- はじめに
- T 子どもの自主的活動をめざす学級イベント
- U 子どもが生き生きと活動する第5学年のイベント
- 学級物語をつくろう
- 学級オリエンテーリングをしよう
- 楽しい給食会を開こう
- 紙飛行機大会をしよう
- スライムをつくろう
- アクセサリーをつくろう
- カードを作ろう
- 校内かくれんぼ大会をしよう
- 手作りおもちゃで遊ぼう
- ネイチャーゲームをしよう
- 信号鬼をしよう
- 水ロケット大会をしよう
- 忘年会をしよう
- はしつかみ大会をしよう
- 劇発表会をしよう
- テレホンカードババヌキをしよう
- V 子どもが生き生きと活動する第6学年のイベント
- 仮装大会を楽しもう
- 連想ゲームで頭を使おう
- 民芸風小物を作ろう
- もちつき大会をしよう
- 国名あて大会をしよう
- まんが作りをしよう
- キャラクター人形でボウリング大会
- グループ新聞コンテストをしよう
- 着衣水泳大会をしよう
- 草もちを作ろう
- ペットボトルで船・潜水艦を作ろう
- 似顔はやがきコンクールをしよう
- 百人一首大会をしよう
- バードウォッチング会をしよう
- 野草調べをしよう
- 俳句大会をしよう
- お別れ給食会をしよう
- 中学生のお話を聞く会をしよう
- 手うちソバ(うどん)大会を成功させよう
- W 全校で行うイベント
- クリーン大作戦で町をきれいに
- 国際理解集会に参加しよう
はじめに
あいも変わらず、いじめが報告されています。不登校の子どもも、どんどん増えています。なぜ、こうなるのでしょうか。
理由はいろいろと言われていますが、いっこうに改善されません。なぜでしょうか。言われている理由があたっていないことと、現場の改善が進んでいないからです。
では、いじめや不登校をなくすにはどうしたらいいのでしょう。
一つは、先生方の指導がすみずみまで行き届くことです。多忙な中で困難をともないますが、全力で子どもと共にあるように努力することです。
二つめは、子どもが、学校が楽しいと感じるような指導をすることです。「勉強がわかって楽しい。」「先生や友達に褒められてうれしい。」「司会ができてよかった。」と、喜びが持てるようにすることです。学校が楽しければ、学校に行かない子どもはいないはずです。
三つめは、つまらぬ制約から子どもを解き放つことです。そうすれば活気が生まれます。子どもに活力があれば、陰湿さはなくなります。学級が暗いと陰ができ、いじめが生まれます。
本書は、そんな観点から、学校や学級で行える楽しいイベントを特集しました。
このイベント集では、特別活動の時間に扱うものと、いつでも、どこでも自由に実施できるものを考えました。へたでも、まどろっこしくても、できるだけ子どもにやらせてください。
イベントは、がんじがらめの制約のなかから、子どもをときほぐす糸口になります。自由な発想を加え、ゆとりある時間の運用を考えて、実践してください。必ず、子どもたちの変容を見ることができます。
東京都学級教育研究会顧問 /中嶋 公喜
東京都学級教育研究会会長・東京都港区立御成門小学校長 /加藤 八郎
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