- 序/福井先生との出合い /福地 幸造
- 生命をかつぐって重いなあ
- ―障害児差別の中に生きて―
- 一 日本人の意識
- 結婚できません/ 世界のために二人がある/ 本音と建て前の違い/ ザラザラと汚れた手
- 二 障害児差別について
- 差別の恐ろしさ/ こわいことあらへん/ 共に歩む教育/ 赤いべべ/ 池の中の蛙/ 実存が侵されている/ 所属を奪われた思い出/ 生命をぶつけてあやまる
- 三 教育の場における差別
- 立派な重い知恵おくれの子どもに/ 大変ですね/ 共に生かされる/ 人間の心がかわった/ 統合ではなく分離
- 四 生命をかつぐって重いなあ
- 日本人の障害児観/ 社会福祉事業先覚者のあやまり/ 生命をかつぐって重いなあ
- 心に永遠に乾かない涙を
- ―教育・社会の中における障害児差別―
- 一 目に見えないもの
- 肉体でなく生命である/ なくしつつあるもの/ 赤ちゃんのおみそ/ 欠けている連帯感/ 一生懸命生きる
- 二 規格化された教育の中で
- 遊び学級や/ 0点のテスト/ 誰が問題児をつくるのか
- 三 障害児差別との取り組み
- 生命は返せない/ 差別された者がまた差別をする現実/ 嫌われて、恐がられて、いやがられて/ 私は失敗しました/ 共に手をとりあい力をあわせて/ 私たちは逃げることができる/ 心に永遠に乾かない涙を
- 目に見えるものより目に見えないものを
- ―重い知恵おくれの子どもと二十五年―
- 一 僕アホやない人間や
- もっと、お日様てらしてくれ/ あまり相手にしてくれない/ 若い時に情熱をもつな/ 僕アホやない人間や
- 二 総ての子どもを幸福に
- 決断の世界/ たたき伏せ運動/ 木が切られた植樹祭/ 人間をランクづけする時代
- おわりに
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- 明治図書