- 推薦文 /國分 康孝
- まえがき
- 序章 構成的グループエンカウンターミニエクササイズの勧め
- 1 学ぶ意欲
- 2 教師も変わる
- 3 ミニエクササイズのコンセプト
- 4 収録エクササイズの分類
- 5 シェアリング
- 6 抵抗予防
- 7 ミニエクササイズの効果
- 8 振り返り用紙の活用
- 第1章 出会いを楽しく
- ★リレーションのエンカウンター
- @ 挨拶ジャンケン [全学年/一斉]
- A 背文字送り [全学年/グループ・一斉]
- B ○○が好きな○○です [全学年/グループ・一斉]
- C バースデーリング [全学年/一斉]
- D ハイ! [1学年/グループ・一斉]
- E 1年後の友へ [全学年/一斉]
- F 他己紹介 [全学年/ペア・グループ]
- G ゲス・フー 5対5 [全学年/グループ]
- H リラックス肩たたき [全学年/ペア]
- I 名刺交換 [全学年/グループ]
- 第2章 対話を楽しく
- ★コミュニケーションのエンカウンター
- @ ミラーゲーム [1学年/ペア・一斉]
- A 気持ち合わせて123 [全学年/グループ]
- B 人間関係チェック [全学年/個人]
- C 一方通行 [全学年/一斉]
- D 言葉から形へ [全学年/グループ]
- E 心をそろえて [全学年/グループ]
- F am I? [全学年/一斉]
- G [全学年/グループ]
- H ダジャリレー [全学年/グループ・一斉]
- I [全学年/グループ]
- 第3章 集団を楽しく
- ★クラスマネジメントのエンカウンター
- @ トラストアクション [全学年/ペア・一斉]
- A ブレストゲーム [全学年/グループ]
- B 理想のクラスを絵に [全学年/グループ]
- C 即興劇 だれもが名優 [全学年/グループ]
- D すごろくトーク [全学年/グループ]
- E ジェスチャー伝言ゲーム [全学年/グループ]
- F リレー物語 [全学年/グループ]
- G 私の好きなクラス [全学年/グループ]
- H You are great! [全学年/一斉]
- I Good Luck 祈り込めて [全学年/グループ]
- 第4章 危機を楽しく
- ★リスクマネジメントのエンカウンター
- @ トランプ戦争ゲーム [全学年/グループ]
- A 満員電車ゲーム [全学年/グループ]
- B 学級イメージ [全学年/個人・グループ]
- C 大切なもの [1・2学年/グループ]
- D 息子よ [全学年/グループ]
- E もし○○がなかったら [全学年/グループ・一斉]
- F 気を利かせて [2・3学年/ペア]
- G 私の短所 [全学年/グループ]
- H 中学校に来るわけ [3学年/一斉]
- I 変身物語 [1・2学年/グループ]
- 第5章 自分を楽しく
- ★セルフディスカバリーのエンカウンター
- @ 喜怒哀楽 [全学年/個人]
- A こう見えても私は [全学年/一斉]
- B 私は私が好きです [全学年/グループ]
- C ビッグドリーム [1学年/ペア]
- D ミニ内観 [3学年/ペア]
- E 一番欲しいモノ [全学年/グループ]
- F なんでここにいるの? [全学年/一斉]
- G さいころトーク [全学年/グループ]
- H 印象ゲーム [全学年/一斉]
- I ○年後の私からの手紙 [全学年/個人]
- 編集を終えて
推薦文
本書の推薦文を引き受けたのは,私に三つの想いがあるからである。
一つは編著者吉澤克彦に「構成的グループエンカウンターを学校に広げる前に,一度,提唱者に会ってくるように」と指示された平澤泰三校長への想いである。これが機縁で鳥屋野中学校は全学級でSGEを展開するモデル校となった。すべての子どもを対象とした「育てるカウンセリング」の一つとしてSGEに着目された平澤校長に敬意を表したい。本来ならこの推薦文は平澤校長が書かれるはずのものである。私は故人にかわって本稿を引き受けた。それが第一の想いである。
第二の想いは,吉澤克彦についてである。彼は筑波大学での私の研究会に新潟から足繁く通い,私の教え子たちと交流が深まったので,彼に対する私のフィーリングは「ゼミ生」である。それゆえ,教え子の編著書出版を祝する想いから本稿を書きたくなった。
第三の想いは,「教師だからこそできるカウンセリング」の一つがこれだ!と私自身が教え子の本を介して檄を飛ばしたいからである。なぜか,「臨床心理士だけがスクールカウンセラーか」という想いが私にはあるからである。本書の執筆者のように,教育とカウンセリングの両方になじみのある教育の専門家が,日本の防人である! 教育の素人である心理療法家がスクールカウンセラーというのは納得できない! 私は本書を介して全国の教育者にそう訴えたい。
以上が私の推薦の弁である。
平成13年1月25日
日本教育カウンセラー協会会長
カウンセリング・サイコロジスト
/國分 康孝(Ph. D.)
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