- はじめに
- 日本の美術
- 鑑賞カード
- 鑑賞サポート(作品・作者スタディ/鑑賞チャート/トピックス)
- 紐文様の甕と丹彩の壷
- 日本での仏像の展開
- 一休宗純像
- 狩野永徳「唐獅子図屏風」
- 俵屋宗達「風神雷神図屏風」
- 東洲斎写楽「三代目大谷鬼次の奴江戸兵衛」
- 安藤広重「東海道五拾三次之内蒲原夜之雪」
- 高橋由一「鮭」
- 荻原守衛「女」
- 靉光「自画像」
- 国吉康雄「デイリー・ニュース」
- 内田巌「風」
- アイヌ文様
- 琉球紅型
- 世界の美術
- 鑑賞カード
- 鑑賞サポート(作品・作者スタディ/鑑賞チャート/トピックス)
- 西洋での静物画の展開
- ミケランジェロ「ダヴィデ」
- ラファエロ「アテネの学堂」
- アルチンボルド「秋」
- フェルメール「牛乳を注ぐ女」
- レーピン「ヴォルガの舟曳き」
- ゴッホ「自画像」
- ロダン「カレーの市民」
- ムンク「叫び」
- ケーテ・コルヴィッツ「リープクネヒトの追悼」
- 徐悲鴻「田横五百士」
- シケイロス「ニュー・デモクラシー」
- ベン・シャーン「白鳩の曲」
- ロスコ「オレンジの上の黄・青」
- 日本と世界の美術史年表をつくろう
- 参考文献
はじめに
鑑賞とは,あたかも人と人とが出会うように,作品を通じて,その時代や様々な文化に出会っていく作業と言えます。
本書では,世界そして日本の美術の中から,比較的子どもたちが関心を持ちやすい作品を取り上げ,自主研究の出来る鑑賞カードとしてまとめました。
後半には,鑑賞サポートとして,■作品・作者スタディをもうけ,作品の概要を示しました。また,実際の授業における子どもたちの回答例や感想,解説を,■鑑賞チャートとして取り上げましたので,発問に対する予想の見通しを持てることと思います。また,作品に関する特徴的な話題を,■トピックス欄で取り扱いましたので,子どもたちが出来るだけ興味・関心を持って美術鑑賞を進めていくための話題づくりに活用して頂ければと思います。
カードは,等倍もしくは必要に応じて拡大(B5→B4程度)して使用して頂ければと思います。また,鑑賞カードでは,出来るだけ多くの図版を取り込みましたが,より詳細に作品を鑑賞するため,補助資料として,是非,作品集(出来れば実作品),HP等にあたっていただくことをおすすめします。
本書を媒介に,美術作品に対する子どもたちの興味が少しでも増すならばこれに代わる喜びはありません。最後になりましたが,本書の出版を根気強く励まして頂きました,明治図書編集部,石塚嘉典様,本書に関わる煩雑な編集の労をとっていただきました,阿波理恵子様に心よりお礼を申し上げます。
平成16年10月 編者
-
- 明治図書