- まえがき
- 1部 基本用語選択の考え方と内容の構成
- 1 基本用語選択の考え方
- 2 内容の構成
- 3 用語の使い方について
- 2部 盲学校,学校及び養護学校小学部・中学部学習指導要領の基本用語早わかり解説
- 1 総則の基本用語
- 1 教育課程
- 2 生きる力
- 3 基礎的・基本的な内容
- 4 個性を生かす教育
- 5 道徳教育
- 6 自立活動
- 7 総合的な学習の時間
- 8 人間尊重の精神
- 9 社会体験活動
- 10 自然体験活動
- 11 体育・健康に関する指導
- 12 指導計画
- 13 必修教科
- 14 2学年まとめて示した教科
- 15 選択教科
- 16 課題学習
- 17 補充的な学習
- 18 発展的な学習
- 19 横断的・総合的な課題
- 20 児童又は生徒の興味・関心に基づく課題
- 21 地域や学校の特色に応じた課題
- 22 交流活動
- 23 重複障害者
- 24 重複障害者等に関する特例
- 25 教員を派遣して教育を行う―訪問教育―
- 26 総授業時数
- 27 1単位時間
- 28 時間割を弾力的に編成
- 29 合科的・関連的な指導
- 30 個別の指導計画
- 31 指導体制
- 32 個別指導―個に応じた指導―
- 33 言語環境
- 34 体験的な学習,問題解決的な学習
- 35 進路指導
- 36 ガイダンスの機能の充実
- 37 開かれた学校づくり
- 38 教材・教具
- 39 評価
- 40 児童福祉施設
- 41 医療機関
- 42 特殊教育に関する相談のセンター
- 2 各教科の基本用語
- 1 概念の形成
- 2 触覚教材
- 3 拡大教材
- 4 補助用具や補助的手段
- 5 知的障害養護学校の各教科
- 6 各教科,道徳,特別活動及び自立活動の全部又は一部を合わせて指導計画を作成すること
- 7 学習環境
- 8 産業現場等における実習
- 3 道徳及び特別活動の基本用語
- 1 道徳的心情
- 2 道徳的判断力
- 3 集団活動
- 4 学級活動
- 5 児童会活動,生徒会活動
- 6 クラブ活動
- 7 学校行事
- 4 自立活動の基本用語
- 1 内容の区分
- 2 生活のリズム
- 3 生活管理
- 4 言語の受容と表出
- 5 言語の形成と活用
- 6 専門的な知識や技能を有する教師
- 3部 盲学校,学校及び養護学校高等部 学習指導要領の基本用語早わかり解説
- 1 総則の基本用語
- 1 人間としての在り方生き方に関する教育
- 2 普通教育に関する各教科・科目
- 3 専門教育に関する各教科・科目
- 4 学校設定科目
- 5 学校設定教科
- 6 就業体験
- 7 週当たりの授業時数
- 8 知的障害養護学校における総授業時数
- 9 教育課程の類型
- 10 ホームプロジェクト
- 11 教師の協力的な指導(指導体制)
- 12 卒業までに修得させる単位数
- 13 卒業までに履修させる授業時数
- 14 卒業の認定
- 15 専攻科
- 2 各教科・科目の基本用語
- 1 点字を常用して学習する生徒
- 2 手話
- 3 知的障害養護学校高等部の各教科
- 4 生活に結びついた学習活動
- 付録 教育課程に関わる法令等
まえがき
盲学校,学校及び養護学校小学部・中学部学習指導要領,同高等部学習指導要領が改訂され,移行措置により一部は,平成12年度より実施に移される。
標題のような『学習指導要領早わかり解説盲,聾,養護学校教育の基本用語辞典』をまとめた。
学習指導要領で使われている用語のうち,盲学校,聾学校,養護学校の教育の基本用語について解説を加えた。
基本用語として選んだものは,学習指導要領を正しく理解する上で,関係者が共通理解を図っておく必要があるもの,今回の改訂で新たに使われているもの等である。
「生きる力」,「総合的な学習の時間」,「交流」など,小学校,中学校,高等学校,盲学校,聾学校,養護学校に共通の用語,「自立活動」,「重複障害者」,「個別の指導計画」など,盲学校,聾学校,養護学校に特有の用語がある。
前者については,小学校,中学校の学習指導要領解説,高等学校学習指導要領の説明資料をもとに解説を加えた。
後者については,盲学校,学校及び養護学校小学部・中学部学習指導要領,同高等部学習指導要領の説明資料等をもとに解説を加えた。
小学校等全校種に共通の用語については,それぞれの校種の学習指導要領解説,説明資料を読み,最大公約数的にまとめたり,例えば,『小学校学習指導要領解説総則編』等から引用したりして,用語解説の根拠を可能な限り明らかにした。
盲学校,聾学校,養護学校に特有の用語のうち新しいものについては,教育課程審議会の答申,学習指導要領の説明資料等をもとに解説を加えた。一方,従前から使われている用語については,過去に出された学習指導要領解説等をもとに解説を加え,用語解説の根拠についても可能な限り明らかにしたつもりである。
本書が校内研修,研究協議に活用され,教職員の共通理解の参考となれば,幸いである。
本書の企画・編集に当たり,明治図書出版編集部の安藤征宏氏には,企画,編集,校正等でさまざまなご支援をいただいたことに心から感謝する次第である。
2000(平成12)年2月 /大南 英明
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- 明治図書