- まえがき
- T +(プラス)一言でふれあう
- 一 教室での挨拶は「おはよう+一言」でふれあう
- 二 一言アドバイス+ちょこっと手伝いでふれあう
- 三 握手+一言でふれあう
- 四 ワークテストには「点数+一言」でふれあう
- 五 ノートには「名前+一言」でふれあう
- 六 生活科カードには「花丸+一言」でふれあう
- 七 お誕生日通信+一言でふれあう
- 八 お見舞いカード+一言でふれあう
- 九 「一言+名前」で楽しく指名する
- 十 黒板に+一言でふれあう
- 十一 見送り+一言でふれあう
- U 生活の中でふれあう
- 一 ○月のめあてでふれあう
- 二 班(チーム)の名前はカタカナでふれあう
- 三 席替えの後でふれあう
- 四 ○○会社でふれあう
- 五 朝学習でふれあう
- 六 朝の健康観察でふれあう
- 七 朝の会の「話す・聞くスキル」でふれあう
- 八 朝の歌でふれあう
- 九 食べ物でふれあう
- 十 マイ雑巾・マイ箒でふれあう
- 十一 週二回の「みんなで遊ぶ日」でふれあう
- 十二 帰りのスキンシップでふれあう
- 十三 よいことノートでふれあう
- 十四 学級日記でふれあう
- V 学習の中でふれあう
- 一 しりとりリレーでふれあう(国語)
- 二 まねまね音読でふれあう(国語)
- 三 五色百人一首でふれあう
- 四 漢字テスト練習をペアでふれあう
- 五 日記クイズでふれあう
- 六 読み聞かせた後のクイズでふれあう
- 七 トランプでふれあう(算数)
- 八 おもちゃのマイクでふれあう
- 九 なわとびでふれあう(体育)
- 十 プールでふれあう(体育)
- 十一 鍵盤ハーモニカでふれあう
- 十二 草花遊びでふれあう(生活)
- 十三 机の隊形を変えてふれあう
- W 隙間時間でふれあう
- 一 「できごとカレンダー」でふれあう
- 二 「クラスの自慢」でふれあう
- 三 雑談でふれあう
- 四 昔遊びでふれあう
- 五 指相撲と腕相撲でふれあう
- 六 ○○名人でふれあう
- 七 くすぐりっこでふれあう
- 八 自分のよいところクイズでふれあう
- 九 友達のよいところクイズでふれあう
- 十 「お友達で一句」でふれあう
- 十一 「ことわざ・ひょうごコーナー」でふれあう
- 十二 「三点セット」でふれあう
- 十三 怖い話でふれあう
- 十四 歯磨きチェック後にふれあう
- 十五 あいことばでふれあう
- 十六 本を借りた子とふれあう
- 十七 お風呂スノコでふれあう
- 十八 一週間の予定黒板でふれあう
- 十九 カレンダーでふれあう
- 二十 班ノートでふれあう
- 二十一 一本締めでふれあう
- 二十二 並ばせ方でふれあう
- 二十三 自分のサインでふれあう
- 二十四 ミニ賞状でふれあう
- X 行事・イベントでふれあう
- 一 学級開きはめあてとやくそくでふれあう
- 二 弁当の日にふれあう
- 三 遠足でふれあう
- 四 花丸十個でふれあう
- 五 プチパーティーでふれあう
- 六 学期末イベント(ゲーム+パーティー)でふれあう
- 七 思い出でふれあう
- 八 往復はがきでふれあう
- 九 夏休みの思い出でふれあう
- 十 誕生日にふれあう
- Y 保護者とふれあう
- 一 家庭訪問でふれあう
- 二 電話でふれあう
- 三 学級通信でふれあう
- 四 連絡帳でふれあう
- 五 期末面談でふれあう
- 六 親子レクでふれあう
- Z ふれあうとは
- ふれあうとは
- あとがき
まえがき
ふれあいのあるクラスがある。
どの子もニコニコしていて先生の周りに集まり、我先にと話をしに来る。
子ども達がのびやかである。
子ども達が楽しそうである。
ふれあいのあるクラスは教師も明るい。子どもも明るい。笑い声が絶えない。
何かをする時は、集中して行なう。
真剣に行なう。緊張感がある。しかし、それが終われば、また和やかな雰囲気になる。
ふれあいのないクラスがある。
子ども達の顔がこわばっている。
子ども達がどこかぎこちない。
子ども達の中に差別がある。
ふれあいのないクラスはどこか暗い。
何かをする時も集中していない子がいる。さめている子がいる。
どこか真剣みがない。
あなたが保護者ならば、どちらの先生に受け持ってもらいたいだろうか。
本書は、私が今まで教室で実践した中から、これはというものを取り上げてまとめたものである。
今、子ども達はクラスとしての共同体の意識がないままバラバラな状態で学校に来ている。
今こそ、「ふれあいのあるクラス創り」を行ない、教師の力を集団の力へと転化させる時期である。
ふれあいのあるクラスからは伸びやかな、そして楽しい雰囲気が生まれ、人間関係においても学力においても向上が見られる。
これは、私が受け持った中で経験の多い低中学年の実践を中心によりよいものをまとめたものである。
各教室で役立てていただければ、幸いである。
この本が世のため、人のために役立てば、大変うれしい。
どの章からも見られるように構成してある。
関心のある項目から読み進めてほしい。
二〇〇五年七月四日(自分の四十五歳の誕生日に記す) /平藤 幸男
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- 明治図書