- まえがき
- T 私の主張
- 1 私の主張
- (1) 酒井式描画法と私の人生/(2) 絵における「個性」をどうとらえるか/(2) 「粗雑は心の病」という言葉の重い意/(4) コンクールをどう生かすか/(5) 「教師が描いてみる」ことの意味
- U エチュード
- エチュード1酒井式 顔の描き方
- (1) 少し長い前口上
- エチュード2酒井式 手の描き方
- (1) パート1(45分)/(2) パート2(45分)/(3) パート3(45分)/(4) パート4(45分)/(5) パート5(45分)
- エチュード3人の体の動きの描き方
- (1) パート1(45分)/(2) パート2(60分)
- エチュード4猫のロンド
- エチュード5三ツ目のオバケ
- エチュード6マンガの勉強
- エチュード7色の勉強
- (1) ちょっと長い前口上/(2) Part1 似た色からつくる/(3) Part2 三原色からつくる
- エチュード8水彩絵の具の使い方
- (1) Part1 水と絵の具の関係/(2) Part2 色あいの変化/(3) Part3 一枚の葉っぱ
- エチュード9酒井式鑑賞法
- V シナリオ
- 1 花咲か爺さん
- (1) 第1幕(60分)/(2) 第2幕(45分)/(3) 第3幕(45分)/(4) 第4幕(60分)
- 2 スーホの白い馬
- (1) 第1幕(45分)/(2) 第2幕(45分)/(3) 第3幕(45分)/(4) 第4幕(45分)/(5) 第5幕(45分)
- 3 屋根の上の白い猫
- (1) 第1幕(45分)/(2) 第2幕(45分)/(3) 第3幕(45分)/(4) 第4幕(45分)/(5) 第5幕(90分)
- 4 かもとりごんべえ
- (1) 第1幕(30分)/(2) 第2幕(60分)/(3) 第3幕(45分)/(4) 第4幕(90分)/(5) 第5幕(45分)
- 5 モチモチの木
- (1) 第1幕(45分)/(2) 第2幕(45分)/(3) 第3幕(45分)/(4) 第4幕(90分)
- 6 鳥を捕る人
- (1) 第1幕(60分)/(2) 第2幕(60分)/(3) 第3幕(120分)
- 7 セロ弾きのゴーシュ
- (1) 第1幕(45分)/(2) 第2幕(45分)/(3) 第3幕(90分)/(4) 第4幕(90分)
- 8 どんぐりと山猫
- (1) 第1幕(90分)/(2) 第2幕(90分)/(3) 第3幕(90分)
- 9 マッチ売りの少女
- (1) 第1幕(90分)/(2) 第2幕(60分)/(3) 第3幕(90分)
- 10 やまなし
- (1) 第1幕(45分)/(2) 第2幕(60分)/(3) 第3幕(90分)
- 11 百羽の鶴
- (1) 第1幕(90分)/(2) 第2幕(45分)/(3) 第3幕(90分)
- 12 円座型シャボン玉
- (1) 第1幕(45分)/(2) 第2幕(45分)/(3) 第3幕(90分)
- 13 一版多色版画三題
- 第1題 スイカを食べる
- (1) 第1幕(45分)/(2) 第2幕(45分)/(3) 第3幕(90分)
- 第2題 笛を吹く
- (1) 第1幕(60分)/(2) 第2幕(120分)
- 第3題 狼森と笊森、盗森
- (1) 第1幕(60分)/(2) 第2幕(60分)/(3) 第3幕(90分)
- 14 大きな魚を釣った話
- (1) 第1幕(45分)/(2) 第2幕(60分)/(3) 第3幕(90分)/(4) 第4幕(60分)
- あとがき
まえがき
(実践の前に一読してください。)
当然のこととは言え,ここに載せられたエチュード・シナリオは厳選されたものであります。私が今まで創りあげてきた120本の中の23本なのです。
まず,この23本を選定することに精力を使い果たすほど考えました。
幼児から成人まで,全く酒井式を知らない人からベテランまで通用する骨組みのしっかりしたものはどれか,何度も読み返してみて選定し,新たに書き直しました。
ですから,しっかりと読んでひとつひとつの段階を確実に進んでいただければ,なんとか満足のいく実践ができるのではないかと思います。
まず最初に五つの「私の主張」があります。
これも,選びに選びぬいた五つの小文です。長い文ではありませんので,実践の途中にでも読み返していただければ有難いと思います。
特に,冒頭の「酒井式描画法と私の人生」は,酒井式の方法を支えている理念を短い文の中に凝縮したつもりです。
私のシナリオを追試してくださる方の中に,指導に迷ったらこの文を読むとすっきりする――と言ってくださる方も多くおられます。
九つのエチュードを載せました。
私は,子どもたちに人間を描く力をつけたいと考えてきました。
人間を描けるようにするための三つの課題も発見できました。
それは,「顔」と「手」と「体の動き」が描ければいいということでした。
これは,大きな大きな発見でした。
そこで,その三つのエチュードを載せています。
できれば,この三つは連続して実践されると効果的だと思います。
「猫のロンド」「三つ目のオバケ」「マンガの勉強」は,絵というものの自由さ,その無限の広がりへ関心を持ってもらう切り込み口として示しました。
自由と言っても,カタツムリの線だけは忘れずに描き進めさせましょう。
色彩については,今まで印刷の関係でセーブしてきましたが,このたびはCD−ROMの中にたっぷりと内蔵させました。
色彩指導は,やればやるほど面白いものです。CD−ROMをみながらゆっくりと実践してみてください。
/酒井 臣吾
教材研究として「先生が何枚も描くこと」が大切なのだが、
自分で描くと同じ絵、色づかい…参考作品とは言い難い
また、時間も限られてくる
この本にはCDがついており、参考作品が多数収録されている
また、シナリオも代表的なもので、初心者の方でも追試ができるようになっている
入門書として、大変分かりやすい内容にもなっている
4月からの図工の教材に、大変おすすめである
自由な題材で思ったことを好きなように描く…教科書の教材をそのまま実践すれば、図工はたちまちお絵かきタイムです。絵の得意な子はいざ知らず、苦手な子はますます絵が嫌いになる…。子ども達に何度も苦痛を味わわせてしまいました。わらにもすがる思いでこの本を購入しました。
早速、シナリオを追試してみました。このシナリオに取り組んだ7時間、得意な子も苦手な子も夢中で取り組んでいました。次々と素晴らしい作品が生み出され、出来上がった作品を掲示板に張ると正に「圧巻」!初めて子ども達の作品に心を奪われてしまいました。
1年生から6年生まで、子ども達の実態に合わせて追試できるエチュードとシナリオがつまった本書は正に酒井式の決定版!私のような入門者は、まずこの一冊から始めるのがいいと思います。
図工が待ち遠しくなりました。
内容も,120本の中から厳選されただけあって充実です。
これからは,この本を元に教材研究をし,授業に臨みたいと思います。
「私の主張」では5つの主張が書かれており,読むと現場の人間として大変共感します。
付属のCDには参考作品が300以上も入っており,カラーで絵を見ることができるのもとても勉強になります。
分かりやすくてためになる描画指導本の最高傑作です。
買って大満足しています。
内容も,120本の中から厳選されただけあって充実です。
これからは,この本を元に教材研究をし,授業に臨みたいと思います。
「私の主張」では5つの主張が書かれており,読むと現場の人間として大変共感します。
付属のCDには参考作品が300以上も入っており,カラーで絵を見ることができるのもとても勉強になります。
分かりやすくてためになる描画指導本の最高傑作です。
買って大満足しています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「粗雑は心の病」という言葉の重い意
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
胸に響きました。
この酒井先生の言葉を、子ども達に語りたいと思います。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「教師が描いてみる」ことの意味
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
教師が描くことの大切さを改めて感じました。
教師が描くことで、子ども達への指導の言葉も
実感がこもるのだと思いました。
何度も読み返し、子ども達に指導していきたいと思います。