- まえがき
- 本書の特長
- 本書の構成と活用のし方について
- 第1章 まずは気楽に読んじゃおう!
- 1 マッチングでゴー!
- ○活動のねらい/実施の手順/留意点/発展・応用
- □初級〜中・上級編
- この料理,何ですか〜? PART 1
- この料理,何ですか〜? PART 2
- この料理,何ですか〜? PART 3
- この料理,何ですか〜? PART 4
- この料理,何ですか〜? PART 5
- この料理,何ですか〜? PART 6
- この料理,何ですか〜? PART 7
- この料理,何ですか〜? PART 8
- □中・上級編
- 日本文化でゴー! PART 1
- 日本文化でゴー! PART 2
- 日本文化でゴー! PART 3
- 日本文化でゴー! PART 4
- 日本文化でゴー! PART 5
- 日本文化でゴー! PART 6
- 日本文化でゴー! PART 7
- 日本文化でゴー! PART 8
- 2 恐怖!○○度 CHECK!
- ○活動のねらい/実施の手順/留意点/発展・応用
- □中・上級編(人物)
- 恐怖のチェックタイム! PART 1
- さ〜て!あなたの「サンタ度」は?
- リーディング用カード/結果診断用カード
- 恐怖のチェックタイム! PART 2
- さ〜て!あなたの「ピーターパン度」は?
- リーディング用カード/結果診断用カード
- 恐怖のチェックタイム! PART 3
- さ〜て!あなたの「オバタリアン度」は?
- リーディング用カード/結果診断用カード
- 恐怖のチェックタイム! PART 4
- さ〜て!あなたの「オヤジ度」は?
- リーディング用カード/結果診断用カード
- 恐怖のチェックタイム! PART 5
- さ〜て!あなたの「スーパーマン度」は?
- リーディング用カード/結果診断用カード
- 恐怖のチェックタイム! PART 6
- さ〜て!あなたの「矢吹ジョー度」は?
- リーディング用カード/結果診断用カード
- 恐怖のチェックタイム! PART 7
- さ〜て!あなたの「ルパン三世度」は?
- リーディング用カード/結果診断用カード
- 恐怖のチェックタイム! PART 8
- さ〜て!あなたの「星飛雄馬度」は?
- リーディング用カード/結果診断用カード
- □中・上級編(動物)
- 恐怖のチェックタイム! PART 9
- さ〜て!あなたの「ヘビ度」は?
- リーディング用カード/結果診断用カード
- 恐怖のチェックタイム! PART 10
- さ〜て!あなたの「ネコ度」は?
- リーディング用カード/結果診断用カード
- 恐怖のチェックタイム! PART 11
- さ〜て!あなたの「ゴリラ度」は?
- リーディング用カード/結果診断用カード
- 恐怖のチェックタイム! PART 12
- さ〜て!あなたの「イヌ度」は?
- リーディング用カード/結果診断用カード
- 第2章 とにかくいっぱい読んじゃおう!
- ○活動のねらい/実施の手順/留意点/発展・応用
- □初級編
- PART 1
- 記録用紙/リーディング用カード
- PART 2
- 記録用紙/リーディング用カード
- □中級編
- PART 3 私の家族物語…
- 記録用紙/リーディング用カード
- PART 4 将来の夢は?
- 記録用紙/リーディング用カード
- □上級編 72
- PART 5 読んで「私の珍旅行」
- 記録用紙/リーディング用カード
- PART 6 将来の夢は?
- 記録用紙/リーディング用カード
- 第3章 日本昔話で遊んじゃおう!
- ○活動のねらい/実施の手順/留意点
- □初級編
- PART 1 浦島太郎
- リーディング用カード/TASKカード
- □中級編
- PART 2 笠地蔵
- リーディング用カード/TASKカード
- PART 3 かちかち山
- リーディング用カード/TASKカード
- PART 4 一寸法師
- リーディング用カード/TASKカード
- □上級編
- PART 5 桃太郎
- リーディング用カード/TASKカード
- PART 6 花咲じいさん
- リーディング用カード/TASKカード
- 解答編
まえがき
中学校における英語教育の重点は「聞くこと」「話すこと」にあります。そして,現在,全国の英語の授業ではインタビューゲームや対話練習をはじめ音声に重点を置いた活動(アウトプット活動)が盛んに行われています。同時に,アウトプットの前提となるインプット活動の重要性・必要性もクローズアップされています。豊かな表現活動をさせようとすればするほど「豊かな表現を支える語彙が不足する(“ない袖は振れぬ”)状態」に直面する機会が多くなるわけですから当然と言えます。本書はその状態を少しでも改善しようと考え作成されました。
生徒の中には「読むことが苦手」と感じている子が多数います。具体的には「長文問題が苦手」「長い英文を見ただけで読みたくなくなる」「面倒くさい」等の言葉で表現されます。この“苦手意識”の原因はどこにあるのでしょう? 生徒は本当に“苦手”なのでしょうか? 私は,生徒は「まとまった英文を読むことに慣れていない」あるいは「長い英文を読む経験がない」のではないかと考えました。教科書のみを扱っていては生徒が触れる英語量(絶対量)は確実に不足し,読み通すという体験もできません。そこで気楽に多量の英文を読み進め,読むことに慣れさせてしまう,その結果「長文恐怖症」を取り除こうと考えました。
本書のタイトルは『知らず知らずに語彙力アップ!英語多読ワーク40』です。「語彙力アップ」というと,つい「定着のためのドリルやテストが必要だろう。」と考える人が多いようです。そういった機会はある程度必要ではあります。しかし,実はそれが生徒の長文に対する恐怖心をあおる要因の一つなのです。「記憶は剥落するもの」「忘れたらまた出会うときに改めて覚えればよい」「長いものを読んでいれば知らない単語があって当たり前」という発想に立ってリーディング活動を意図的・積極的に授業に取り入れていって欲しいというのが著者の願いです。工夫された活動に取り組み,「楽しい!」という実感を数多く持たせたい。「楽しいこと」を繰り返していたらいつの間にか知っている語句も増えていた,少なくとも見たことがある表現が増えていた,という実感を多くの生徒が感じることを願ってこのタイトルをつけました。本書をご活用いただき,日本中で「あれ?いつの間にか知ってる語句が増えちゃった!」という生徒の驚きの声が上がることを期待します。
平成18年8月 埼玉大学教育学部附属中学校 /青野 保
料理や昔話など取り上げているネタが生徒に大ウケのものばかりなので、授業を盛り上げるのに大活躍で、英語嫌いの生徒たちの目もこの時ばかりは輝いています。
教材部分のコピーOKなのが、嬉しいです!!