- はじめに
- 1.保護者とのかかわり
- ・高学年保護者会の話題とアイデア
- ・目的に応じた保護者会の設営
- ・PTA役員や地域役員とのかかわり
- ・高学年の学級通信のアイデア
- ・評定などの説明責任
- ・上手な面談の仕方
- ・総合的な学習に参加していただく
- 2.教室の環境整備
- ・高学年の子ども接し方
- ・公平で美しい掲示
- ・自主的な教室の清掃の工夫
- ・子どもがつくる壁画
- ・楽しい壁新聞のアイデア
- ・背面黒板の活用と掲示の仕方,はずし方
- ・教科別の壁面づくり
- ・卒業まえの壁面構成
- ・保護者への話気を付けて
- 3.児童会活動,クラブ活動の取り組み方
- ・特別活動
- ・児童会活動
- ・クラブ活動
- 4.コンピュータを活用しよう
- ・コンピュータのいろいろな活用
- ・学習にインターネットを活用しよう
- 5.今の子どもの生活と学習のしつけ
- 5年生の学習に関すること
- ・計画的に課題を追求するために
- ・専科の授業を受ける
- ・進んで取り組む総合的な学習
- ・クラブや委員会活動をリードする
- 5年生の生活に関すること
- ・身だしなみ,服装,もち物
- ・塾,習いごと
- ・地域行事に参加
- ・公共の場所でのマナー
- 6年生の学習に関すること
- ・自分で課題を設定し,研究する
- ・グループ学習に積極的に参加
- ・得意教科を伸ばし,不得意教科をなくす
- ・6年間の学習のおさらい
- 6年生の生活に関すること
- ・ボランティア活動に取り組む
- ・いじめ,仲間はずしに対して
- ・異年齢の子どもたちと遊ぶ
- ・異文化と交流する
- 6.学力向上のためのアイデア
- ・ディベートによる筋道を立てた話し方
- ・自分の願いを実現し,自己責任の自覚
- ・子どもが,自ら課題を発見する
- 7. 行事に参加してクラスの結束を高める
- ・学校の花壇づくり(5年生)
- ・他校との交流試合(6年生)
- 8.英語に親しもう
- ・英語活動を楽しみます
- ・英語劇をします
- ・ALTと一緒に交流します
- 9. ゲストティ−チャ−を迎えて
- ・校医さんをゲストティーチャーに
- ・地域の歴史を知る方をゲストティーチャーに
- 10.ボランティア活動に参加しよう
- ボランティアとは何だろう
- 高学年にどんなことができるか考えさせます
- ・身近な人にかかわること
- ・物にかかわること
- ・お金にかかわること
- ・地球環境にかかわること
- 11.こんな子どもをどう指導する?
- ・イライラしている子
- ・暴力を振るう子
- ・万引きをする子
- ・自己主張の強い子
- ・小さい子の面倒をみない子
- ・時間が守れない子
- ・メールに熱中している子
- ・基本的生活習慣が乱れた子
- ・口先は達者で実行力のない子
- ・被害者意識の強い子
- ・協調性に欠ける子
- 12.障害のある子どもとともに
- ・交流の段取りを考える
- ・仲よく交流する
- 13.研究授業,公開授業
- ・研究授業の目的,成果を把握
- ・研究授業の準備の仕方を理解
- ・研究授業中の児童への配慮
- ・公開授業の目的や成果を理解
- ・公開授業で準備が必要なこと
- 14.「心のノート」を活用しよう
- ・子どもの心をはぐくむ「心のノート」
- ・「心のノート」は,こんなノート
- 人間として大切にして欲しいこと
- ・「心のノート」活用のQ&A
- ・「心のノート」を活用した道徳授業
- ・総合的な学習での活用
- ・「心のノート」で家庭などとの連携
- ◆セーフティ教室
- セーフティ教室の目的
- セーフティ教室の計画を立てる
- ・学校,保護者,地域の方,関係機関(警察署)の方との意見交換会
はじめに
◎ 小学校教育をとりまく環境が,激変しています。
◎ 日ごとに,新しい変化と,改革の波がおしよせ,先の見通しもつかない状況になっています。
◎ 英語教育の導入,ゆとり削減,2学期制への移行,スーパー教師の導入,6・3制の見直し,教員公募制の導入,教員免許の更新制,教育行政権の地方移転,教育基本法の改定などなど,「いったい,この先どうなるの?」と,不安がつのります。
◎ 加えて,児童にかかわる事件は多発し,現場の混乱に拍車をかけています。
◎ こんなとき,わたしたち教師は,何をよりどころにすれば,よいのでしょうか?
◎ それは,ただ一つ。
◎ 教師としての力量と信念を身に付けることです。
◎ どんなに時代が移り教育の内容が変わっても,現場の根本は変わりません。
◎ 「子どもを愛し,子どものために一身を捧げる」それが,使命です。
◎ 力量を備え,子どもへの愛に根ざした教育の実行者であれば,何がどう変わっても,恐れることはありません。
◎ そのため,本書は,先生方に新しい力量の形成と信念を培うための材料を提供し,「児童への対処法や考え方」「指導の技術,環境の設定」などを,イラストも交えて,具体的にご案内いたしました。
◎ ここにあるようなきめ細かな指導一つ一つの積み重ねによって児童が光り輝きます。
◎ それが,ひいては,教師の信頼につながり,さらに,学級の教育が前進いたします。
◎ 本書を参考にされ,ますます立派な教師を目指し,ちからと技量の習得に精進されますよう祈念いたします。
2005年3月
東京都学級教育研究会 名誉 /中嶋 公喜
同 会長 東京都墨田区立中和小学校長/ 菊地 英
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