- 言語の基礎能力を育てる「楽しく学ぶ『話し方・聞き方』ワーク」の特色
- 「楽しく学ぶ『話し方・聞き方』ワーク」の特徴
- 6年生の「話すこと・聞くこと」指導のポイント
- 楽しく学ぶ 「6年生の話し方ワーク」
- 1 新入生歓迎のスピーチ、何を話そうか?
- 2 友達のよいところをほめながら、応えん演説をしよう
- 3 上手に敬語を使って、○○先生に○○をたのもう!
- 4 児童朝会の中での委員会からのお知らせ、どんな工夫で話せばいいの
- 5 ようこそ、○○さん、私たちの学校は・・・です。
- 6 スピーチワーク(話の構成を工夫して話そう)
- 1 最上級生の六年生になって─こんな六年生に─
- 2 私をはげましてくれたあの日の友達の ひとこと
- 3 大人になった自分へ声のアルバムを残そう
- 4 心に残った一冊の本、読んでみませんか?
- 5 私の主張─新聞記事を読んで─
- 6 お国自まん─私の住む町─
- 7 私のコマーシャル─自分を語る─
- 8 ニュースキャスターになって─私たちの地球を考える─
- 9 六年間の思い出をこめて○○に贈るメッセージを
- 10 こんな中学生になりたい
- 楽しく学ぶ「6年生の話し方ワーク」◇書き込み例
- 楽しく学ぶ 「6年生の聞き方ワーク」
- 1 全校朝会での○○先生のお話をまとめましょう
- 2 大事なことを落とさずにメモしよう(帰りの会での先生からのお話)
- 3 大事なことを落とさずにメモしよう(友達のスピーチ)
- 4 クラスへの○○先生のメッセージを聞いて、友達に正確に伝えましょう
- 5 がんばろう! 立候補演説(こんな学校に!)/ がんばろう! 立候補演説(友達の演説を聞いて)
- 6 名リポーターになって○○さんの話を聞こう
- 7 町の○○名人にインタビューしましょう
- インタビューヒントカード
- 8 グループで「ことばの連想ゲーム」を楽しもう
- 楽しく学ぶ「6年生の聞き方ワーク」◇書き込み例
- 楽しく学ぶ 「6年生の話し合いワーク」
- 1 対話を楽しもう(同じ意見の人と二人組になって)/ 対話を楽しもう(ちがう意見の人と二人組になって)/ 二人組で対話を楽しむための「対話わくわくカード」/ 二人組で対話を楽しんだ後の「ありがとうカード」
- 2 テーマを決めて、話し合いましょう(グループで)
- 話し合いヒントカード
- 3 ○○会の議題について話し合いましょう(学級のみんなで)
- 4 資料を使って(我が町の)環境について話し合いましょう(学級のみんなで)
- 5 パネルディスカッションをしましょう
- テーマを決めてパネルディスカッションをしましょう
- 6 よく知ってディベートにチャレンジしましょう
- クラスの友達と協力してディベートを楽しみましょう
- 7 子どもサミットを開こう「こんな町にしたい!」
- 楽しく学ぶ「6年生の話し合いワーク」◇書き込み例
言語の基礎的能力を育てる「楽しく学ぶ『話し方・聞き方』ワーク」の特色
自己学習力とは、学び方を「言語行動」(ワーク)で獲得するものである
新しい学習指導要領の目標には、「国語を適切に表現し正確に理解する能力を育成し、伝え合う力を高める……」と提示されています。この文言で「表現能力」を重視する方向であることがよく分かります。これからの国語教育においては「表現・行動」する力を育てることが優先されます。また、総括目標に「伝え合う力を高める」という「活動」を明記したことも、今回の学習指導要領の特徴であるといえます。
日常生活においても、文字言語活動より「話す・聞く活動」の機会や場面が多く、「伝え合う活動」すなわち「コミュニケーション活動」は、情報化社会に生きていくためには極めて重要な国語能力であり、その指導を徹底する必要があります。
「話し方・聞き方ワーク」は、まさに表現・行動活動重視の教育を具体化した学習書です。
ワークとは、働く・作る・仕事等を意味します。学習者が主体的な言語行動を通して技能や能力を獲得していく行動学習です。
単なるワークでなく、アクション的な性格の学習に発展させたいものです。つまり、学習者主体、言語行動主体の学習書をめざしたいものです。学習者が楽しく学ぶためには、遊び感覚を取り入れることも大切です。つまり、活動があっても基礎・基本が定着しないような、単なる遊びではなく、学習者が楽しく生き生きと言語行動する過程で、確実に「話す・聞く能力」を、繰り返し学習で獲得していく このような学習法を開発しない限り、話す・聞く指導の進展はないものと考えます。
本ワークシートは、以上の基本理念と実践理論に基づいて作成しました。
学習者一人一人が「生きて働く話す・聞く力」が獲得される学習法です。
ぜひご活用いただき、その成果を共に喜び合いたいものです。
監修 中京女子大学名誉教授 /瀬川 榮志
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- 明治図書