- まえがき
- T ママたちの“心”を分析する
- 1 1日保母をするママの心
- 1.ママの不安を“参加”で解消
- 2.“参加”は,楽しく充実したひと時に
- 3.ママの特技を生かして
- 4.なごやかにランチ・タイム
- 5.“ならし”についての発想をかえて
- 2 乳児のいるママへのサポート
- 1.入園する前は,不安がいっぱい!
- 2.面接は,なごやかな雰囲気で
- 3.受け入れ準備を整えておけば,ママは安心
- 4.ママも赤ちゃんも一緒に園で過ごす
- 5.上手な聞き役になりましょう
- 6.保育参観を,赤ちゃんと一緒に園で過ごす日に
- 7.ママのまわりの人たちにも,園を理解してもらう
- 8.「連絡ノート」を育児の記録に
- 9.ママたちに安心してもらえる,スタッフ同士のチーム・ワーク
- 10.喜びを,ママと分かち合う気持ちになって
- U パパたちの“心”を分析する
- 1 1日保父をするパパの心
- 1.ママとパパの会話の違い
- 2.パパにはこんな役割も
- 3.パパを,子育てから遠ざけてしまう会話
- 4.1日保父の体験
- 5.子どもと一緒に,1日ゆっくりと
- 6.遊びやランチも子どもと一緒に
- 7.お昼寝などのひと時を利用して
- 8.カップルが,子育てに共感し合えれば…
- 2 パパへの子育てサポート
- 1.“父の日”を保育参観のチャンスにして
- 2.一緒に遊んで,子どもの喜び方を知ってもらう
- 3.ランチタイムを,子どもたちとともに
- 4.パパ向けの「子育てのコツ」の勉強会
- 5.パパへの働きかけは,ママの心を支える
- V 園を,ママやパパのサロンにする
- 1 サロンのためのスペースづくり
- 1.サロンへの思い
- 2.まずは,玄関をサロンにしてみては…
- 3.使っていないスペースはありませんか?
- 4.それでもスペースがなかったら…
- 5.子どもたちのためにもサロンという美しいスペースを
- 2 サロンへ向けての園舎のリフォーム
- 1.園舎までのアプローチは,野の小道のように
- 2.サロンには,お茶やコーヒーの用意を
- 3.どの部屋へも,ママやパパが入ってみたくなるように
- 4.照明は,部屋のおしゃれの新しいポイント
- 5.壁紙のカラーにも,ひと工夫を
- 6.どんな園舎も,リフォームは工夫しだいで
- 3 心やすらぐ園庭へ
- 1.疲れをいやす緑のオアシス
- 2.ハーブ・ガーデンはいかが
- 3.シーズンそれぞれの楽しみ方
- 4.ママやパパたちとのガーデン・パーティー
- 5.自然に親しむ心が育っていくように
- W ママやパパとの“会話”を工夫する
- 1 朝と夕方,会話のポイント
- 1.今日は今日ならではの,ごあいさつ
- 2.形だけの笑顔は困ります
- 3.わざとらしい敬語はいりません
- 4.お説教タイプは嫌われます
- 5.ものわかりがよすぎるのは,むしろ頼りになりません
- 6.伝えたいことは,ひとつだけ選ぶようにして
- 2 カルチャー・クラブをつくって
- 1.やれそうなカルチャー・クラブのいろいろ
- 2.園生活のセンス・アップをはばむもの
- 3.ママもパパも,一緒にセンスを磨く
- 4.ママやパパのアイディアを生かす
- 5.こんなこともできそう…
- 6.楽しみは,口コミで広がって…
- 3 ティー・パーティーを楽しく
- 1.お迎えどきの1杯のティー
- 2.行事とティー・パーティー
- 3.親子クッキングでティー・パーティー
- 4.手づくりのティーで季節を味わう
- X ママやパパの生活サイクルと,子どもたちの生活サイクル
- 1 入園当初の心配り
- 1.じっくりと園を見ていただいて
- 2.入園が決まったら,いつでも遊びに来てもらう
- 3.オリエンテーションは,お茶を飲みながらなごやかに
- 4.『入園のしおり』は,わかりやすく,カラフルに
- 5.入園式は,あたたかな雰囲気で
- 6.うれしい会話を心がけて
- 2 園での朝食
- 1.朝のママとパパは大忙し
- 2.ミルク1杯のやさしさ
- 3.カップルでお茶を楽しむ
- 4.ゆったりとしたランチタイム
- 5.帰宅後のママとパパのことを考えて
- 3 ママとパパのやすらぎタイム
- 1.子育て中だからこそ“やすらぎタイム”を
- 2.いつでも園を訪ねて,子どもを見るのもやすらぎタイム
- 3.入園前のママやパパにも
- 4.おばあちゃんやおじいちゃんに,ちょっと助けてもらうことの価値
- 5.ご近所との明るいおつきあいは,何よりのやすらぎ
- 6.ママやパパのやすらぎが,子どもたちのやすらぎへ
- Y 北欧の保育の工夫から学ぶこと
- 1.スウェーデンの家庭では
- 2.ノルウェーのママとパパたち
- 3.デンマークの家庭と仕事と
- 4.フィンランドの母と子
- 5.フィンランドの“出産お祝いプレゼント”
まえがき
明治図書からの「シリーズ・保育園生活のデザイン」は,本書で7冊めとなりました。
@ 『魅力ある保育園づくりへ』(1992年)
A 『乳児保育のたのしみ方』(1993年)
B 『広がる保育園への道しるべ』(1994年)
C 『すてきな保育園の環境づくり』(1995年)
D 『手づくり保育を楽しもう』(1996年)
E 『保育のフィロソフィーが面白い』(1997年)
F 『若いカップルに親しまれる園へ』(1998年)
21世紀を目前にして,20世紀の保育の蓄積を整理し,新しい大きな飛躍を夢見て,このシリーズを書き続けています。
私どもの全国ネットの勉強会「ほいくゼミナール・21」は,各地でのフレッシュな試みをもとにしながら,本シリーズの出版に力を注いでいます。
7年間で7冊めとなった,このシリーズを愛読してくださっている全国の進取的な保育者の方々に,心からのごあいさつを申し上げます。
1998年 夏 /荒井 洌
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- 明治図書