- まえがき
- 教材研究を楽しめていますか?
- 1章 道徳科の教材研究とは?
- 01 教材研究は脳内会議
- 02 指導書からの脱却
- 03 レールに乗せてしまう問題
- 04 子どもの意見広がりすぎ問題
- 05 教材研究は授業力のレベルアップにつながる
- 06 学習指導要領解説を使いこなす
- 07 共同教材研究〜研修からの気づき〜
- Column1 GIGA端末と道徳と私
- 2章 教材研究8STEP
- 01 教材研究8STEP
- 02 STEP1 教材を読む
- 03 STEP2 内容項目のイメージを広げる
- 04 STEP3 ねらいを定める
- 05 STEP4 発問を考える
- 06 STEP5 問い返し発問を考える
- 07 STEP6 学習活動を組み込む
- 08 STEP7 板書計画を立てる
- 09 STEP8 導入・終末を考える
- Column2 常に進化し続ける
- 3章 教材研究ポイント解説
- 01 ノートの見方について
- 02 A 善悪の判断,自律,自由と責任「さち子のえがお」
- 03 A 善悪の判断,自律,自由と責任「うばわれた自由」
- 04 A 正直,誠実「手品師」
- 05 B 親切,思いやり「はしのうえのおおかみ」(リメイク)
- 06 B 礼儀「フィンガーボール」
- 07 B 友情,信頼「二わのことり」
- 08 B 友情,信頼「ロレンゾの友達」
- 09 C 公正,公平,社会正義「名前のない手紙」
- 10 C 伝統と文化の尊重,国や郷土を愛する態度「天下の名城をよみがえらせる ー姫路城ー」
- 11 C 国際理解,国際親善「ペルーは泣いている」
- 12 D 生命の尊さ「命のアサガオ」
- 13 D よりよく生きる喜び「上を向いて歩こう」(歌詞から考える道徳)
- Column3 熟成させるとおいしくなる
- 4章 教材研究と実際の授業
- 01 D 感動,畏敬の念「花さき山」教科書教材からもう一工夫する「クロスオーバー型」の実践
- 02 A 個性の伸長「りんごがたべたいねずみくん」絵本を用いた実践(「自作教材」のつくり方)
- あとがき
- 教材研究の腕を磨くには
まえがき
教材研究を楽しめていますか?
「道徳の教材研究」と聞くと何を思い浮かべるでしょうか。
「難しい」「やり方がわからない」「全て指導書の通りにやっている」という言葉が思い浮かんできた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実は,これは私の周りの人から聞こえてきた言葉です。前著『おもしろすぎて授業したくなる道徳図解』では,その悩みを解決するべく,授業方法の概要について述べました。
ありがたいことに,前著についてたくさんの反応をいただきました。
「授業をするのがおもしろくなりました」「授業のやり方が少しずつわかってきました」これらの言葉は本当に嬉しいです。この場を借りてお礼申し上げます。
ただ,次のような声も聞こえてきました。
「この間やった授業では,どの板書の型を当てはめればよかったかな」
この言葉を聞いたときに2つのことを思いました。
1つは,「板書の型を参考にしてくれてありがたい」ということです。私自身,板書には随分と悩まされており,その結果,生み出されたのが前著の8つの型でした。
どの型を使えば,子どもたちの思考が広がったり,深まったりするのだろうと試行錯誤していただくのは嬉しいことですし,そこから新しい板書が生まれるとなるとワクワクします。
もう1つ思ったのが,「型に当てはめる方法を伝えるだけでよいのか」ということです。
確かに,型に当てはめると授業づくりはできるかもしれません。ですが,「このねらいに対してこの型を使った」ということが語れるようにならないと授業づくりの本質をつかんでいるとは言い難いのです。
本書では,教材研究の在り方を探ったり,教材研究の流れをお伝えしたりすることを通して「授業を自分の手で1からつくれる」「目の前の子の実態に合った授業をつくれる」「授業づくりの本質をつかむ」というところを目指しています。
1章「道徳科の教材研究とは?」では,そもそも道徳の教材研究では「どのようなことをすればよいのか」「どのように考えればよいのか」について考えていきます。
2章「教材研究8STEP」では,教材研究を行うときの手順を8つのSTEPに分けて解説していきます。
3章「教材研究ポイント解説」では,実際に教材研究したもののポイントを内容項目ごとに紹介していきます。
4章「教材研究と実際の授業」では,2つの教材について,目の前の子の実態に合うように教材研究を突き詰めたら,どんな授業になったかということも含めて詳しく見ていきます。
するめが噛めば噛むほどおいしくなるように,カレーが煮込めば煮込むほどおいしくなるように,教材研究はやりこめばやりこむほど,楽しくなっていきます。
本書を読み終える頃には,「早く教材研究したい」「教材研究っておもしろい」と感じてもらえれば幸いです。
/森岡 健太
どんな風にしているのか、どうすれば良いのか、なぜそうするのかの具体例があり、力とやる気をもらえる、手元に置いておきたい1冊です。
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