- まえがき
- 第T章 理論編
- 1 1年生の保護者を安心させる秘訣5カ条
- 第1条 プラス思考で見るべし
- 第2条 学級での出来事がわかるように伝えるべし
- 第3条 保護者の質問には迅速に答えるべし
- 第4条 学習や躾の方法は具体的に示すべし
- 第5条 家庭との連絡は頻繁にとるべし
- 2 資料の作り方の秘訣3カ条
- 第1条 楽しい! なるほど! と思えるように作るべし
- 第2条 使いやすさ、見やすさを考えて作るべし
- 第3条 活用の場面を考えて作るべし
- 第U章 ファックス資料編
- 学級開きに使える資料
- せんせいのなまえは……です
- ○○小学校はこんなところ
- 1年生の心と体
- うちの子はこんなにすごい!
- 子育てで大事にしたいこと
- はじめてかいたなまえ
- 1年保護者会資料
- 自己紹介カード
- 持ち物チェックカード
- しっかりできたかな?
- 作り方、使い方
- 1学期に使える資料
- みんなのからだをチェック!
- がっこうたんけんカードラリー
- はじまるよ、楽しい給食!
- やすみじかんはたのしいよ!!
- 水あそびがはじまるよ
- ひらがな、カタカナかきじゅんひょう
- おかあさんありがとうカード、おとうさんありがとうカード
- みんななかよし
- げんきにあいさつ
- ハッピーバースデー
- 子どもの質問にどう答える?
- 夏休みの生活
- たのしくなつやすみをすごそう!!
- 自由研究アイデア集
- 通知表の見方
- なつやすみにてがみをだそう
- 暑中お見舞い申しあげます
- 作り方、使い方
- 2学期に使える資料
- なつやすみのおもいで
- 招待状〜私が一番がんばるのはここです〜
- ( )のよいところ見〜つけた!
- 授業参観ではこんなところを見て
- せいかつアンケート
- 生活アンケート集計結果
- どんないじわるされたかな?
- 個人面談が始まります
- ○○さんありがとう
- 充実した冬休みを過ごすために
- たのしくふゆやすみをすごそう!!
- 電話のかけ方・うけ方
- しっかりしぼれましたか?
- 作り方、使い方
- 3学期に使える資料
- ふゆやすみのおもいで
- ありがとう6ねんせい
- こんなことできるようになったよ
- ○○さん、大きくなったね
- がんばりカード
- 春休みの生活
- もうすぐ2ねんせい
- 作り方、使い方
- 編集後記
まえがき
初めて1年生に入学する子どもをもつ保護者は、小学校という場所に大きな期待と不安をもっています。それらの期待に応え、不安を取り除くのが1年生の担任の大きな責任であります。
小学校の教師は、1年生を担任して一人前であると言われます。
その理由は何でしょうか。
子どもの指導だけでなく、保護者を安心させるための配慮が特に必要であるからではないでしょうか。
では、どのように保護者の不安を取り除き、安心させれば良いのでしょうか。私たちは次の3点であると考えました。
・子どもが毎日「学校が楽しい!」と、出かけていくようにする。
・学校でどんなことを大切にしているのかを伝える。
・子育てのポイントを知らせる。
学校が楽しいことが第一です。
そのためには、楽しい実践を教師が仕向けていくことが必要です。子どもを大きく変えられるのは集団の力であり、教師の力であります。そして、それらは授業という時間を通して、身に付いていくものです。本書には授業や学級経営で使える資料がたくさん載っています。
そして、学校でどんなことを大切にしているのかを伝えることも必要です。子どもが持ち帰る手紙、ワークシートなどを通して、学校での様子、担任の方針などを出来るだけわかりやすく伝えていくのです。
また、子育てのポイントを教師が示していきます。教師は、教育のプロです。保護者が気が付かない点を示し、具体的な方策を教えていくことも必要でしょう。本書には、このような資料も載っています。
本書は、
この資料を1年生に配布すると保護者も安心する。
というコンセプトのもと、サークルで原稿を検討し、実践にかけ、修正し、出来上がったものです。言葉づかい、文字、絵の大きさに至るまで、細かく検討してきました。
保護者を安心させるという観点で資料を作成するというのは初めてで、多少のとまどいもありましたが、納得するものが出来上がったと思っています。
本書は、2部構成で作られています。
第T章は理論編であり、「保護者を安心させる秘訣」「資料の作り方の秘訣」について、述べました。
第U章では、具体的な資料を載せています。資料は大きく分けて、子どもに配るワークシート形式のものと、保護者に配る手紙形式のものとに分けられます。どちらでも自由に使えるようにしました。
また、「学級開き」「1学期」「2学期」「3学期」に分け、調べやすいよう工夫しました。作り方、使い方については、後にまとめて記載しました。
特に、使い方の所には、実際の指示の仕方を具体的な言葉で書くようにしてあります。
多くの方々のお役に立てば、幸いです。
最後になりましたが、本書は、明治図書編集部の樋口雅子編集長のご好意により、出させていただきました。心よりお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。
東京西部教育技術研究会 /白石 高士
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