系統的な言語活動で鍛える!
活用力を育てる国語ワークシート集 中学年編

系統的な言語活動で鍛える!活用力を育てる国語ワークシート集 中学年編

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国語で身につけたい活用力&指導法のすべてがわかる1冊!

国語で重視される言語活動を通して、話す聞く・書く・読む・伝統の領域別に活用する力をつける教材集。中学年編には「グラフを読み取って話し合おう」「旅行の楽しさを伝えよう」「物語の帯作りをしよう」などすぐに使える補充・発展教材を多数紹介しています!


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ISBN:
978-4-18-386116-0
ジャンル:
国語
刊行:
対象:
小学校
仕様:
B5判 112頁
状態:
絶版
出荷:
復刊次第

もくじ

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まえがき
T章 活用する力を育てる国語科授業づくり
[1] 国語科における活用する力とは
1 PISA調査から見える活
2 全国学力・学習状況調査から見える活用
3 新学習指導要領・国語における活用
[2] 学校全体における国語力向上に向けて
1 研修の充実――問題を解くことと国語力向上のためのプランづくり
2 言語生活を耕す継続的な取り組みと教育課程の工夫
3 国語科と各教科の関連
U章 3・4学年のワークシート
1 ワークシートの使い方
2 領域、指導事項(習得)と言語活動例(活用)の相関とワークの割り振り
ワークシート例
[T] 司会上手・てい案上手になろう
[U] 紙しばいを作ろう
I・II正答例・解説
*話聞*
[1] 発表台本を作ろう
[2] 「明かりがつくわけ」を説明しよう
[3] 分かりやすいスピーチをしよう
[4] 発表会をしよう
[5] 新聞記事を読もう
[6] 写真を見て、花の特ちょうを話し合おう
[7] グラフを読み取って話し合おう
[8] 学級で話し合おう
[9] インタビュー名人になろう
[10] 話し合いに参加しよう
*書く*
[11] 学校しょうかいポスターを作ろう
[12] 旅行の楽しさを伝えよう
[13] 「研究レポート」を書こう
[14] 「ほう告文」を書こう
[15] 調べたことをまとめてみよう
[16] 作り方を教えてあげよう
[17] 物語を作ろう
[18] お話を書こう
[19] 詩の続きを作ろう
[20] 物語を完成させよう
[21] 案内じょうを書こう
[22] ゲストティーチャーへの手紙を書こう
[23] 観察記録文を書こう
*読む*
[24] 二つの考え方をくらべてみよう
[25] ふさわしいまとめを考えよう
[26] 物語を変身させよう
[27] 物語の帯作りをしよう
[28] チラシをくらべよう
[29] グラフを説明した文章を読もう
*伝統*
[30] 組み立て方を考えよう
[31] ことわざを使おう
[32] ことわざを使って日記を書こう
V章 正答例・解説

まえがき

 春夏秋冬、美しい日本の風土に育つ子どもたちに、豊かな言語を育みたいと願っています。言葉を教え表現を磨くことも、説得力をもって論理的に伝えることも、情報を読み解き、自分なりの考えをまとめることも、日本語を使います。こうして、日本語を使って、感じたり考えたりしていることが、そのまま、感受性や思考力、判断力を育てていることにつながります。

 新学習指導要領では、特に言語活動が重視されています。習得・活用・探究といった、学力の道筋もはっきり示されました。それは、今まで学んだことを活用していくことや、主体性をもって考えを進めていくことが、子どもたちに弱かったことの反省から、焦点が当てられたものです。

 国語の学習を進めるとき、すぐれた文学作品に触れて、心を揺らしたり、詩作を通して自身を見つめたりすることと並行して、言語活動を通して活用の力をつけていくことは、今、重要な課題です。ただ、その学習方法が試行錯誤の状態で、拠り所を求めていることも事実です。そこで、系統的に段階を踏まえることや、偏ることなく力をつける方法として、このシリーズの編集を手がけました。

 本シリーズは、国語の授業や家庭学習で、活用する力をつけるための教材ワーク集です。低学年編・中学年編・高学年編の3分冊から構成されていて、本書はその1冊です。扱い方によっては、中学校でも活用できます。

 本書では、千葉大学教育学部教授の寺井正憲先生に、国語科における「活用する力」とは何か、どのように指導していくことが大切かを、わかりやすくまとめていただきました。そして、ワークシートは、どのページからでもコピーしてすぐに使うことができます。また、このワークシートをもとにして、指導者が応用していくヒントにもなります。本書をすべて学習すれば、新学習指導要領で求める国語科の「話すこと・聞くこと」「書くこと」「読むこと」「伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項」の目標達成の手がかりが得られると思います。

 日本中の子どもたちが、言葉の力を育み、知的で心優しく成長していくことを願ってやみません。

 本書の作成にあたり、千葉大学教育学部教授の寺井正憲先生には、丁寧なご指導をいただきました。また、岡崎市教育委員会教育長の江村力先生には、国語部への温かいご配慮をいただきました。厚く御礼申し上げます。


  平成22年8月

   岡崎市現職研修委員会国語部長 岡崎市立矢作東小学校長 /山田 禮子

著者紹介

寺井 正憲(てらい まさのり)著書を検索»

1959年、徳島県生まれ。筑波大学大学院博士課程教育学研究科単位取得退学。筑波大学附属小学校教諭を経て、現在千葉大学教授。全国的な学力調査の実施方法等に関する専門家検討会議委員、言語力育成協力者会議委員、小学校学習指導要領作成協力者などを務める。専門は、国語教育学。読むことの学習指導やコミュニケーション教育などをテーマに研究を進めている。

岡崎市現職研修委員会国語部著書を検索»

愛知県岡崎市小・中学校教師で、国語にかかわるもので組織している。市内66校の国語主任が中心となっている。国語科の実践研究と市の国語にかかわる各種行事の運営を行っている。毎年、文集『おかざき』を編集している。また、『子ども岡崎風土記』『おかざきのむかし話』などの編集を行っている。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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