- 制作にあたって
- Sales Points(頁,aj タイトル/時間/人数/レベル
- 概略(解答頁)
- CLASSROOM ENGLISH/35分/全員、ペア/★★〜★★★
- OCの授業に使う英語表現を覚える。
- SELF-INTRODUCTION(SPEECH)/45分/全員/★★〜★★★
- 自己紹介のスピーチをする。
- INTRODUCTION BINGO/40分/全員/★★〜★★★
- 生徒がお互いにインタビューした後にBINGOゲームができる。
- YOUR NEIGHBORHOOD/1時間/全員、グループ/★★
- 近所に何があるか自分でまとめた後で、互いにインタビューしあい、相手のことを知る。
- ALT'S INTRODUCTION/30分/全員/★★
- ALTが初めて授業に来たときの導入。
- COMPLETE THE DRAWING/1時間/全員/★★
- 未完成の絵の中に指示された通りに物を配置する。前置詞の用法と正確な聞き取りを目標とする。
- INTERVIEW ABOUT SCHOOL LIFE/40分/全員〜ペア/★★
- 学校生活について簡単な質問をしあい、相手のことを知る。
- ALT'S SCHOOL LIFE/30分/全員/★★〜★★★
- ALTのスピーチを聞いた後で、JETがその内容を生徒に確認する。
- WEATHER/30分×2/全員〜ペア/★★★
- 天気の表現を学び、簡単な会話練習からペア発表につなげる。
- PREPOSITIONS/30分/全員、グループ/★★
- −−−
- COULD YOU DRAW THIS?/30分/全員、グループ/★★〜★★★
- 前の時間に勉強した前置詞などを使って、絵を描く。
- ABOUT WEEKEND/40分/全員、グループ/★★〜★★★
- −−−
- BASIC ARITHMETIC/40分/全員、ペア/★★
- 数字の読み方、英語の加減乗除に慣れる。
- VARIOUS EXPRESSIONS (1)〜(3)/30分×3/全員、グループ/★★★★
- 日常生活の様々な表現を学ぶ。
- WHAT'S THE MATTER WITH YOU?/30分/全員、ペア/★★〜★★★
- 体調が悪い時の表現とそれに対するアドバイスの仕方を学ぶ。
- HOW DID YOU SPEND YOUR SUMMER VACATION?/1時間/全員、ペア/★★★
- 夏休みの生活をインタビューしあい、結果を英文にまとめ、最後にspeechを行なう。
- TELLING THE WAY (1)〜(2)/1時間×2/全員、ペア/★★★★
- 道案内の基本表現に慣れ、地図を用いながら目的地まで説明する。
- HOW TO GET TO SOMEWHERE/45分/全員、ペア/★★〜★★★
- 乗り物案内の表現を学ぶ。
- DRAWING CONTESTS/30分/全員、グループ/★★★
- 奇想天外の絵を描く。
- AT FAST FOOD SHOP/30分/全員、ペア/★★
- ファーストフード店などでの買い物の仕方を学ぶ。
- ORDER AT A RESTAURANT (1)〜(2)/1〜2時間/全員〜ペア/★★★★
- レストランで注文の仕方を学びMENUを使ってROLE PLAYし、実際の場面に慣れる。
- JAPANESE ENGLISH/1時間/全員/★★★★
- カタカナ英語、日本人には難しい発音、J.万治郎の英語を学ぶ。
- AT IMMIGRATION AND CUSTOMS(1)〜(2)/1時間/全員〜ペア/★★★
- 空港での会話練習。ROLE PLAYによって定番の表現に慣れさせる。
- FIND SOMEONE WHO.../1時間/全員/★★★
- ゲーム形式。インタビューをしながらサインを集めて、最後にBINGOをする。
- LET'S MAKE A STORY IN ENGLISH!/30分/全員、グループ/★★〜★★★
- 「浦島太郎」の物語を英語で語る。
- CHRISTMAS/1時間/全員/★★★
- ALTのspeechから、Key Wordsを聞き取り、さらにwords-puzzleで語をさがす。
- HOW DID YOU SPEND YOUR WINTER VACATION? /1時間/全員、ペア/★★★
- 冬休みの生活をインタビューしあい、結果を英文にまとめ、最後にspeechを行う。
- JAPANESE CULTURE/1時間×2/全員、グループ/★★★★
- 日本文化を英語で説明する。
- SHOPPING (1)〜(2)/2〜3時間/全員、ペア/★★★★
- 買い物に必要な表現を学び、簡単な場面練習(食料品店、衣料品店)から、独自に場面を創作させ、発表する。
- BOAST OF YOUR HOMETOWN/2時間/グループ、ペア/★★★★
- 出身地の尋ねかた、距離の言い方を学び、日本各地の名産を調べて、英語で解説する。
- TELEPHONE (1)〜(2)/30分×4/全員、ペア/★★〜★★★
- 基本的な電話での話し方を学んだ後、自分でdialogueを作る。
- FIND THE BLANK SQUARE (1)〜(2)/1時間/ペア/★★★
- A,Bそれぞれ異なる英文を読んで、その指示通りに従って表や絵に語句を書いていく。
- AT THE HOTEL (1)〜(2)/50分/ペア/★★★
- ホテルでのチェックイン、チェックアウトに使われる表現を学び、ROLE PLAY、発表を行う。
- JAPANESE SIGNS/1時間/全員、ペア/★★〜★★★
- 日本で使われている標識をALTに英語で説明する。
- MY DREAM/45分/全員/★★★★
- 子供の頃の夢、現在の夢をスピーチする。(自習教材)
- DRAWING PICTURES/30分×2/全員、グループ/★★
- 絵を見ながら、現在進行形の文を作る。
- FOUR HINTS QUIZ/30分/全員/★★
- それぞれ4つの英文を手がかりにして人物をあてる。
- CROSSWORD BUILDING/1時間/全員/★★★★
- 与えられたアルファベットからどれだけ多くの英単語を作れるかというゲーム。
- LADDER UP AND DOWN (A LETTER-CHANGING GAME)/50分/全員/★★★
- 英単語を1字ずつ換えて、違う単語を作っていくゲーム。
- WHO'S WHO? (1)〜(2)/1時間/ペア、3人/★★★
- A,Bそれぞれ違う情報を交互に読みあって、相手の情報と自分の情報から人物の年令や趣味などをあてる。
- ST.VALENTINE'S DAY WORD SEARCH/30分/全員/★★
- バレンタインデーにちなんだ単語のクロスワードパズル。
制作にあたって
OCは新課程の中でも最も重要視すべき教科ですが,学校教育ではかつて無かった新しい体系のため,現場の教師,生徒は大変戸惑っています。
これまで選択科目として一部の学校に英語A(会話)が導入されていましたが,教材不足等から熱心に取り組もうとする学校はあまり無かったように思われます。
ALTは週1回以上ほとんどの学校に配置され,生徒は中学校時代からnative speakerと言葉を交わす回数も増えてはいるのですが,どこの学校でもteam-teachingには非常に苦労しています。
言い換えれば,
・新課程の全員必修科目というOCの授業は必ずしも英語の積極的に取り組もうとする生徒ばかりを対象としていないこと,
・OC全ての教科書・副教材に関しては不十分なものが多いこと,
・教師側のknow-howが不足していること,
この3点の理由から,たとえALTの協力を得ても週2単位,多ければ40人を相手に英会話の授業を組み立てて,効果を上げるのは大変難しいものなのです。(OC2単位の授業を1単位以上文法の授業に振り替える学校がいかに多いことでしょう。)
私たちは旧課程時代からALTとのteam-teachingを積極的に行ない,試行錯誤を繰り返しながら英会話の授業計画を作成し,実践してきました。このたび,実際の授業で使用してきた内容を私たちなりに編集しました。至らぬ点もあるかと思いますが,OCの授業にお困りの先生方にぜひ使っていただきたいと思っています。
/亀岡 睦美
新課程になってOCAの授業を担当するようになり6年が経過しました。中学,高校と6年間英語を勉強しても使える英語が身につかない学校英語の改革ということでスタートしたわけですが,今まで(今でも)試行錯誤の連続です。なにしろ自分の学生時代にはそんな授業はなく,実体験がないわけです。英会話学校に行ったことはありますが,1クラスせいぜい10人の生徒です。「40人相手に英会話ってどうすればいいの?」というのが最初の最大の悩みでした。
教科書選定から始まって,いろいろな資料を集め,勉強し,実際の授業で試みました。その結果分かったことは,まともに使えるOCの教科書はないということでした。OCの教科書は各社ともそれぞれ工夫なさっているのでしょうが,難しすぎるか単調すぎるかのどちらかなのです。難しくても優秀な生徒が集まっている学校なら問題はないのでしょうが,全国のほとんどの学校は普通の学校なのです。また,ドリル形式の単調なものは飽きます。特にOCBの教科書はAよりもこの傾向が強いです。OCの教科書を毎年変える学校が多いのもこのへんに理由があると思います。大学の先生方が中心となって作られている教科書は,やはり現実を見ずに理想だけが先走っている感が否めません。
教科書は必ず買わなければいけませんから,まだましなものを買うことにし,ほとんど使うことのない教科書を横目に自主教材作りに励むことになります。6年も経つと少しずつ改良しながらいろいろなジャンルのものが集まりました。状況別のdialogue,様々なゲーム,speech,ペアワーク,グループワークなどです。並べてみると1年間かけても終わらないくらいの量になりました。だいたい,プリント1枚を1〜3時間の授業で終えるようにしているので教える側としても,時間配分,年間計画を立てやすいのです。
たくさんでているOCの資料本などは,自分で切り貼り,タイプで打ち直しをしないと使えないものがほとんどです。また,教科書のようにすでにあらゆることが書き込まれていたりすると,生徒はそれを見て(読んで)英語を話してしまうので,自分で考えて話すことが出来なくなります。Listening Testの形式にならい,教師用と生徒用とに分け,生徒は考えながら自分のプリントを完成させていくようにすると充実感を得ることができるのです。教師用の解説の方は今回初めて作ったので,舌たらずで分かりづらいところが多いと思います。お使いになった感想,意見をお聞かせいただけると私たちも大変うれしいです。
/桜田 京子
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- 明治図書