- 発刊のことば
- まえがき
- 序 新教科書から授業プランを立ち上げる秘訣
- 17年度版教科書の変更点を分析する /大堀 真
- T 年度始め・学期始めの指導の極意
- 年度始めの指導 /根本 直樹
- 一気に学習モードに引きずり込む「夏休み明けテスト」までの戦略とノートチェック /大関 貴之
- 超やんちゃ坊主への指導の極意! /星野 裕二
- U 教材のデイリープラン
- ◆東京書籍
- 1 計算力の確かめ(1時間) /下重 和也
- 2 倍数と約数(5時間) /下重 和也
- 3 だいたいいくらになるのかな(2時間) /下重 和也
- 4 もようづくり(1時間) /下重 和也
- 5 ふくしゅう1(1時間) /下重 和也
- ◆学校図書 /啓林館 /東京書籍
- 6 発展学習1(1時間) /根本 直樹
- ◆東京書籍
- 7 分数のたし算とひき算(7時間) /根本 直樹
- 8 平均(4時間) /佐藤 道拓
- 9 単位量あたりの大きさ(9時間) /薄井 健文
- 10 算数のひろば1−ふしぎな計算−(1時間) /薄井 健文
- 11 ふくしゅう2(1時間) /薄井 健文
- ◆大日本図書
- 12 発展学習2−速さ−(1時間) /根本 直樹
- ◆東京書籍
- 13 分数のかけ算とわり算(14時間) /斎藤 浩康
- 14 どんな計算になるのかな(1時間) /斎藤 浩康
- 15 およその面積を求めよう(1時間) /斎藤 浩康
- 16 分数倍(3時間) /正木 恵子
- 17 比(7時間) /野崎 史雄
- 18 比例(6時間) /大関 貴之
- 19 リサイクル(1時間) /大関 貴之
- ◆大日本図書 /啓林館
- 20 発展学習3−比例−(1時間) /根本 直樹
- ◆東京書籍
- 21 直方体と立方体(5時間) /冨田 元久
- ◆大日本図書 /学校図書
- 22 発展学習4−直方体と立方体−(1時間) /根本 直樹
- ◆東京書籍
- 23 体積(6時間) /吉川 誠仁
- 24 ふくしゅう3(1時間) /吉川 誠仁
- 25 算数のひろば2(1時間) /吉川 誠仁
- 26 立体を調べよう(2時間) /星野 裕二
- 27 生活と算数(1時間) /後藤 一則
- 28 まとめ1−東京書籍−(6時間) /後藤 一則
- ◆学校図書
- 29 まとめ2−学校図書−(5時間) /根本 直樹
- あとがき
発刊のことば
本書は,1年365日全単元の「向山型算数」実践プランを集めた画期的な書です。
向山型算数は「教科書をリズムとテンポよく授業する指導法」です。
向山型算数によって奇跡のような成果が生まれたという報告が全国から届きます。
今まで市販テストが5点,10点だった子が80点,90点を取るようになります。
小学校生活で初めて100点取ったと大喜びする子も生まれます。
保護者から感謝の手紙をいただきます。
子どものノートが「うっとりする」くらいきれいになります。
市販テストのクラス平均が90点を突破します。
そして教師の技量が上がります。リズムとテンポを意識し,発問・指示を工夫します。
授業で子どもが向上する事実を目の当たりにし,確かな手応えを感じ,教師という仕事に誇りをもてるようになります。教師が元気になるのです。
実は,本当の意味で教科書を教えられる教師は,千人に1人もいません。1万人に1人くらいでしょう。それほど,「教科書を教える」ことは奥が深いことです。
ライブで向山洋一氏の授業を体験するたびに,向山型算数の奥深さを感じます。
向山氏の授業はリズムとテンポがよくて,なおかつ「ゆったり」としています。
心地よいのです。不要な言葉がそぎ落とされ,リズムとテンポがいいのです。
変化のある繰り返しで明快で知的です。
そして「できない子」に限りなく優しいのです。赤鉛筆で薄く途中の計算を書いてやり,なぞらせます。最後の少しだけ残しておいて「あとは自分でできるよね!」と言います。
自分でできることを強調してやるのです。
本書は真の「向山型算数」に一歩でも迫ろうとした多くの教師たちの実践集です。「できない子」も「できる子」も満足する授業を追い求めました。
本書を座右に置き,毎日の教材研究に役立ててください。
すぐに「追試」できる形でわかりやすく書かれています。
本書をもとにすれば,1年間を見通した向山型算数ができます。
きっと子どもたちから「算数がよくわかる!」「算数が楽しい!」という声が聞こえることでしょう。クラス平均90点突破も可能です。子どもの基礎学力を保障するという,学校の責任を果たすためにも,本書を大いにご活用ください。
2004年12月 /木村 重夫
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- 明治図書