- まえがき
- 第1章 はじめての国語の授業づくり10のポイント
- 1 国語科授業を確かめよう
- 2 「伝え合う力」を育成しよう
- 3 国語科における「主体的・対話的で深い学び」を確かめよう
- 4 「対話的な学び」を工夫しよう
- 5 「深い学び」のために教材研究を工夫しよう
- 6 言語活動を工夫しよう
- 7 単元計画を工夫しよう
- 8 一単位時間を工夫しよう
- 9 音読活動を充実させよう
- 10 学習ノートを工夫しよう
- 第2章 学年別・文学教材の指導アイデア
- 教材別授業アイデアに関して
- 1 第一学年「たぬきの糸車」 「たぬきの糸車」の続きを考えよう
- 2 第二学年「かさこじぞう」 語り手になろう
- 3 低学年「お手紙」 「がまくんとかえるくん」クイズをつくろう
- 4 第三学年「わすれられないおくりもの」 人物相関図をつくろう
- 5 第四学年「白いぼうし」 読書散歩『車のいろは空のいろ』の世界を散策しよう
- 6 第四学年「ごんぎつね」 「わたしのごん」~自分が想像した挿絵を選ぼう
- 7 第五学年「大造じいさんとガン」 情景描写から読みを深める
- 8 第六学年「川とノリオ」 歌物語をつくろう
- 参考文献・あわせて読みたい文献一覧
- 資料 教科の目標、各学年の目標及び内容の系統表(小・中学校国語科)
まえがき
国語の授業は、何を教えるのかわからない。
国語の授業は、どう指導すればいいかわからない。
国語の授業に対してよく言われることです。
教えることがわからないのは、指導内容がわからないからです。国語科の指導内容は、学習指導要領の指導事項と捉えることができます。どう指導すればいいかわからないのは、指導方法がわからないからです。国語科の指導方法は、言語活動と捉えることができます。指導内容を焦点化し、指導事項に適した言語活動を準備することが授業づくりの第一歩になります。
第1章では、国語科の指導内容について、学習指導要領をもとにした国語の授業づくりのポイントを紹介します。
第2章では、言語活動アイデア例を紹介します。授業づくりがイメージできるような有名教材をもとに教師も児童も意欲的に取り組めるような言語活動を設定しました。
授業づくりでは、目の前の子どもたちの想いを大切にしてください。そして、先生も子どもたちも国語を楽しんでください。本書が、授業づくりの第一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。
/井上 善弘
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- 明治図書