- まえがき
- 本書の使い方
- Part 1 英語アタマにする! ウォーミングアップ編
- *活動の手順/ 活動のポイント/ ワークシート
- (1) アルファベットを探そう!
- (2) 名前を書こう
- (3) 数字を覚えよう!@ 0〜9まで
- (4) 数字を覚えよう!A 10〜19まで(0〜9発展編)
- (5) 数字を覚えよう!B 20〜100まで(10〜19発展編)
- (6) 曜日の名前を覚えよう
- (7) 月の名前を覚えよう
- Part 2 バッチリ定着! 意味を理解する活動編
- *活動の手順/ 活動のポイント/ 活動例/ その他の問題例/ ワークシート
- (1) 絵で当てよう!
- (2) 落とし穴ビンゴ
- (3) 絵カードビンゴ
- (4) 教室の中にあるものは?
- (5) 最初に思いつくものは?
- (6) 似ていて違う
- (7) 仲間同士はどれだ?
- (8) 同じ性格?
- (9) 連想する語はどれ?
- (10) どんな関係?
- (11) ゆっくり読んで
- (12) 神経衰弱
- (13) 代名詞ビンゴ
- (14) 疑問詞ビンゴ
- (15) 前置詞ビンゴ
- (16) その単語,何回目?
- (17) 最後の単語はどれ?
- (18) 好きなものは?
- (19) 今のあなたは?
- Part 3 楽しく覚える! 発音・つづり活動編
- *活動の手順/ 活動のポイント/ 活動例/ その他の問題例/ ワークシート
- (1) フォニックス@(母音1文字編)
- (2) フォニックスで推測@(母音1文字編)
- (3) 速読みチャレンジ@(母音1文字編)
- (4) 速書きチャレンジ@(母音1文字編)
- (5) フォニックスA(母音2文字以上編)
- (6) フォニックスで推測A(母音2文字以上編)
- (7) 速読みチャレンジA(母音2文字以上編)
- (8) 速書きチャレンジA(母音2文字以上編)
- (9) フォニックスB(子音編)
- (10) フォニックスで推測B(子音編)
- (11) 速読みチャレンジB(子音編)
- (12) 速書きチャレンジB(子音編)
- (13) フォニックスビンゴ@(母音1文字編)
- (14) フォニックスビンゴA(母音2文字以上・子音編)
- (15) 仲間はずれはどれだ?
- (16) 読まない文字はどれだ?
- (17) 伝言ゲーム
- (18) 音のつながりを知ろう
- (19) 速読みチャレンジC(音のつながり編)
- (20) アルファベット順になる単語は?
- (21) たくさん作ろう,長く作ろう
- (22) 最初はTEA
- 解答ページ
まえがき
本書は,「語彙指導」「語彙学習」の丸暗記からの脱却を目指し,楽しくできて,かつ定着度の高い語彙活動のアイデア48を収録した。
最近ほとんどの小学校で行われている「外国語活動」(主に英語活動)と,文字が導入される中学1年の橋渡しとして,中学入門期の語彙指導に特に焦点を当てている。各教科書の中学1年で出てくる基本単語はほとんどカバーされている。
活動は,シンプルで,やり方も単純なものが多く,ほとんどの活動はおよそ10分で出来るものとなっているが,
(1) 「アルファベット」「数字」「曜日」「月」などの基礎的語彙を定着させる活動
(2) 「絵で当てよう!」「絵カードビンゴ」など視覚的イメージに訴えて意味を覚える活動
(3) 「落とし穴ビンゴ」「代名詞ビンゴ」「疑問詞ビンゴ」「フォニックスビンゴ」「神経衰弱」など,ゲームで楽しく単語を覚える活動
(4) 「仲間同士はどれだ?」「どんな関係?」「似ていて違う」など,単語の意味を深く考える活動
(5) 「好きなものは?」「今のあなたは?」など,自分と重ね合わせて単語の記億を促進させる活動
(6) 「フォニックス」のポイントを押さえ,単語が読める,書けるという達成感が味わえる活動
など,バラエティーに富んだ活動を収録した。
中学入門期の語彙指導に焦点があるとはいえ,語彙のレベルさえ変えていただけば,中学2,3年生はもとより,高校生の再入門期の指導にもお使いいただけると考える。
また,1人で行う活動,ペアで行う活動,クラス全体で行う活動という観点からも,偏りのないようにしてある。語彙学習は,1人で行うよりもペア・グループで友達とともに学習するほうが定着が高いということが言われているが,多くの活動は「1人でも,ペアでも」行える活動になっている。
さらに,単語のみを使う活動と,他の技能(スピーキング,リスニング,リーディング,ライティング)とともに単語も覚える活動という2種類のバランスにも配慮した。
語彙学習は丸暗記ではない。楽しくできるゲーム的な活動の中で,知的好奇心をくすぐる活動の中で,友達との学び合いの中で,他技能との連携の中で,語彙が増えたという達成感を生徒が持ち,今後の語彙学習の土台作りとなれば幸いである。
2010年1月 /岡田 順子
この本の魅力を一言で言うと「わかりやすさ」です。
読むのに時間がかからず、明日の授業から使えます!
語彙は一度で身に付くものではありませんので、変化のある繰り返しの中で定着を図る必要があります。
タイトルに「少しの工夫で効果4倍!」と書かれてありますが、私は効果10倍だと思います。
正直そのまま使えるものと、そうでないものがありましたが、たくさんのヒントがもらえました。
特に、各左ページの「活動のポイント」では、なぜこの活動が有効なのかを理論的に検証されており、読んでいて「なるほど」と思う部分がたくさんありました。
現在、中1〜中3まで指導していますが、生徒たちも大変この活動を楽しみにしています。私も教材研究が楽しくなりました!ありがとうございました!
この本に出会えて本当に良かったです。
レッスンのターゲットが明確なので使いやすいのと
レッスンポイントが丁寧に書かれていて分かりやすいです。
ワークシートはシンプルで、もう少し例になる単語が欲しいと感じたのですが、子どもたちがイヤにならない量でした。
(小学3〜5年生に使ってます。)
単語を変えたり、量を調整したりの工夫次第で
幅広く使えそうです。
ビンゴやゲームも多数掲載され、
ゲームが大好きな小学生も
喜びそうなワークシートだと思いました。
(小学生には難しそうなところは、
口頭で説明を補足してあげるといいと思います。
まえがきには、高校生の再入門期にも、
と書かれていますので。
工夫次第でさまざまな年齢層に使えると感じました。)
小学校外国語活動の本格実施に向け、
「英語ノート」以外にも子どもたちの興味を引くような
導入教材があったらいいなぁと思っていたので、
これは使えそうです。
授業で早速いくつかやってみましたが、(入門期をターゲットにしているようですが)他の学年でも、また英語が苦手な子でも、楽しく取り組むことができました。
英語授業を楽しくしたい!そんな方にピッタリな良書だと思います。