教科書が教えない歴史人物の生き方幕末・明治編4東郷平八郎日本艦隊はなぜロシア艦隊に勝ったか

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待ちぶせる日本艦隊/弱肉強食の世界/東郷の冷静な決断/日本艦隊の圧勝/日本海海戦直前/東郷のT字戦法/猛訓練と一斉撃ち/下瀬火薬


復刊時予価: 2,211円(税込)

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電子書籍版: なし

ISBN:
4-18-461410-8
ジャンル:
社会
刊行:
対象:
小・中・他
仕様:
B6判 112頁
状態:
絶版
出荷:
復刊次第

もくじ

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まえがき
1 待ちぶせる日本艦隊
2 弱肉強食の世界
3 東郷の冷静な決断
4 日本艦隊の圧勝
5 日本海海戦直前
6 東郷のT字戦法
7 猛訓練と一斉撃ち
8 下瀬火薬の威力
9 日本艦隊の地の利
10 味方した気象条件
11 足並みそろう日本艦隊
12 戦術の立案者秋山参謀
13 日本将兵の献身意識
14 用意周到な日本艦隊
15 東郷平八郎の偉さ
16 能力主義の山本権兵衛
17 理性的な国家運営
18 明石元二郎の諜報活動
19 日英同盟の効果
20 完全勝利に驚く世界
21 敵将を見舞う東郷
22 東郷平八郎と戦艦三笠
東郷平八郎関連年表
保護者のみなさんへ
参考文献

まえがき

 日露戦争がおきた当時の東アジアには、西欧列強が侵入してきていました。西欧列強は東アジアの国々を武力でおどしながら、これを植民地にしつつありました。今日とちがって、ひとつの国がいくら平和を望んでも無力であり、武力のすぐれた国の言い分がとおる時代であったのです。

 日本は、アジアの北からの侵入者ロシアに安全をおぴやかされていました。日本は自国防衛のために、一九〇四年(明治三十七年)から翌年にかけてロシアと戦争をしました。日露戦争です。ロシアは、国力が日本の一〇倍くらいある大国でした。日本は、政治家も軍人も一般の国民も、「この戦争にやぶれると日本という国はなくなる」という危機感をもって、命がけで戦いました。そして、日本はきわどく勝利しました。

 しかし、なぜ日本はロシアに勝つことができたのでしょうか。日本の勝利を決定的にしたのは日本海海戦でしたが、この海戦で日本艦隊を指揮してロシア艦隊と戦った東郷平八郎は、どのようにして勝つことができたのでしょう。この本を読みながら、みなさんも考えてみてください。


   /上原 卓

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