- まえがき
- T 「授業中の言葉かけ」がなぜ必要か
- 1 「授業中の言葉かけ」の定義
- 2 「言葉かけ」が必要な理由
- 3 本書で明らかにしたい部分
- 4 高学年の子どもたちの特徴
- 5 「言葉かけ」の心得
- 進むべき方向を明らかにする/ 存在感を与える
- 6 ゆとりを持つ
- U 授業中 タイプ別・気になる子への「言葉かけ」
- 1 落ち着きがない子
- 飽きっぽい・認めてもらいたいという気持ちが強い/ 積極性を高く評価する/ こんな言葉を
- 2 ぶつぶつと文句ばかり言う子
- 受け入れられていないという思いが強い/ 挑発に乗らない/ こんな言葉を
- 3 作業が雑な子
- 整った形式に沿って書けない/ マスからはみださない・定規を使う・余白を残す/ こんな言葉を
- 4 ほとんど口を開かない子
- 発言することに強い抵抗感を持っている/ 徐々に抵抗を取り除く/ こんな言葉を
- 5 発表できるのにしない子
- 間違いを恐れている/ 発表の良さ、必要性を感じさせる/ こんな言葉を
- 6 ひらがなばかりで文章を書く子
- 漢字の力がない・書く機会が少ない・作業が雑/ こんな言葉を
- 7 もうできてしまったと遊び出す子
- 一斉授業のペースにあわない/ かかわりをつくりだす/ こんな言葉を
- 8 理解に時間がかかる子
- 一斉授業のペースについていけない/ わずかな伸びを見つける/ こんな言葉を
- V 授業中の評価活動
- ―子どもを励ます「言葉かけ」
- 一 国語の授業・子どもを励ます「言葉かけ」
- 1 主題を考える学習
- もう少しで名言ができあがるよ
- 2 クライマックスの学習
- Bさんも物語の千枝子と同じ主役だね
- 3 説明文の要約の学習
- 合格まであと二点です
- 4 問いと答えの対応を検討する学習
- 答え方は算数も説明文も同じだよ
- 5 問題づくりの学習
- 先生のよりいい問題ができたね
- 二 社会の授業・子どもを励ます「言葉かけ」
- 1 資料を分析的に読み取ることができる
- どれもおもしろい考えだね/ 何が見える?/ 「〜ではないか」と説明しているところがすばらしい/ この絵の時代のポイントがかなり見えてきましたね/ これは、先生も気がつかなかった/ この資料は難しいね/ 今まで学習したことを、資料と結びつけて書けているね
- 2 資料を探し出す
- 調べる姿勢がすばらしい/ よくさがしましたね/ 教科書や資料集から見つけて考えるから、すごい発表になったね/ 証拠があるということは、考えが強くなりますね/ 資料を探し出して説明すると、説得力がありますね
- 3 自分の生活に引っ張って考えることができる
- 自分たちの生活と比べたんだね/ あなたの家はどうですか/ 自分たちの生活に関係することから、考えましたね/ 身の周りに、歴史と関係することがたくさん散らばっています
- 三 算数の授業・子どもを励ます「言葉かけ」
- 1 授業の進行を子どもたちに委ねる
- 2 子どもが意見を自由に表に出せるクラスづくり
- 3 考える力を育てる
- 4 問題を発展させていく力をつける
- 5 情報処理能力を高める
- 6 人の考えを想像する力をつける
- 7 誤答は授業の宝
- 8 最後に
- 四 理科の授業・子どもを励ます「言葉かけ」
- 1 体験させる
- 2 体験を増やす
- 3 体験を広げる
- 4 一人の体験をクラスに広げる
- 5 体験をまとめる
- 6 女の子も理科がすき
- 五 音楽の授業・子どもを励ます「言葉かけ」
- 1 音楽においてつけさせたい力
- 2 安心させる
- 3 自信をつけさせる
- 4 自己評価させる
- 5 緊張感を与える
- 六 図工の授業・子どもを励ます「言葉かけ」
- 1 子どもの不安をとりのぞく
- いいねえ/ 大丈夫、手伝ってあげる
- 2 最後にほめて終わる
- Aさんがんばったね
- 3 コメントは評価である
- よくまぜてぬれました
- 七 体育の授業・子どもを励ます「言葉かけ」
- 1 テンポよくけなしてほめる マット運動
- 2 一生懸命が美しい 組体操
- 3 クラスに勢いをつける とび箱運動
- 4 体を密着させた 水泳指導
- 5 失敗したときにかける言葉 リレー
- W 授業中のつまずきを生かす「言葉かけ」
- 1 発想の転換とプラス思考
- 2 算数の時間、まちがえてしまった
- 3 説明が途中でできなくなってしまった
- 4 漢字で二十点しかとれない
- 5 二重とびなんかしたくない
- 6 スピーチができない
- 7 「つまずいている子」への言葉かけの原則
- あとがき
-
- 明治図書