- はじめに
- 本書の使い方
- 第1章 授業づくりのポイント
- 1 学習内容とポイント
- 2 主体的・対話的で深い学び・学び合いのポイント
- 3 社会が苦手な子どものための支援のポイント
- 第2章 365日の全授業 5年
- 1 わたしたちの国土 全20時間
- 世界の中の国土 全1+5時間
- 単元計画
- 導 入 地球ってどんなところ?
- 第1時 世界の大陸や海洋の位置関係
- 第2時 国旗にこめられた各国の思いとは
- 第3時 島国の日本と近隣諸国の関係
- 第4時 日本がかかえる領土問題とは
- 第5時 これからの領土問題についてどう考えるか
- 国土の地形の特色 全3時間
- 単元計画
- 第1時 国土の地形にはどのような特色があるのか
- 第2時 国土の山地や平地にはどのような特色があるのか
- 第3時 国土の特色や広がりをまとめよう
- 【選択】高い土地のくらし 全4時間
- 単元計画
- 第1時 高い土地のくらしに関心をもとう
- 第2時 キャベツづくりがさかんになった要因
- 第3時 高い土地でのキャベツづくりのくふう
- 第4時 高原の自然を生かした取り組み
- 国土の気候の特色 全3時間
- 単元計画
- 第1時 桜はいつ,さき始めるのか
- 第2時 なぜ日本海側にたくさんの雪が降るのか
- 第3時 日本の他の地域の気候には,どのような特色があるのか
- 【選択】寒い土地のくらし 全4時間
- 単元計画
- 第1時 もしも自分たちの町が寒い土地だったら
- 第2時 雪をどのように生かして生活しているのか
- 第3時 北海道の十勝地方では,どのように農業をしているのか
- 第4時 アイヌの文化とは,どのようなものか
- 2 わたしたちの生活と食料生産 全25時間
- くらしを支える食料生産 全1+4時間
- 単元計画
- 導 入 わたしたちはどんなものを食べているか
- 第1時 食べ物の主な産地はどこだろう
- 第2時 米,野菜,果物の主な産地はどこだろう
- 第3時 畜産物,水産物の主な産地はどこだろう
- 第4時 日本の主な食料生産地の特徴
- 米づくりのさかんな地域 全8時間
- 単元計画
- 第1時 米づくりのさかんな都道府県はどこだろう
- 第2時 米づくりのさかんな地域はどのようなところか
- 第3時 米づくりはどのように進めるのか
- 第4時 昔はどのように米づくりをしていたのか
- 第5時 米づくりにはだれが協力しているのか
- 第6時 米はどのようにして食卓にとどくのか
- 第7時 米づくり農家はどのような課題をかかえているのだろう
- 第8時 学習課題の答えを出そう
- 水産業のさかんな地域 全7時間
- 単元計画
- 第1時 「魚利」をさがせ! 食事から学習課題を見つけよう
- 第2時 「魚利」をさがせ! どうやって魚をとるのか
- 第3時 「魚利」をさがせ! どのように魚をとどけているのか
- 第4時 「魚利」をさがせ! 養しょくはよい職?
- 第5時 「魚利」をさがせ! かまぼこはどのように作るのか
- 第6時 「魚利」をさがせ! グラフとグラフを結びつけて,日本の水産業の課題を見つけよう
- 第7時 「魚利」をさがせ! 学習したことを整理してパワーポイントにまとめよう
- これからの食料生産とわたしたち 全5時間
- 単元計画
- 第1時 日本の食料生産にはどのような課題があるのだろうか
- 第2時 わたしたちの食生活は食料生産にどのような影響を与えているのか
- 第3時 食の安全・安心への取り組みにはどのようなものがあるだろうか
- 第4時 食料を安定して確保するためにはどうしたらよいのだろうか
- 第5時 これからの食料生産について考えよう
- 3 わたしたちの生活と工業生産 全21時間
- わたしたちのくらしや産業を支える工業生産 全1+3時間
- 単元計画
- 導 入 生活をよりよくしているものは何だろう
- 第1時 どのような工業製品がどこでつくられているのだろう
- 第2時 なぜ多くの工場が太平洋側に集まっているのだろう
- 第3時 工場はどのような場所に多くつくられるのだろう
- 自動車工業から見るわたしたちの未来 全7時間
- 単元計画
- 第1時 自動車工業について知ろう
- 第2時 どのようにたくさんの自動車を生産しているのだろう①
- 第3時 どのようにたくさんの自動車を生産しているのだろう②
- 第4時 どのようにたくさんの自動車は消費者に届けられるのだろう
- 第5時 消費者はどのような自動車を求めているのだろう
- 第6時 今の社会に必要な自動車を開発しよう
- 第7時 社会を変える自動車のポスターを作ろう
- 工業生産を支える輸送と貿易 全5時間
- 単元計画
- 第1時 「輸送」って何? 「貿易」って何?
- 第2時 工場でつくられた工業製品は,どのように運ばれているのか
- 第3時 日本は,どのようなものを輸入しているのか
- 第4時 日本は,どのようなものを輸出しているのか
- 第5時 単元名の意味を再考する
- これからの工業生産とわたしたち 全5時間
- 単元計画
- 第1時 日本の工業生産の中心は大工場? 中小工場?
- 第2時 北陸地方は,どのような工業生産をしているのか
- 第3時 「ものづくりのまち大田区」にある高い技術とは
- 第4時 日本の工業生産の課題は何か
- 第5時 日本の工業生産の課題を解決するためにはどうしたらよいか
- 4 情報化した社会と産業の発展 全15時間
- 情報産業とわたしたちのくらし 全1+5時間
- 単元計画
- 導 入 知りたい情報をどのように得ているか
- 第1時 ニュース番組では,どのような情報が放送されているのか
- 第2時 放送局の人々は,情報をどのように伝えているのか
- 第3時 ニュース番組をつくるために,どのように情報を集めているのか
- 第4時 集めた情報はどのようにまとめ,放送しているのか
- 第5時 情報は,わたしたちにどんな影響を与えるか
- 情報を生かす産業 全5時間
- 単元計画
- 第1時 コンビニエンスストアはどのような情報を生かしているのか
- 第2時 コンビニエンスストアの店長なら,どのような情報が欲しいか
- 第3時 コンビニエンスストアの情報の活用の仕方
- 第4時 情報の活用によるサービスの広がり
- 第5時 情報の伝達や活用について関係図にまとめる
- 情報を生かすわたしたち 全4時間
- 単元計画
- 第1時 情報に囲まれたわたしたちのくらしを見てみよう
- 第2時 情報活用(情報化社会)における長所と短所を比較しよう
- 第3時 情報の送受信について考える
- 第4時 情報の活用について話し合い,情報活用宣言書にまとめる
- 5 わたしたちの生活と環境 全18時間
- 自然災害を防ぐ 全1+6時間
- 単元計画
- 導 入 わたしたちの生活は,どのような自然環境に囲まれているのか
- 第1時 日本のどこで,どのような自然災害が起きているのか
- 第2時 地震災害への取り組み
- 第3時 津波災害への取り組み
- 第4時 風水害への取り組み
- 第5時 火山の噴火や大雪への取り組み
- 第6時 自然災害に備えるために
- わたしたちの生活と森林 全5時間
- 単元計画
- 第1時 わが国の森林は,どのようになっているのだろうか
- 第2時 森林について,学習課題をつくり,学習計画を立てよう
- 第3時 白神山地は,何が貴重なのだろうか
- 第4時 林業で働く人は,どのように森林を利用しているのだろうか
- 第5時 森林にはどのような働きがあるのか
- 環境を守るわたしたち 全5時間
- 単元計画
- 第1時 鴨川はだれがどのようにきれいにしているのか
- 第2時 鴨川が汚れた原因は何か
- 第3時 美しい鴨川を取り戻すための取り組みとは
- 第4時 美しい鴨川を守るための取り組みとは
- 第5時 鴨川の環境を守るための取り組みについて意見交換しよう
- いかす 全1時間
- 単元計画
- 第1時 自然を守りながら人が生活していくために
- おわりに
はじめに
『板書&写真でよくわかる 365日の全授業 小学校社会』は,2019年6月に明治図書から出版された木村博一編著『「わかる」社会科授業をどう創るか-個性のある授業デザイン-』が縁となって生まれました。『「わかる」社会科授業をどう創るか』は,木村を中心とする3つの社会科サークル〈岡崎社会科授業研究サークル(愛知県岡崎市)〉〈広島社会科サークル(広島県広島市)〉〈教職人の会(広島県三原市)〉に集まった教員の実践記録集です。“社会科が好きで好きでたまらない”教員が集まり,各教員のこだわりを大切にしながら編集した本です。
『「わかる」社会科授業をどう創るか』が出版されてから数ヶ月後のこと,明治図書編集部の及川誠様から『板書&写真でよくわかる 365日の全授業 小学校社会』の編集依頼がありました。「3つの社会科サークルに集まっている教員は,分担執筆者の22名だけではないでしょう。あのように個性ある実践記録を書くことのできる先生方を集めて執筆していただきたい」という依頼でした。このように嬉しい依頼は滅多にあるものではありません。私は快諾しました。
全4冊の本書の編集にあたっては,学年ごとに編集責任者をお願いしました。各冊の執筆者については,3つのサークルに属する教員はもちろんのこと,広島市の社会科同好会の教員にも声をかけ,各学年の編集責任者4名と関わりの深い教員にも執筆をお願いしました。そして,私を含む5名で本書の基本方針を立てていきました。3つの基本方針は,次のとおりです。
①若手の小学校教員が本書の板書と授業計画をモデルとしながら授業を展開できる汎用的な構成を心がける。
②若手の小学校教員が本書の板書と授業計画をモデルとしながらも自ら創意工夫をして授業改善を試みていく端緒となる構成をめざす。
③事例地については,いずれかの社会科教科書の事例地を取り上げることを基本とするが,独自の事例地を取り上げることをも可とする。ただし,他の地域の事例地を取り上げて授業を構想してもモデルとなり得るように汎用的な記述を心がける。
その上で,学習指導要領と教科書を踏まえた汎用的な構成にすることを前提としながら,一人ひとりの教員が「自ら創意工夫をして授業改善を試みていく端緒となる構成をめざす」ことに心を砕きました。言いかえれば,本書は,社会科の苦手な若手の教員が一定の標準的な授業を展開できるようになるための入門書であり,社会科の授業づくりに興味・関心をもちはじめた若手教員がよりよい授業を模索していく際の手がかりとなる指針の書でもあります。皆様が,社会科授業に対する自身の見方・考え方を働かせながら,一歩ずつ個性ある授業ができるように創意工夫を重ねていく手がかりとして,本書がお役に立てば幸いです。
2021年2月 /木村 博一
本書の特典は、下記よりダウンロードできます。
※下表のをクリックするとダウンロードが始まります。
本書に掲載されているユーザー名とパスワードを入力してダウンロードしてください。
①学校のイラスト素材
内容 | ファイル名 | サイズ | |
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イラストカット (主に小学校低学年) |
illust_tei.zip | 19,393KB | ![]() |
イラストカット (主に小学校中・高学年) |
illust_chukou.zip | 21,778KB | ![]() |
②社会科プリント・データ素材集
内容 | ファイル名 | サイズ | |
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地図ワーク(PDF、Word) | chizuwork.zip | 1,239KB | ![]() |
主体的ワークシート | worksheet.zip | 261KB | ![]() |
地図のうた | chizunouta.zip | 162KB | ![]() |
③授業で使える白地図・イラスト
④イラスト素材2023年春追加分
内容 | ファイル名 | サイズ | |
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イラストカット (カラー、グレー、ぬり絵) |
illust_cut.zip | 35,270KB | ![]() |
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- 明治図書
- 写真で掲載されているので、分かりやすい。2023/4/21ノブ
- 単元計画を立てたり、一つ一つの授業の発問を練ったりする際などに活用させていただきました。2023/4/1820代・小学校教員
- 板書計画に役に立つ本でした。2022/4/330代・小学校教員
- 授業の組み立てがしやすい2021/4/2430代・小学校教員
- やはり、板書が、授業を進めて行くベースにもなるので、とても実践的です♪2021/3/2140代・小学校教員