習障害）・ディスグラフィア・ディスレクシア
KEYWORD　AD/HD（注意欠陥／多動性障害）

３．発達障害の子どもの指導・支援方法

KEYWORD　通級指導教室
KEYWORD　応用行動分析（ABA）・ABC分析
KEYWORD　感覚統合
KEYWORD　ソーシャルスキルトレーニング（SST）
KEYWORD　TEACCH
KEYWORD　特別支援教育コーディネーター
KEYWORD　ユニバーサルデザイン
KEYWORD　ワーキングメモリ
KEYWORD　心の理論

第３章　通常学級で実践できるスキルが満載！　特別支援教育のキホン

１．学級づくり

キホン①　学級開きを成功させよう
キホン②　学級経営案をつくろう
キホン③　安心集団をつくろう
キホン④　落ち着いた雰囲気の学級をつくろう
キホン⑤　どの子もわかるように指示を出そう
キホン⑥　人の話を聞ける学級をつくろう
キホン⑦　子どもたちが学びやすい環境をつくろう
キホン⑧　視覚からの刺激を調整しよう
キホン⑨　聴覚からの刺激を調整しよう
キホン⑩　学級のルールを具体的に決めよう
キホン⑪　クラスメイトの相互理解を促そう

２．授業づくり

キホン①　集中して学習できる授業をつくろう
キホン②　絵や図を使ってイメージづくりを助けよう
キホン③　時間の構造化をしよう
キホン④　予定の変更は早めに伝えよう
キホン⑤　お助けグッズで学びやすい環境を整えよう
キホン⑥　わかりやすい板書にしよう
キホン⑦　具体的な表現を使って説明しよう
キホン⑧　安心して学ぶためのルールをつくろう
キホン⑨　ワークシートは全員が活用できるものにしよう
キホン⑩　学習の参加と内容の定着を別にして考えよう
キホン⑪　授業のスキルアップをしよう

３．保護者との連携

キホン①　保護者の気持ちを汲み取ろう
キホン②　保護者とともに１年間の面談予定を立てよう
キホン③　面談のポイントを押さえよう
キホン④　保護者との連絡を密にしよう
キホン⑤　子どもの成長を積極的に伝えよう
キホン⑥　他の保護者の理解を得る努力をしよう
キホン⑦　授業参観ですべての子どもを活躍させよう

はじめに

　特別支援教育とは障害の有無にかかわらず，すべての子どもたちのために，すべての教師がかかわる教育です。そのためには，教師が一人一人違う学び方をしている子どもたちを理解し，楽しく「わかる，できる」ように工夫，配慮された授業を行う必要があります。通常の学級における授業デザインの組み立てには，特別支援教育と教科教育の融合と，安心して過ごせる学級集団づくりが大切になります。初任者を含めたすべての教師が特別支援教育を理解し，「わかる授業と楽しい学級づくり」を形成することが，今求められています。

著者紹介

中尾　繁樹（なかお　しげき）著書を検索»

関西国際大学教育学部教育福祉学科　教授

神戸市立学校教諭，神戸市教育委員会特別支援教育課指導主事（こうべ学びの支援センター兼務）を経て，現職。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。

- 明治図書
- 支援が必要な子に対してのクラスの環境作りがよくわかりました。教科ごとの具体的な支援方法がもう少しあると嬉しいです。
  
  2017/7/2220代・小学校教員

『はじめての学級担任3 通常学級で使える「特別支援教育」ハンドブック これ１冊で基礎知識から実践スキルまで』の詳細情報

CONTENTS

はじめに

著者紹介

『はじめての学級担任3 通常学級で使える「特別支援教育」ハンドブックこれ１冊で基礎知識から実践スキルまで』の詳細情報