エンカウンター学級づくりテキスト8
他との交流を図るエクササイズ集

エンカウンター学級づくりテキスト8他との交流を図るエクササイズ集

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エンカウンターのねらいの一つ「ふれあい」にダイレクトに迫る!

エンカウンターの真髄である「心の触れ合い」を具体化するエクササイズを山盛り収録し、子どもたちの間に暖かな人間関係を作り、自己有用感を培う実践の手だてを示した。この現代の子どもに必要な態度や資質をこう育てたい。


復刊時予価: 2,046円(税込)

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ISBN:
978-4-18-874722-3
ジャンル:
特別活動
刊行:
対象:
小・中
仕様:
B5判 88頁
状態:
絶版
出荷:
復刊次第

もくじ

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特集 他との交流を図るエクササイズ集
他との交流を図るエンカウンターの役割 /吉澤 克彦
他との交流を図るエクササイズの提案
小学校の発達段階を踏まえたオススメのアイデア /八巻 寛治
中学校の発達段階を踏まえたオススメのアイデア /吉澤 克彦
低学年 他との交流を図るエクササイズ集
学級活動・道徳でのエクササイズ
ありがとうカードをおくろう /今市 清美
学級活動・道徳でのエクササイズ
食育「野菜クイズ」と異学年交流のエクササイズ /宇鉄 久美子
朝の会帰りの会でのミニエクササイズ
ありがとうカード /長谷川 祐子 /大越 卓摩
保健指導でのミニエクササイズ
こんにち“は”,爪だいじょうぶ? /黒川 健 /古橋 知加
中学年 他との交流を図るエクササイズ集
学級活動・道徳でのエクササイズ
「○年△組が最高!」 /有内 文香
学級活動・道徳でのミニエクササイズ
英語でフルーツバスケット /本間 正樹
朝の会帰りの会でのミニエクササイズ
あなたも私も世界No.1 /小野 芳枝
保健指導でのミニエクササイズ
暑さに負けない体をつくるために /黒川 健 /古橋 知加
高学年 他との交流を図るエクササイズ集
学級活動・道徳でのエクササイズ
どっちを選ぶの? /平野 修
学級活動・道徳でのエクササイズ
力を合わせて楽しもう!〜お助け鬼ごっこ〜 /星 由希
朝の会帰りの会でのミニエクササイズ
今日のベストフレンド /堀 多佳子
保健指導でのミニエクササイズ
ビンゴで歯を大切に /黒川 健 /古橋 知加
中学校 他との交流を図るエクササイズ集
学級活動・道徳でのエクササイズ
私とあなたの30秒 /山ア 明彦
学級活動・道徳でのミニエクササイズ
友だちづくりの会話術 /潤間 るみ
朝の会帰りの会でのミニエクササイズ
良いところも良くないところも /長嶋 茂
保健指導でのエクササイズ
豊かな人間関係を築くためのレシピ /土田 秀
第2特集 若い教師のエンカウンター(学級経営サークルでの実践報告)
1 「学級づくりの会」の歩み /佐藤 進
2 【低学年の実践】 低学年でのエンカウンター /笠井 敬祐
3 【中学年の実践】 構成的グループ・エンカウンターを取り入れた道徳授業 /仙田 満
4 【高学年の実践】 高学年でのエンカウンター /嵐 直人
5 【中学校の実践】 学級づくりの会で学んだこと /村山 重樹
6 年9回の勉強会のまとめ /吉澤 克彦

特集のねらい

 構成的グループエンカウンターを学校教育に導入する目的の一つは,「ふれあい」の実現にある。

 本特集の「他との交流を図る」は,エンカウンターのねらいの一つ「ふれあい」にダイレクトに迫るものといってよい。その意味ではどのようなエンカウンターであっても本特集とは大きくはずれない。ただ,注意することは,集団とのかかわり方をトレーニングすることに終始するものとならないことである。

 ソーシャルスキルトレーニングが,集団に適応するコツをつかむものだとすれば,エンカウンターは,交流する場を提供し,そこで自分らしく参加したり感情交流をしたりといったことを重視するものだからである。

 言い換えれば,前者が集団への入り方を訓練するものならば,後者は,集団の一員でいることの喜びや自他へのあたたかい思いをはぐくむ体験学習であるといえる。その部分をきちんと書き込んで欲しい。

 例えば「あいさつのしかた」を教えたり,「上手な聴き方」を学んだりして,その方法を用いて現実場面での人間関係を円滑にすることができるようになることを目的として実施するのがソーシャルスキルトレーニング。それに対して,エンカウンターは,あいさつをお互いがするようなエクササイズを行うにしても,そのときどんな気持ちだったのかとか,どんな感情で挨拶を交わしたのかといったことをお互いで話すことそのものを目的としている。つまり,挨拶をするというエクササイズを媒介にして,自分を見つめたり,相手の様子を受け止めたりしながら,心と心のふれあいを促進していくわけである。

 本特集では,ソーシャルスキルを取り入れたエクササイズも歓迎するが,エンカウンターとしてのねらいや枠組みを意識して執筆して欲しい。

 さらに,「他と交流」してどうなったのか,日常との連接の部分も述べていただければ読者の参考になると考えている。

 また,今回の新しい試みとしては,他と交流を図るという枠組みの中で「保健指導」での活用をそれぞれの発達段階で示すということである。具体的な領域での活用は,学級担任の参考になるはずである。養護教諭とのTTで,実践して欲しいと考えている。

 第二特集は,今年誕生した私の勤務校周辺でのサークル活動を紹介する。有志の勉強会立ち上げの参考になればと思っている。


   編集委員 /八巻 寛治 /吉澤 克彦

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