中学1年の学級経営 365日の仕事術と活動ネタ

中学1年の学級経営 365日の仕事術と活動ネタ

好評14刷

学級経営は3日間では終わらない。

中学生になったばかりの1年生は、とりあえず?シーンとして教師のいうことを聞く。その3日間が、1年間を左右する。だから教師にとってはかけがえのない黄金の3日間なのだ。その間になにをどうするか。さまざまな仕掛けを場面を入れて伝授。


紙版価格: 2,376円(税込)

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電子書籍版: なし

ISBN:
4-18-507417-4
ジャンル:
学級経営
刊行:
14刷
対象:
中学校
仕様:
A5判 224頁
状態:
在庫僅少
出荷:
2024年12月12日

目次

もくじの詳細表示

まえがき
第1章 中学1年1学期4月 クラスの1日をこう企画し指導する
(1) 登校時での指導
〜安心な上にも安心させよ〜 /伊藤 和子
(2) 朝のHRでの指導
〜能率よく,しかも知的な朝の会〜 /小川 晶子
(3) 休憩時間の指導
〜休み時間に見える顔がある〜 /月安 裕美
(4) 給食時間の指導
〜黄金の3日間のうちに教師が主導権を握りルールを徹底する〜 /佐々木尚子
(5) 掃除時間の指導
〜生徒も教師も気持ちよく掃除ができる方法〜 /鈴木 仁
(6) 昼休みの指導
〜まず危機管理 それから生徒とのふれあいを〜 /青木 英史
(7) 帰りのHRでの指導
〜ムダを削り,1点のみにこだわる〜 /櫛引 丈志
(8) 下校時の指導
〜下校時だから「できる」「やるべき」指導〜 /西津 弘征
第2章 楽しいクラスの雰囲気作りに使える5つの活動例
(1) 「間違い探し自己紹介ゲーム」,「学級通信」の2本柱で楽しいクラスの雰囲気を作る /太田 輝昭
(2) 楽しいだけじゃない! ゲームはクラスの絆を強くする /北吉 陽子
(3) クラス全員で楽しい活動を! 全員が喜ぶドッジボール /厚 美佐
(4) なんとしても楽しくするぞ!……という気概をもって /瀧沢 広人
(5) 担任のアイデア・企画次第 /高橋 薫
第3章 キャンプ・遠足・バスの中で使えるおもしろ活動ネタ
(1) キャンプで使える5つの活動例
〜最大限活動するプログラムを!〜 /森貞 岳志
(2) 遠足で使える5つのネタ
〜遠足での活動は格好の「学級づくりの場」である。男女の仲をよくする活動ネタ5〜 /太田 輝昭
(3) バスの中で使える5つのミニゲーム
〜バスレクで笑顔の花を咲かせよう!〜 /北吉 陽子
第4章 すぐに使える片々の技術
(1) 楽しい教室掲示のアイデア
〜これは便利! 教室掲示,5つのアイデア〜 /山本 芳幸
(2) 教室整理整頓のポイント
〜常に整頓された状態を作っていくのは教師の仕事である〜 /西野 一葉
(3) スムーズな席替えの仕方
〜席は担任が決める〜 /垣内 秀明
(4) 「班活動のポイント」はこうして作る!
〜教師修行中でも機能する班活動〜 /芝勢 宣明
(5) 盛り上がる学級会の進め方
〜レクの企画を検討する。これは知的に盛り上がる〜 /長谷川 博之
(6) 充実! 学級文庫
〜教師が読ませたい本を置く〜 /富永 浩史
第5章 「この先生でよかった!」保護者とよい関係をつくる
(1) 中学1年「家庭訪問」でおさえる5つのポイント
〜事前準備を念入りに〜 /大北 修一
(2) 実物公開! 中学1年の「学級通信」
〜「学級通信」3つの語り方〜 /小川 晶子
(3) 中学1年の「通知表所見欄」はこう書く!
〜生徒のよさを具体的に描写する!〜 /厚 美佐
(4) 中学1年「学級懇談会」のプラン!
〜出席してよかったと思える学級懇談会!〜 /森貞 岳志
第6章 トラブル対応 危機管理
(1) 1学期 「うちの子がいじめられている」と保護者より連絡
〜保護者との連絡を密に取り合うこと,それが信頼感を生む〜 /長谷川 博之
(2) 2学期 カンニング発覚!
〜先手をうつ〜 /川神 正輝
(3) 3学期 校内に不審者侵入 どうする!?  /山本 芳幸
第7章 中学1年3学期 クラスの別れを演出する
(1) 生徒に自信と誇りをもたせて進級させる /佐々木 尚子
番外編 キャリア別:仕事術
(1) 1年目の仕事術 はじめて教壇デビューするフレッシュマンへ
〜笑顔でよく働き,そして,学ぶ教師になろう!!〜 /西野 一葉
(2) 4年目の仕事術 転勤した時の職員室デビューのポイント
〜事前訪問を最大限活用するポイント10〜 /佐藤 泰弘
(3) 10年目の仕事術 ◯◯中に**あり! と言われるプロの仕事術
〜仕事はすぐやる〜 /松本 孝一郎
あとがき

まえがき

 本書の前作である『中学の学級経営 黄金のスタートを切る"3日間のネタ"110』は大好評であった。

 仙台でのセミナーでは,20冊があっという間に売り切れた。

 手に取ることもできなかった人が多かったらしい。

 購入できなかった人たちは,セミナー後書店に行った。

 しかし売り切れていて,やっと3店目で入手できたそうだ。

 出版後わずか1週間で増刷になったと連絡をいただいた。

 配送が間に合わないとのことであった。

 その後,全国から多くのお礼の言葉をいただいた。

 「まさに中学・高校教師の『黄金の3日間のバイブル』です。」(東京教師)

 「一気読みでした。これから繰り返し,読んでいきます。まさに,黄金の3日間のバイブルと言うべき本です。」(新潟教師)

 「こんな本を待っていました。ありがとうございます。おかげで明日,子どもたちを笑顔で迎えることができそうです。ありがとうございました。」(鳥取教師)

 山口のある教師は,「4月の学級開きから3日間,すべてこの本のネタでやりました!」と知らせてくれた。その方は,その様子を書かれた学級通信の冊子をプレゼントしてくださった。

 4月の学級開きから始まる3日間を「黄金の3日間」という。

 この3日間は,まさに「黄金の」3日間である。

 どんな「やんちゃ」な子どもたちも,目を輝かせている。

 教師の言うことを聞く。

 教室はシーンとしている。

 この3日間に,全力を注がなければならない。

 この3日間で,学級の組織を作り上げねばならない。

 この3日間に失敗すると,1年間騒乱状態のクラスになってしまう。

 この3日間を逃すと,相当の腕の教師でなければ取り戻せない。

 その1年で1番大切な「3日間」のネタを紹介したのが『中学の学級経営 黄金のスタートを切る"3日間のネタ"110』であった。

 しかし,当然ではあるが学級経営は「3日間」では終わらない。


 給食指導・清掃指導をどうするのか。

 朝の会・帰りの会はどうするのか。

 体育大会ではどう盛り上げればいいのか。

 合唱コンクールではどう指導すれば声が出るのか。

 まだまだある。

 修学旅行・職場体験学習・授業参観・学級通信・家庭訪問・通知表・受験・卒業式等々。


 誰もが気になっていた,このようなテーマを残さず網羅した。

 今回も全国から集まってくれた実践家たちが,それぞれがもつ教育技術を惜しみなく紹介してくれた。

 あまりの量に,当初の予定と変わり,学年別の3冊シリーズとなった。しかし,どのネタも他学年でも応用できる。

 前作,そして今回の3冊シリーズと,全国の中学高校教師にとって大きな助けとなるだろう。


  2003年9月1日   /田上 善浩

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