学級通信で親を味方につけるアイデア 小学5年生

学級通信で親を味方につけるアイデア 小学5年生

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学級通信の書き方、書く時の配慮事項からサンプルまで収録

保護者を味方にする4月の学級通信、魅力ある授業の描写で子どもを励まし保護者を味方にする。特に保護者も知りたい子どもが伸びる学習法、さらに成功体験、クラスのドラマ、子どもの成長がわかる通信を書く。保護者が絶対見る情報満載の学級通信例などを掲載。


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ISBN:
978-4-18-281516-4
ジャンル:
学級経営
刊行:
対象:
小学校
仕様:
B5判 112頁
状態:
絶版
出荷:
復刊次第

もくじ

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まえがき /岡田 健治
まえがき /小林 幸雄
第T章 保護者を味方にする4月の学級通信
5年2組 学級通信アロエNo.1  アロエ?
5年2組 学級通信大空にNo.1  はじめまして よろしくお願いします
5年2組 学級通信いぶきNo.2  このクラスはすごい!
5年2組 学級通信いぶきNo.3  学級の組織作り
5年2組 学級通信CHALLENGENo.1  みんなでのびよう,5年生
5年2組 学級通信大空にNo.8  「算数がわかる」ということ
5年2組 学級通信わららかNo.3  算数,授業開きの様子
第U章 魅力ある授業の描写で,子どもを励まし,保護者を味方にする学級通信
5年2組 学級通信Go!Go!5!No.6  指名なし討論
5年2組 学級通信こころいきNo.5  何と数えるのかな?
5年2組 学級通信いぶきNo.6  ザ☆ドッジボール 授業1コマシリーズ〜体育〜
5年2組 学級通信いぶきNo.9  おみごと42種類 授業1コマシリーズ〜社会〜
5年2組 学級通信いぶきNo.10  楸?
5年2組 学級通信いぶきNo.40  評論文もどき(日記の紹介から)
5年2組 学級通信いぶきNo.70  環境の授業 その1
5年2組 学級通信いぶきNo.71  環境の授業 その2
第V章 保護者も知りたい,子どもが伸びる学習法
5年2組 学級通信わららかNo.6  ノートが丁寧に書ける人は東大合格?
5年2組 学級通信わららかNo.7  筆箱の中身をご存知ですか?
5年2組 学級通信いぶきNo.31  テストは100点とれるようにできている
5年2組 学級通信いぶきNo.34  漢字を覚えるということ
5年2組 学級通信前進No.37  日記について
第W章 成功体験・クラスのドラマ「子どもの成長がわかる!」「子どもが家でほめられる!」
5年2組 学級通信いぶきNo.25  25m完泳
5年2組 学級通信CHALLENGENo.2  めざせ! けん玉名人
5年2組 学級通信CHALLENGENo.11  後期の委員会紹介
5年2組 学級通信わららかNo.16  北条小学校との交流会,無事終了!
5年2組 学級通信わららかNo.19  1学期,特にがんばったこと ベスト3
5年2組 学級通信わららかNo.24  運動会練習
5年2組 学級通信わららかNo.29  学習発表会せまる!
5年2組 学級通信わららかNo.43  百人一首大会に向けて!
5年2組 学級通信わららかNo.47  同じ舞台に立つこと〜百人一首大会に参加しておもったこと〜
5年2組 学級通信CHALLENGENo.25  学習発表会(参観日)にむけて
5年2組 学級通信谷川村No.11  係活動,がんばっています
第X章 保護者が絶対見る情報満載の学級通信例
5年2組 学級通信いぶきNo.10  討論が,かみあってきました
5年2組 学級通信いぶきNo.15  糸瓜(へちま)の由来
5年2組 学級通信星雲No.10  もうすぐ運動会
5年2組 学級通信CHALLENGENo.10  市内学童陸上記録会を終えて
第Y章 子どもの成長を紹介し,さらなる成長を願う学級通信例82
5年2組 学級通信いぶきNo.72  最後の文章指導
5年2組 学級通信いぶきNo.74  ブレイクしてきた!!!
5年2組 学級通信いぶきNo.75  日記の紹介
5年2組 学級通信いぶきNo.83  最後の授業(国語)
5年2組 学級通信いぶきNo.84  最後の授業(国語)の続き
5年2組 学級通信星雲No.25  1年間,ありがとうございました
第Z章 早い! 簡単! キレイ! しかも読みやすい通信を作る仕事術96
サンプル@ すぐ使える! 学級通信タイトル集
サンプルA 悪い例
サンプルB 良い例
サンプルC これはまずいよ通信
あとがき /川中 朋子

まえがき

 学級通信で親を味方につけるには,どのようにすればよいのだろうか。

 私は,


  学級通信には,子どもの事実を書く。


ということが極めて重要であると考えている。

 こんなことは,当たり前だ。当たり前のことだが,これが,結構難しい。

 無意識のうちに,教師の見栄が,文章の中に入ってしまうことがあるのだ。

 たとえば,「授業中,活発な討論が続いた」と書くことは実に簡単であるが,実際に,これを行うことは,容易なことではない。また,「どの子も熱中していた」ともすぐ書けるが,実際にそのような状態を持続することは,結構難しい。

 良いことを書こうとして,見栄をはらないことが大切だ。

 教師が,学級通信で親を味方につけるには,子どもの事実のみを忠実に示すべきなのである。いくらうまいことを書いても,子どもの事実と異なっていれば,親は教師を信用しない。親は,子どもの事実のみを見ているのだ。

 1学期の終業式が終わって,子どもたちが下校した後に,「真っ黒に日焼けした子どもたちが,登校してきました。学校に子どもたちの元気な声が戻ってきました」等と,2学期の始業式に渡す学級通信を書いている教師もいる。しかし,これは,ダメだ。

 向山洋一氏(TOSS代表)は,『教師の才能を伸ばす――京浜教育サークルの秘密』(明治図書)で,


  理念で教育を語ろうとする人がいる。こうあるべきだということを前提にするのである。しかし,教師は子どもを日々預かっているのである。その教育がどうであったか,子どもがどうなったかということこそ判断行為の基準にすべきだ。「思い」で教育を語るのではなく「事実」で教育を語るべきなのである。「事実」を見る目をきたえていくことだ。

  「事実」を「正確に」「分析的に」見られるというのは,プロの目を持っている人だけに可能なのである。


と述べている。

 子どもの事実のみを正確に,しかも分析的に,忠実に描写すること。これこそが,学級通信で親を味方につける最高の方法なのである。

 それでは,どのようにして,子どもの事実を描写したらよいのだろうか。

 最近,若い先生方から,「学級通信を出したいけれど,書くことが思いつきません。どんなことを書いたらよいのでしょうか」といった相談をよく受ける。

 「事実のみを書くべし」と言われても,すぐには,筆が進まないだろう。

 なるほど,パソコンを前に,いくら悩んでも,具体的なサンプルがなければ,イメージが湧かないのは,無理からぬことである。

 本書は,そんな悩みを解決してくれるはずである。

 本書には,「学級通信で親を味方につけるアイデア」が満載されている。

 各章には,学級通信の書き方や書く時の配慮事項を示し,かつ,サンプルの学級通信を多数収録している。

 サンプルの学級通信は,ベテラン教師・中堅教師・青年教師が,実際に発行したものを忠実に再現している。

 ただし,個人情報の保護等に配慮して,加工している点はお許しいただきたい。また,昨今,学級通信も学校発の文書として,校長決裁となっている。そっくりそのままの学級通信を出版するには,障害が多すぎることは,ご理解いただけると思う。

 したがって,学級通信名,学校名,児童氏名や行事予定等も架空のものとしているので,あらかじめご了承いただきたい。

 教師の仕事は,子どもの可能性を信じ,可能性を引き出すために努力を重ねることである。

 ぜひ,本書を参考にして,教室での子どもの事実を学級通信で親に示していただきたい。親は,すぐに,そんな誠実な教師の味方になる。

 本書が,1人でも多くの子どもの可能性を引き出すことにつながれば,幸いである。


   /岡田 健治

著者紹介

川中 朋子(かわなか ともこ)著書を検索»

岡山県生まれ

岡山大学教育学部卒業

岡山県総社市立総社東小学校教諭

TOSS作州教育サークル

法則化吉備総社教育サークル代表

岡田 健治(おかだ けんじ)著書を検索»

1958年岡山県生まれ

北海道教育大学教育学部卒業

岡山県美作市立勝田小学校教諭

TOSS作州教育サークル副代表 向山洋一五番弟子

向山洋一教育実践原理原則研究会事務局センター代表

小林 幸雄(こばやし ゆきお)著書を検索»

1958年岡山県生まれ

岡山大学教育学部卒業

岡山県津山市立佐良山小学校教諭

TOSS作州教育サークル代表 向山洋一六番弟子

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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      明治図書
    • 学級通信を毎年100号を目標に書いています。本の中の文をいくつか、そのまま使わせていただきました。実用的な本です。ありがとうございます。
      2019/9/23まさる

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