- まえがき
- T 学級集団づくりのすじみち
- T 少年期における子どもの自立
- 一 少年期の発達課題
- 1 活動的で能動的な少年期
- 2 少年期の子どもにおける認識の発達
- 3 少年期における集団の発展と子どもの自立
- 二 子どもの自立をめぐる問題状況
- 1 少年期のなくなった子どもたち
- 2 親や教師の期待に過敏に応えようとする子どもたち
- 3 少年期集団の消滅
- 4 学力格差のひろがりと子どものトラブルの顕在化
- U 生活指導の目的と方法
- 一 生活指導の今日的課題
- 1 子どものなかに生きる希望と勇気と自信を育てる
- 2 子どもの行動を発展的に組織する
- 3 教師の自己変革を介して子どもを意識的な生活主体に育てる
- 4 生活の共同化に取り組むなかで民主的な集団をつくりだす
- 5 子どもの人格的自立をはげまし、社会の民主的な形成者に育てる
- 二 生活指導の方法的原則
- 1 子どもの生活に共感的に参加していく
- 2 対話をつうじて現実を共有する――認識と表現
- 3 能動的・主体的なものの見方を育てる――ものの見方・感じ方・考え方の指導
- 4 要求を意識化させる――説得と納得
- 5 合意形成から実践へ
- V 学級集団づくりのすじみち
- 一 学級集団づくりとはなにか
- 1 学級集団づくりとは集団の民主的発展を追求するものである
- 2 活動方針・組織方針・指導方針――学級集団づくりの三つの層
- 二 個人指導と集団指導
- 1 個人指導とはなにか
- 2 集団指導とはなにか
- 三 学級集団の指導と管理
- 1 「管理主義」からの自立
- 2 学級集団づくりにおける教師の指導
- 3 「指示」「評価」「対話と討議」
- 4 権力的統制と教育的管理の相違
- 5 集団の自己指導、自主管理ならびに個人的・集団的自律
- 四 学級集団づくりのすじみち
- 1 学級集団づくりの三つの側面
- 2 班づくり――班とはなにか
- 3 班づくりの新しい展開
- 4 リーダー(核)づくり
- 5 リーダーづくりの新しい展開
- 6 討議づくり
- 7 討議づくりの新しい展開
- 8 学級集団の発展段階
- 五 学級集団づくりと授業
- 1 自主的な学習活動の組織化と学級集団づくり
- 2 教科指導の基本的課題
- 3 授業における学習集団の指導
- 4 学習班の指導
- 5 学習リーダーの指導
- 6 要望・質問の組織化
- 7 問答・討論の指導
- 8 集団学習のスタイルと学習規律の確立
- U 学級集団づくりの方法(その1)
- T 討議づくりをどうすすめるか
- 一 教師の原案提出権と子どもの発議権
- 1 学級の集団地図
- 2 学級の集団地図を決めるのは教師である
- 3 討議づくりをつうじて教師の主導権を確立する――集団のトーンと活動方針
- 4 教師の原案提出権と子どもの発議権
- 二 世論と合意をどう形成するか
- 1 身体的表出を言語的主張に――子どもの発議をどう組織するか
- 2 班との対話――ボランティア活動と班独自活動
- 3 原案とはどのようなものか
- 4 世論と合意をどう形成するか
- 5 合意形成のすじみち――個人ノート・学級新聞・学級諸集会
- 三 討議をどのように組織するか
- 1 討議の指導案をどうつくるか
- 2 総会議長と討議の二重方式
- 3 条件つき賛成・条件・反対
- 4 満場一致制と多数決制
- 5 班一票制と個人一票制
- 四 協同の組織化のための評価
- 1 協同して活動目標を追求していくちからを育てる――敵対的競争と協同的競争
- 2 協同・協力をはげます指導的評価
- 3 総括方針をどのように提起していくか
- 4 集団の自己評価・自己総括を導きだす
- 五 自主管理をどう確立していくか
- 1 批判や抗議をどう組織するか
- 2 けんかやいじめにどう取り組んでいくか
- 3 自主管理をどのように導きだすか
- 4 管理的な点検と評価をどうおこなうか
- 5 自主管理としての日直活動をどう導入するか
- U リーダー(核)づくりをどうすすめるか
- 一 リーダーをどのように導きだすか
- 1 子どもたちのなかから私的なリーダーが登場してくるか
- 2 下学年のリーダーづくりの構想――多くの子どもたちにリーダー経験を与える
- 3 上学年のリーダーづくりの課題――私的なリーダーの肯定的側面と否定的側面
- 4 リーダーの予想と発見
- 5 リーダーにたいする個別的接近
- 6 リーダーとフォロアーの関係の民主化
- 7 よりあい的段階のリーダーづくりの主題――リーダー選出の二つの条件
- 二 リーダーをどのように選出するか
- 1 どのような班長制をとるか――複数班長制と個人班長制
- 2 班長の任期
- 3 やる気のある子どもをどのように班長に引きだすか
- 4 班長選出の方法−任命・互選・ジャンケン・信任・選挙
- 5 班長の辞任
- 6 班長の解任
- 三 班長をどう指導するか
- 1 教師には班長を育てる義務がある――教師にたいする班長のフォロアーシップ
- 2 班長は、班の活動方針・組織方針を作成し、班の合意を形成する
- 3 班長は、班員一人ひとりの自立をはげますような班をつくる
- 4 班長は班の要求を学級にもちだしていく
- 四 班長会をどう指導するか
- 1 班長会へのアプローチ
- 2 班長会の自立に向けて――「動く班長会」へ
- 3 「リーダー・サークル」をつくりだす――班長たちのサークルヘ
- V 班づくりをどうすすめるか
- 一 なぜ班を編成するか
- 1 子どもはグループをつくって学級で生活している
- 2 子どもたちのグループづくりの問題点
- 3 どのような班をつくるか――基礎的でかつ第一次的な集団としての班
- 二 班をどう編成するか
- 1 班をどう構成するか――男女混合班と男女別班
- 2 班をどう構成するか――班員の数と班の数
- 3 教師による班編成
- 4 「好きなもの同士の班」――教師とリーダー的な子どもが競いあって班を編成する
- 5 班の導入に関する合意をどう形成するか
- 6 班がえをどうすすめるか
- 7 教師とリーダーによる班編成のはじまり
- 三 どのような班活動を組織するか
- 1 班活動と学級活動との関連をどうつけるか――班とその他の学級内小集団
- 2 班の独自活動を保障する
- 3 基礎的な単位集団としての班活動
- 4 機能的な単位集団としての班活動――係活動の発展
- 5 班=係活動の発展
- 四 班をどう指導するか
- 1 班を安心して生活できる居場所にする――問題をもつ子の個人指導と集団づくり
- 2 班の内部問題にどう取り組むか
- 3 「好きなもの同士」とはなにかを問わせる
- 4 集団と個人の関係を認識させていく
- V 学級集団づくりの方法(その2)
- T 班長会をどう選出するか
- 1 前期的段階T期の内実
- 2 班長立候補者にどのような方針をもたせるか
- 3 教師と班長会による班編成についての合意をどう形成するか
- 4 学級選挙をどう組織するか
- 5 教師と班長会による班編成
- U 班長会をどう確立するか
- 1 班長会が原案をつくる
- 2 班長会は総会討議をどう組織していくか
- 3 総会討議における教師の位置――集団の内部から世論を組織する
- 4 班長会の硬直化と班長会批判
- V 自主的活動とリーダー集団の発展
- 1 前期的段階の展望――集団活動の多面的発展と新しいリーダーの登場
- 2 創造的な文化活動を組織する――専門委員会
- 3 執行過程の民主化をすすめる――実行委員会
- 4 問題別小集団、学級内クラブ、ボランティア・グループの組織化
- 5 リーダー集団の発展
- W 学級集団づくりと学年・全校集団づくり
- 1 学級集団は他の集団にはたらきかけていかねばならない
- 2 全校・学年・学級集団づくりで教職員集団の合意を形成する
- 3 子どもの権利を守り、子どもを権利主体に育てる
- 参考文献
- 索引
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