- はじめに
- 第1章 「表現上手は○で,表現下手は×か?」
- 1 はじめに
- 2 「生きる力」について
- 3 「一緒に楽しむチカラ」はなかよしのチカラ
- 第2章 「おはなししましょ!」
- @ おはなし しましょ!
- A いっぽんでピッ!
- B ともだち はくしゅ!
- C ランラ★ランラ★ラン!
- D どっちかな?
- E まる★さんかく★しかく
- F なに なーにゃ?
- 第3章 「手遊びジャンジャン大変身!」
- @ あたま★かた★ひざポン!
- A むすんで ひらいて
- B たまたま たまご
- C げんこつ山のたぬきさん
- D のねずみ
- E ごんべさんのあかちゃん
- F おもちぺったん!
- 第4章 「みんなでラララ!」
- @ おとなりさん
- A みんなでラララ
- B 手のひらを太陽に
- C にんげんっていいな
- D みどりの風とあおい空
- E なかまだから
- F あしたもはれる
- おわりに
はじめに
おとなが,ちゃーんとあいさつすれば,
子どももちゃーんとあいさつできる。
笑顔が笑顔を呼ぶんだね!
おとなの元気は,子どもの元気。
子どもの元気はおとなの元気。
たがいの元気にはげまされ,
たがいの笑顔でやさしくなれる。
すると生きる勇気がわいてくる。
おとなが変われば子どもも変わる。
子どもたちは,“だーいすき!”のことばと“むぎゅーっ!”とされるのが,だいすきです。
この本は,子どもたちに“だーいすき!”とキラキラ言える,そして“むぎゅーっ!”と抱きしめることが今よりもっともっと素直に表現できるおとな(HAPPY MOVEMENT PRESENTER)が増えますように,の願いを込めてペンを走らせました。
主に保育に携わろうとがんばっている学生や,今このときにも保育の現場でがんばっている先生方に向けた内容になっていますが,もちろん子どもを愛するおとなのみなさんにも,ぜひ読んで子どもたちと愉快に遊び楽しんでほしいと願っています。
第1章のテーマは,“なぜ表現力が大切か”を考えていきます。表現は,自由だからこそ難しいテーマと心得ながら,多少緊張気味で固い表現で進めましたが,絶対はありえない中,どうぞ一緒に考えてみてください。
第2章は,学生たちや初心の先生方が,一番不安がっている「はじめまして」の導入に関しての提案です。
第3章は,「一つの手遊びが,こんなにも発展できるんだ!」ということを伝えたくて書きました。
第4章は,全国で30年来実践し,子どもの表現力向上に,十分成果を発揮しているリズムダンスと手話ソングの紹介です。
いずれにしましても表現活動は奥が深く,今回の提案はほんの一部だと私もとらえています。
どうぞ柔らか頭で心をるんるんスキップさせながら,にこやかに実践してください。健闘を祈ります。
2005年9月
大妻女子大学助教授・日本遊育研究所主宰 /瀬戸口 清文
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- 明治図書