新版 学級集団づくり入門 小学校編

新版 学級集団づくり入門 小学校編

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子どもに生きる希望と勇気を育み,生活と学習の共同化に取り組み,人格的な自立を励ます集団をめざして,あらたな学級集団像を展開する。


復刊時予価: 3,300円(税込)

送料・代引手数料無料

電子書籍版: なし

ISBN:
4-18-853403-6
ジャンル:
生活・生徒・進路指導
刊行:
4刷
対象:
小学校
仕様:
A5判 264頁
状態:
絶版
出荷:
復刊次第

目次

もくじの詳細表示

まえがき
T 学級集団づくりのすじみち
T 少年期における子どもの自立
一 少年期の発達課題
1 活動的で能動的な少年期
2 少年期の子どもにおける認識の発達
3 少年期における集団の発展と子どもの自立
二 子どもの自立をめぐる問題状況
1 少年期のなくなった子どもたち
2 親や教師の期待に過敏に応えようとする子どもたち
3 少年期集団の消滅
4 学力格差のひろがりと子どものトラブルの顕在化
U 生活指導の目的と方法
一 生活指導の今日的課題
1 子どものなかに生きる希望と勇気と自信を育てる
2 子どもの行動を発展的に組織する
3 教師の自己変革を介して子どもを意識的な生活主体に育てる
4 生活の共同化に取り組むなかで民主的な集団をつくりだす
5 子どもの人格的自立をはげまし、社会の民主的な形成者に育てる
二 生活指導の方法的原則
1 子どもの生活に共感的に参加していく
2 対話をつうじて現実を共有する――認識と表現
3 能動的・主体的なものの見方を育てる――ものの見方・感じ方・考え方の指導
4 要求を意識化させる――説得と納得
5 合意形成から実践へ
V 学級集団づくりのすじみち
一 学級集団づくりとはなにか
1 学級集団づくりとは集団の民主的発展を追求するものである
2 活動方針・組織方針・指導方針――学級集団づくりの三つの層
二 個人指導と集団指導
1 個人指導とはなにか
2 集団指導とはなにか
三 学級集団の指導と管理
1 「管理主義」からの自立
2 学級集団づくりにおける教師の指導
3 「指示」「評価」「対話と討議」
4 権力的統制と教育的管理の相違
5 集団の自己指導、自主管理ならびに個人的・集団的自律
四 学級集団づくりのすじみち
1 学級集団づくりの三つの側面
2 班づくり――班とはなにか
3 班づくりの新しい展開
4 リーダー(核)づくり
5 リーダーづくりの新しい展開
6 討議づくり
7 討議づくりの新しい展開
8 学級集団の発展段階
五 学級集団づくりと授業
1 自主的な学習活動の組織化と学級集団づくり
2 教科指導の基本的課題
3 授業における学習集団の指導
4 学習班の指導
5 学習リーダーの指導
6 要望・質問の組織化
7 問答・討論の指導
8 集団学習のスタイルと学習規律の確立
U 学級集団づくりの方法(その1)
T 討議づくりをどうすすめるか
一 教師の原案提出権と子どもの発議権
1 学級の集団地図
2 学級の集団地図を決めるのは教師である
3 討議づくりをつうじて教師の主導権を確立する――集団のトーンと活動方針
4 教師の原案提出権と子どもの発議権
二 世論と合意をどう形成するか
1 身体的表出を言語的主張に――子どもの発議をどう組織するか
2 班との対話――ボランティア活動と班独自活動
3 原案とはどのようなものか
4 世論と合意をどう形成するか
5 合意形成のすじみち――個人ノート・学級新聞・学級諸集会
三 討議をどのように組織するか
1 討議の指導案をどうつくるか
2 総会議長と討議の二重方式
3 条件つき賛成・条件・反対
4 満場一致制と多数決制
5 班一票制と個人一票制
四 協同の組織化のための評価
1 協同して活動目標を追求していくちからを育てる――敵対的競争と協同的競争
2 協同・協力をはげます指導的評価
3 総括方針をどのように提起していくか
4 集団の自己評価・自己総括を導きだす
五 自主管理をどう確立していくか
1 批判や抗議をどう組織するか
2 けんかやいじめにどう取り組んでいくか
3 自主管理をどのように導きだすか
4 管理的な点検と評価をどうおこなうか
5 自主管理としての日直活動をどう導入するか
U リーダー(核)づくりをどうすすめるか
一 リーダーをどのように導きだすか
1 子どもたちのなかから私的なリーダーが登場してくるか
2 下学年のリーダーづくりの構想――多くの子どもたちにリーダー経験を与える
3 上学年のリーダーづくりの課題――私的なリーダーの肯定的側面と否定的側面
4 リーダーの予想と発見
5 リーダーにたいする個別的接近
6 リーダーとフォロアーの関係の民主化
7 よりあい的段階のリーダーづくりの主題――リーダー選出の二つの条件
二 リーダーをどのように選出するか
1 どのような班長制をとるか――複数班長制と個人班長制
2 班長の任期
3 やる気のある子どもをどのように班長に引きだすか
4 班長選出の方法−任命・互選・ジャンケン・信任・選挙
5 班長の辞任
6 班長の解任
三 班長をどう指導するか
1 教師には班長を育てる義務がある――教師にたいする班長のフォロアーシップ
2 班長は、班の活動方針・組織方針を作成し、班の合意を形成する
3 班長は、班員一人ひとりの自立をはげますような班をつくる
4 班長は班の要求を学級にもちだしていく
四 班長会をどう指導するか
1 班長会へのアプローチ
2 班長会の自立に向けて――「動く班長会」へ
3 「リーダー・サークル」をつくりだす――班長たちのサークルヘ
V 班づくりをどうすすめるか
一 なぜ班を編成するか
1 子どもはグループをつくって学級で生活している
2 子どもたちのグループづくりの問題点
3 どのような班をつくるか――基礎的でかつ第一次的な集団としての班
二 班をどう編成するか
1 班をどう構成するか――男女混合班と男女別班
2 班をどう構成するか――班員の数と班の数
3 教師による班編成
4 「好きなもの同士の班」――教師とリーダー的な子どもが競いあって班を編成する
5 班の導入に関する合意をどう形成するか
6 班がえをどうすすめるか
7 教師とリーダーによる班編成のはじまり
三 どのような班活動を組織するか
1 班活動と学級活動との関連をどうつけるか――班とその他の学級内小集団
2 班の独自活動を保障する
3 基礎的な単位集団としての班活動
4 機能的な単位集団としての班活動――係活動の発展
5 班=係活動の発展
四 班をどう指導するか
1 班を安心して生活できる居場所にする――問題をもつ子の個人指導と集団づくり
2 班の内部問題にどう取り組むか
3 「好きなもの同士」とはなにかを問わせる
4 集団と個人の関係を認識させていく
V 学級集団づくりの方法(その2)
T 班長会をどう選出するか
1 前期的段階T期の内実
2 班長立候補者にどのような方針をもたせるか
3 教師と班長会による班編成についての合意をどう形成するか
4 学級選挙をどう組織するか
5 教師と班長会による班編成
U 班長会をどう確立するか
1 班長会が原案をつくる
2 班長会は総会討議をどう組織していくか
3 総会討議における教師の位置――集団の内部から世論を組織する
4 班長会の硬直化と班長会批判
V 自主的活動とリーダー集団の発展
1 前期的段階の展望――集団活動の多面的発展と新しいリーダーの登場
2 創造的な文化活動を組織する――専門委員会
3 執行過程の民主化をすすめる――実行委員会
4 問題別小集団、学級内クラブ、ボランティア・グループの組織化
5 リーダー集団の発展
W 学級集団づくりと学年・全校集団づくり
1 学級集団は他の集団にはたらきかけていかねばならない
2 全校・学年・学級集団づくりで教職員集団の合意を形成する
3 子どもの権利を守り、子どもを権利主体に育てる
参考文献
索引
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      明治図書
    • ずっとほしかった新版!
      先日、二版が復刊されて購入できました

      ぜひこのチャンスに新版も買って
      がっつり読み込みたいです!
      2019/4/25bomb
    • これっきゃない
      2011/1/11

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