- まえがき
- 1部 基本用語選択の考え方と内容構成
- 1 基本用語選択の考え方
- 2 内容構成
- 2部 基本用語指定付 新小学校学習指導要領社会科
- 第1 目標
- 第2 各学年の目標及び内容
- 第3 指導計画の作成と各学年にわたる内容の取扱い
- 3部 小学校新社会科授業の基本用語解説
- T 教科目標の基本用語
- 1 社会生活についての理解
- 2 国土と歴史に対する理解と愛情
- 3 国際社会に生きる
- 4 民主的,平和的な国家・社会の形成者
- 5 公民的資質の基礎
- U 3・4年の目標・内容・内容の取扱いの基本用語
- 1 地域の生活の様子や人々の諸活動
- 2 地域社会の一員としての自覚
- 3 地域の地理的環境
- 4 生活の変化や先人の働き
- 5 地域社会に対する誇りと愛情
- 6 観察・調査と具体的資料の効果的活用
- 7 調べたことを表現する力
- 8 社会的事象の特色や相互の関連
- 9 地域の様子の場所的相違
- 10 人々の工夫
- 11 健康な生活の維持と向上
- 12 安全を守る関係機関の働き
- 13 人々の生活の変化や願い
- 14 先人の働きや苦心
- 15 県(都,道,府)の特色
- V 5年の目標・内容・内容の取扱いの基本用語
- 1 産業の様子と国民生活との関連
- 2 産業の発展への関心
- 3 我が国の国土の様子
- 4 環境保全の重要性への関心
- 5 国土に対する愛情
- 6 具体的な調査と基礎的資料の効果的活用
- 7 調べたことを表現する力
- 8 社会的事象の意味について考える力
- 9 国民の食料を確保する重要な役割
- 10 自然環境との深いかかわり
- 11 国民生活を支える重要な役割
- 12 貿易や運輸の働き
- 13 国民生活への大きな影響
- 14 情報の有効な活用
- 15 国土の環境と生活や産業との関連
- W 6年の目標・内容・内容の取扱いの基本用語
- 1 先人の業績や優れた文化遺産
- 2 歴史や伝統と国を愛する心情
- 3 政治の働きと考え方
- 4 関係の深い国の生活や我が国の役割
- 5 世界の国々の人々との共生の自覚
- 6 具体的な調査と基礎的資料の効果的活用
- 7 調べたことを表現する力
- 8 意味をより広い視野から考える力
- 9 歴史を学ぶ意味
- 10 生活の歴史的背景と先人の働き
- 11 オリンピックの開催
- 12 政治の大切な働き
- 13 日本国憲法の基本的な考え方
- 14 異なる文化や習慣の相互理解
- 15 世界平和の大切さと我が国の役割
- X 指導計画作成・各学年にわたる内容取扱いの基本用語
- 1 地域の実態を生かした学習
- 2 具体的な活動や表現活動
- 3 対象や事例の選択
- 4 博物館や郷土資料館等の活用
- 5 図書館やコンピュータの活用
- 6 社会的事象の公正な判断
- 7 社会的なものの見方や考え方
- 8 地図や統計資料の効果的活用
まえがき
1998(平成10)年12月14日に告示された新小学校学習指導要領は,2000年4月から移行が始まり,2002年4月から全面実施されることになります。各学校では,地域や子供の実態に応じて創意工夫された指導計画の作成作業が本格的に進められることになります。
本書は,このような時期に,告示された新小学校学習指導要領社会科編の理解を容易にするとともに,それに基づく授業構成や学習指導を行う際の手がかりを提供することを意図して,基本用語の早わかり辞典として刊行したものです。
本書では,特に,新しい小学校学習指導要領社会科編の特色やよさを理解するために必要な用語や,その授業論を理解するために必要な用語,そして教師が学習指導を行う際に考慮すべき事項を理解するために必要な用語に限定して,必要最小限のものを取り上げました。
また,解説にあたっては,基本用語の単なる意味の説明ではなく,授業構成や学習指導の参考となるよう,「何か」「なぜか」「どうすればよいか」という三つの問いに答えるという形式で,その概念規定,意義,学習指導の工夫がわかるように配慮しました。
本書が各学校の社会科指導計画の作成に取り組まれている多くの先生方に活用されるとともに,すぐれた社会科授業づくりになにがしかの貢献をすることができれば,これにまさる喜びはありません。
最後になりましたが,本書の刊行にあたっては,明治図書出版編集部の安藤征宏氏には企画・編集において,勝村千賀子氏には校正などにおいて大変お世話になりました。ここに記して,感謝申し上げます。
1999(平成11)年10月 /小原 友行
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- 明治図書