- まえがき
- 第1章 中学1年1学期4月 クラスの1日をこう企画し指導する
- (1) 登校時での指導
- 〜安心な上にも安心させよ〜 /伊藤 和子
- (2) 朝のHRでの指導
- 〜能率よく,しかも知的な朝の会〜 /小川 晶子
- (3) 休憩時間の指導
- 〜休み時間に見える顔がある〜 /月安 裕美
- (4) 給食時間の指導
- 〜黄金の3日間のうちに教師が主導権を握りルールを徹底する〜 /佐々木尚子
- (5) 掃除時間の指導
- 〜生徒も教師も気持ちよく掃除ができる方法〜 /鈴木 仁
- (6) 昼休みの指導
- 〜まず危機管理 それから生徒とのふれあいを〜 /青木 英史
- (7) 帰りのHRでの指導
- 〜ムダを削り,1点のみにこだわる〜 /櫛引 丈志
- (8) 下校時の指導
- 〜下校時だから「できる」「やるべき」指導〜 /西津 弘征
- 第2章 楽しいクラスの雰囲気作りに使える5つの活動例
- (1) 「間違い探し自己紹介ゲーム」,「学級通信」の2本柱で楽しいクラスの雰囲気を作る /太田 輝昭
- (2) 楽しいだけじゃない! ゲームはクラスの絆を強くする /北吉 陽子
- (3) クラス全員で楽しい活動を! 全員が喜ぶドッジボール /厚 美佐
- (4) なんとしても楽しくするぞ!……という気概をもって /瀧沢 広人
- (5) 担任のアイデア・企画次第 /高橋 薫
- 第3章 キャンプ・遠足・バスの中で使えるおもしろ活動ネタ
- (1) キャンプで使える5つの活動例
- 〜最大限活動するプログラムを!〜 /森貞 岳志
- (2) 遠足で使える5つのネタ
- 〜遠足での活動は格好の「学級づくりの場」である。男女の仲をよくする活動ネタ5〜 /太田 輝昭
- (3) バスの中で使える5つのミニゲーム
- 〜バスレクで笑顔の花を咲かせよう!〜 /北吉 陽子
- 第4章 すぐに使える片々の技術
- (1) 楽しい教室掲示のアイデア
- 〜これは便利! 教室掲示,5つのアイデア〜 /山本 芳幸
- (2) 教室整理整頓のポイント
- 〜常に整頓された状態を作っていくのは教師の仕事である〜 /西野 一葉
- (3) スムーズな席替えの仕方
- 〜席は担任が決める〜 /垣内 秀明
- (4) 「班活動のポイント」はこうして作る!
- 〜教師修行中でも機能する班活動〜 /芝勢 宣明
- (5) 盛り上がる学級会の進め方
- 〜レクの企画を検討する。これは知的に盛り上がる〜 /長谷川 博之
- (6) 充実! 学級文庫
- 〜教師が読ませたい本を置く〜 /富永 浩史
- 第5章 「この先生でよかった!」保護者とよい関係をつくる
- (1) 中学1年「家庭訪問」でおさえる5つのポイント
- 〜事前準備を念入りに〜 /大北 修一
- (2) 実物公開! 中学1年の「学級通信」
- 〜「学級通信」3つの語り方〜 /小川 晶子
- (3) 中学1年の「通知表所見欄」はこう書く!
- 〜生徒のよさを具体的に描写する!〜 /厚 美佐
- (4) 中学1年「学級懇談会」のプラン!
- 〜出席してよかったと思える学級懇談会!〜 /森貞 岳志
- 第6章 トラブル対応 危機管理
- (1) 1学期 「うちの子がいじめられている」と保護者より連絡
- 〜保護者との連絡を密に取り合うこと,それが信頼感を生む〜 /長谷川 博之
- (2) 2学期 カンニング発覚!
- 〜先手をうつ〜 /川神 正輝
- (3) 3学期 校内に不審者侵入 どうする!? /山本 芳幸
- 第7章 中学1年3学期 クラスの別れを演出する
- (1) 生徒に自信と誇りをもたせて進級させる /佐々木 尚子
- 番外編 キャリア別:仕事術
- (1) 1年目の仕事術 はじめて教壇デビューするフレッシュマンへ
- 〜笑顔でよく働き,そして,学ぶ教師になろう!!〜 /西野 一葉
- (2) 4年目の仕事術 転勤した時の職員室デビューのポイント
- 〜事前訪問を最大限活用するポイント10〜 /佐藤 泰弘
- (3) 10年目の仕事術 ◯◯中に**あり! と言われるプロの仕事術
- 〜仕事はすぐやる〜 /松本 孝一郎
- あとがき
まえがき
本書の前作である『中学の学級経営 黄金のスタートを切る"3日間のネタ"110』は大好評であった。
仙台でのセミナーでは,20冊があっという間に売り切れた。
手に取ることもできなかった人が多かったらしい。
購入できなかった人たちは,セミナー後書店に行った。
しかし売り切れていて,やっと3店目で入手できたそうだ。
出版後わずか1週間で増刷になったと連絡をいただいた。
配送が間に合わないとのことであった。
その後,全国から多くのお礼の言葉をいただいた。
「まさに中学・高校教師の『黄金の3日間のバイブル』です。」(東京教師)
「一気読みでした。これから繰り返し,読んでいきます。まさに,黄金の3日間のバイブルと言うべき本です。」(新潟教師)
「こんな本を待っていました。ありがとうございます。おかげで明日,子どもたちを笑顔で迎えることができそうです。ありがとうございました。」(鳥取教師)
山口のある教師は,「4月の学級開きから3日間,すべてこの本のネタでやりました!」と知らせてくれた。その方は,その様子を書かれた学級通信の冊子をプレゼントしてくださった。
4月の学級開きから始まる3日間を「黄金の3日間」という。
この3日間は,まさに「黄金の」3日間である。
どんな「やんちゃ」な子どもたちも,目を輝かせている。
教師の言うことを聞く。
教室はシーンとしている。
この3日間に,全力を注がなければならない。
この3日間で,学級の組織を作り上げねばならない。
この3日間に失敗すると,1年間騒乱状態のクラスになってしまう。
この3日間を逃すと,相当の腕の教師でなければ取り戻せない。
その1年で1番大切な「3日間」のネタを紹介したのが『中学の学級経営 黄金のスタートを切る"3日間のネタ"110』であった。
しかし,当然ではあるが学級経営は「3日間」では終わらない。
給食指導・清掃指導をどうするのか。
朝の会・帰りの会はどうするのか。
体育大会ではどう盛り上げればいいのか。
合唱コンクールではどう指導すれば声が出るのか。
まだまだある。
修学旅行・職場体験学習・授業参観・学級通信・家庭訪問・通知表・受験・卒業式等々。
誰もが気になっていた,このようなテーマを残さず網羅した。
今回も全国から集まってくれた実践家たちが,それぞれがもつ教育技術を惜しみなく紹介してくれた。
あまりの量に,当初の予定と変わり,学年別の3冊シリーズとなった。しかし,どのネタも他学年でも応用できる。
前作,そして今回の3冊シリーズと,全国の中学高校教師にとって大きな助けとなるだろう。
2003年9月1日 /田上 善浩
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- 明治図書
- 様々な実践から学ぶことができました。2021/5/1740代・中学校教員