- まえがき
- 第1章 「英語の歌」で力をつける!
- 1.歌は格好の音読教材―歌えるようにするコツ―
- (1) なぜ歌えないのか
- (2) 音読できない歌は歌えない
- (3) Phonicsとタイアップする
- (4) 意味を考えながら歌い,筆写する
- (5) 教師が日本語の訳でリードする
- 2.「聞き取り」はどの子も挑戦したくなる―体感できるようにするコツ―
- (1) 「聞き取り」で集中させるコツ
- (2) カードを使って遊び感覚で
- (3) チャレンジングな「聞き取り」のタスク
- 3.「読み取り」は英語の歌の醍醐味―読み取りのタスクをつくるコツ―
- (1) 「エボニーとアイボリー」は何のこと?
- (2) 「カントリー・ロード」の主人公はどこにいる?
- (3) 「この素晴らしき世界」は何が素晴らしいのか?
- (4) 「トゥルー・カラーズ」はなぜ複数形なのか?
- (5) 「素敵な16才」の2人はこれからどこへ行く?
- (6) 「ソウ・マッチ・イン・ラブ」の“I do”とは何をするのか?
- (7) 辞書を使って異文化に関する単語を調べよう
- (8) 自学の力を育てる「読み取り」のタスク
- 4.英語の歌を自己表現や「スピーチ」の題材に
- (1) 歌詞を変えて深まりのある自己表現を
- (2) コンピュータ室でスピーチ大会
- 5.英語の歌を「テスト」に出題する
- (1) 遊び心のイントロあてクイズ
- (2) 穴埋め問題をつくるコツ
- (3) 初めての曲を聞き取ろう
- (4) 一番好きな曲を選び,具体的にその理由を書こう
- (5) 一番好きな曲を選び,DJになったつもりで紹介しよう
- (6) 3曲選んで,覚えているスタンザを英語で書こう
- 6.感性を育てる決め手は歌を訳す体験
- 第2章 「英語の歌」で英語が好きになる!
- ―授業を活性化する楽しい仕掛け―
- 1.Opening songとClosing songで授業がピタッと決まる
- 2.「オール・リクエスト・アワー」を計画しよう
- 3.教師仲間の思い出の曲を特集する
- 4.ビデオ・クリップで楽しもう
- 5.“We Are the World”,“Heal the World”のビデオを使って
- 6.明日は「カラオケ大会」
- 7.「カラオケ・パフォーマンス」をビデオに撮ろう
- 8.ALTが校内放送の人気DJになった!
- 9.ポスターを使った特設の時間
- 10.困ったときはビートルズ!
- 11.「今月の歌」からの脱皮
- 12.10分テープを利用しよう
- 13.MDは英語の授業を変える!
- 14.教科書が変われば教師も変わる
- 15.夏休み前の "Fun Fun Time"
- 16.クリスマスは特別番組で
- 17.グローバルなトピックは知的好奇心を高める
- 第3章 歌のシラバスをつくろう
- 1.全ては年間指導計画づくりからスタートする
- (1) これが3年間のシラバスだ
- (2) 英語の歌の冊子をつくっている学校
- 2.歌にも不易と流行がある
- 3.歌詞をデータ化しよう
- 4.歌のリソースはどこから?
- (1) 生徒のリクエストを生かす
- (2) 同僚や保護者からアンケートをとる
- (3) CDショップの店主と仲良くなる
- (4) ラジオ番組やテレビ番組を利用する
- (5) 音楽雑誌を利用する
- (6) インターネットを利用する
- 第4章 心が動く教材をつくる
- ―歌の指導を発展させて―
- 1.なぜ卒業文集(詩集)をつくるのか?
- 2.私の文集変遷史
- (1) 1981年秋。すべてはそこから始まった
- (2) 生きた小学校での経験
- (3) 夢の実現に向けて
- (4) 私を変えた作品
- (5) ある編集長のつぶやき(スタイルの変更)
- (6) テーマ・パークのように
- (7) 文集づくりは教材づくり
- 【コラム】ハード・カバーの卒業文集を読み解く /中村 智子
- 3.学校中が詩でいっぱい
- 4.語感を育むために
- 5.作品をバージョン・アップさせるコツ
- 6.読み手の立場になる
- (1) 人はどんな時に読みたくなるのか
- (2) 保護者の視点から学ぶ
- 7.聞き手の立場になる
- 8.こだわりをつくるコツ
- 9.なぜ子どもたちは文集づくりを支持するのか
- 10.生徒の作品を教材にする
- あとがき
著者発のメッセージ
○授業で英語の歌を使う先生が増えています。
素敵なことです。心からそう感じます。
子どもたちは歌が大好きだからです。
英語の歌を歌うことで,英語を身近に感じます。
歌えるようになると,英語がどんどん好きになっていきます。
○教科書はなかなか覚えられなくても,歌ならすぐに覚えられます。
不思議です。なぜでしょう。
それは「右脳」を使うからです。
英語が音と一緒にイメージで脳裏に焼き付けられるからです。
これを英語学習に利用しない手はありません。
○英語の歌詞は発展性のある優れた教材です。
聞き取り,読み取り,自己表現など,発展のさせ方は,それこそ教師のアイデア次第で限りなく生まれてきます。
○歌は,授業を生き生きとさせるmagic wand(魔法の杖)です。
ただ,その魔法の杖を使うには,ちょっとだけコツがいります。
それをマスターすれば,あなたもマジシャンになれます。
この本では,読者のみなさんが,明日からでもマジシャンになれるように,いろんな技と仕掛けをご紹介してみました。
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- 明治図書