中学生に道徳力をつける―授業ですぐ使える新資料35選―

中学生に道徳力をつける―授業ですぐ使える新資料35選―

好評15刷

実践の中から生まれた、生徒の心を揺らす道徳授業

道徳授業の経験が少ない先生でも「こうすれば授業が成立つ」という資料、新しい時代に即した新しい感覚の資料の紹介を始め、授業の記録用紙として便利な「道徳ノート」、生徒の決意を書かせる感想文の書かせ方など、道徳授業のノウハウを満載した、新中社ならではの提案。


紙版価格: 2,750円(税込)

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ISBN:
978-4-18-813212-8
ジャンル:
道徳
刊行:
15刷
対象:
中学校
仕様:
A5判 240頁
状態:
在庫あり
出荷:
2024年7月2日

もくじ

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はじめに/本書の見方・使い方
第1章 主として自分自身に関すること
[1] 世界に一つだけの花〜新入生に勇気を〜 /御前 充司
[2] まじめの果実〜まじめってかっこいい〜 /樫村弘 一郎
[3] 大人って何だろう〜こんな大人になりたい〜 /樫村弘 一郎
[4] 97歳の大学生〜歌川豊國さんのメッセージ 130歳まで勉強したい〜 /藤井 英之 /今出 和史
[5] 今年を漢字「一字」であらわすと……〜一字に願いをこめて〜 /中村 幸一
[6] 聞く地蔵と聞かぬ地蔵〜願いを聞いてくれるお地蔵様っていいの?〜 /仲達 英一郎 /藤井 英之
[7] 松井秀喜は,上を向く〜上を向くときってどんなとき?〜 /南畑 好伸
[8] 幸福と不幸の方程式〜南外吉さんはどうして幸福なのか〜 /林原 和彦
[9] ジベタリアンは人間らしさの崩壊?〜ジベタリアンは珍種のサルか〜 /大杉 正昭
[10] 人生はニコニコ顔で命がけ〜ニコニコ顔が生み出すすごいこと〜 /新中学社会科授業研究会
[11] 前進するしかない〜卒業生の前途にエールを贈りたい〜 /御前 充司
[12] 生きる目的〜担任と生徒の気持ちの距離が近くなる〜 /御前 充司
[13] エゴグラムでいい気分に〜夢を育てる授業です〜 /御前 充司
第2章 主として他の人とのかかわりに関すること
[1] ロンリーワンからオンリーワン〜新垣勉・自分にしかないものが支えになる〜 /御前 充司
[2] 手紙だから伝えられる〜野口シカさんに学ぶ〜 /御前 充司
[3] MOTTAINAI〜人も自然の一部だということを忘れない〜 /御前 充司
[4] 感謝のプレゼント〜親の思いに泣けます〜 /園山 真司
[5] 恋についての3つの話〜異性にもてる方法があります〜 /御前 充司
[6] スラムからの義援金〜神戸にお金以上のものが届けられた〜 /御前 充司
第3章 主として自然や崇高なものとのかかわりに関すること
[1] ニホンザルとタイワンザルT サルの保護管理計画〜タイワンザルの繁殖は何が問題か〜 /藤井 英之
[2] ニホンザルとタイワンザルU タイワンザルの安楽死処分〜自然保護か動物愛護か〜 /藤井 英之
[3] そのとき,君は――被災時における支えとは〜災害時,まず守るべきものは〜 /川口 厚之
[4] 命を見つめて――「心のノート」を活用して〜生きるってどういうこと?〜 /川口 厚之
[5] 最期の命は何色?〜本田美奈子.さんは歌い続けた〜 /宮崎 正康
[6] ツバメ〜ツバメはなぜ日本に戻ってくるのか〜 /藤井 英之
[7] ペットは家族?〜ペットを飼うにも責任がある〜 /福田 孝
第4章 主として集団や社会とのかかわりに関すること
[1] グループ行動〜グループで行動する良さって何だろう〜 /御前 充司
[2] 道徳で深める情報モラル 第1時 ホームページを審査しよう〜このホームページどこが悪いの?〜 /藤井 英之 /南畑 好伸 /長田 和浩
[3] 道徳で深める情報モラル 第2時 まわしていいの? チェーンメール〜送ってはいけないメールがあります〜 /藤井 英之 /南畑 好伸 /長田 和浩
[4] チームワーク〜大会前,キャプテンの悩みは何?〜 /御前 充司 /藤井 英之
[5] コンビニのゴミ箱が語るもの〜ゴミ箱を封印した理由は?〜 /川口 厚之
[6] 0.1歩を踏み出そう!〜神様が背中を押してくれる人とは〜 /西端 万博
[7] エースの出場辞退〜個人の信念か公の立場か〜 /藤井 英之 /南畑 好伸
[8] 親孝行していますか?〜ちょっと親孝行したくなる〜 /御前 充司
[9] 愛国心について考える〜国を愛することとは何だろう〜 /宮崎 正康
本書によせて
終わりに

はじめに

 生徒が真剣に考え,より良い生き方を求め,しかも楽しいと感じる道徳の授業をしたい,と担任ならだれもが望むところです。また,生徒の実態にあった授業をしたいとも考えます。

 一年に一度の豪華な研究授業のことではありません。年間35時間の普段の授業のことです。この道徳の時間を充実させることはとても大変なことです。

 道徳の授業がうまくいかない,マンネリ化しているとおっしゃる先生の授業には,いくつかの問題が考えられます。たとえば,授業の流し方が毎回同じパターンであるとか,現実味のない資料を使っているとか,分かり切ったことを時間をかけてきくとか……です。そして,そんな授業こそが道徳の授業であると信じて疑っていない場合が多いのです。

 つまらない授業は,生徒だけでなく授業者にとってもいやなものです。つまらない授業で道徳性が高められることはありません。

 本書は,道徳の授業経験が少ない先生でも利用していただけるように記述しています。また,一度でも追試していただくと,授業のコツみたいなものが見えてくるのではないかという期待もこめています。

 私たち執筆者は,実践者であって研究者ではありません。道徳の授業ができる条件にある者ばかりではありませんが,あくまで実践者として授業を創ってきました。難しい理論よりも,授業中,授業後の生徒の反応を重視する立場です。

 道徳の時間(授業)を何とかしたい,生徒のためになる時間にしたいと願う中学校の先生方にとって,本書が少しでも役に立つことができれば,これ以上の喜びはありません。


  2007年3月   /御前 充司

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      明治図書
    • この本では、生徒にとって身近な話題が豊富に取りあげられており、どれも生徒が本気になって考えさせられると思う。授業の進め方だけでなく、ワークシートや実際の授業の様子も掲載されている。また、指示や発問がわかりやすくのせられているので、追試がしやすい。
      2008/3/20コーパス
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