- 1巻 総論/著者別論文索引
- 2巻 文学的文章の読解指導(1)
- 3巻 文学的文章の読解指導(2)
- 4巻 文学的文章の読解指導(3)
- 5巻 説明的文章の読解指導(1)
- 6巻 説明的文章の読解指導(2)
- 7巻 説明的文章の読解指導(3)
- 8巻 文章表現の指導(1)
- 9巻 文章表現の指導(2)
- 10巻 文章表現の指導(3)
- 11巻 音声言語の指導(1)
- 12巻 音声言語の指導(2)
- 13巻 言語事項の指導
- 14巻 読書指導
- 15巻 国語科指導方法の開拓(1)
- 16巻 国語科指導方法の開拓(2)
刊行のことば
本集成は、一九四五年、太平洋戦争敗戦後のいわゆる「新教育」が出発してから、およそ半世紀間の東北地方における国語科教育上の研究的実践資料の集成を図ったものです。国語科教育の地方史研究の必要性は言うまでもなく、地方史に関する文献もないわけではありませんが(例えば『宮城県教育百年史・全五巻など)、私たちは原資料そのものの収集と公表の必要性を痛感してきました。その理由は、第一に戦後五十年の先覚の研究的実践についての歴史から学ぶだけでなく、現在の私たちの仕事に直接参考になるような実践記録そのものに学びたかったからです。
資料の収集にはさまざまな立場がありますが、本集成は、現在を生きている若い教員の方々にとって参考になるような文献を、という立場にたって収集したものです。従って、歴史的に重要な資料ではあっても実践性のないもの、理論的考察において優れた論文でも実践の裏付けのない文献などは、原則的に割愛しました。なお、各巻、県別編集ではなく、各ジャンルを発表年代順に配列してあります。
このような集成には、必ずしも類書はなかったものと思われます。歴史的な検討とともに識者に何か示唆するものがあるならば、幸いとするものです。
〔『戦後国語教育実践記録集成・東北編』編集委員会〕
/渋谷 孝(宮城教育大学・編集代表)
/江連 隆(弘前大学・編集委員)
/大内 善一(秋田大学・編集委員)
/望月 善次(岩手大学・編集委員)
/大和田 仁(山形大学・編集委員)
/高野 保夫(福島大学・編集委員)
-
- 明治図書