最終回となりました。今回は、ALT・JTE・生徒同士、教室内にリアルなコミュニケーションを増やす授業を考えていきます。即興的なやり取りや会話の継続を念頭においた授業においても、その指示や留意点を英語で呼びかけることができるとよいですね。
Everyday Classes in English!
今月のひとこと@ペアで対話をしよう
- ペアで対話をしましょう。Try talking in pairs.
- 〇〇についてペアで自由に(即興的な)会話をしましょう。Talk freely with a partner about 〇〇.(Have an impromptu conversation with a partner about ○○.)
- できるだけ長く会話を続けましょう。Keep up the conversation for as long as possible.
リズムとテンポを大切にした練習を経てすらすら言えるようになった表現を用いて、コミュニケーションの場面の中で実際に英語を話す場面をつくります。
フレーズ1の呼びかけでペアをつくります。
フレーズ2の○○には、好きな音楽(your favorite music)、週末の予定(your weekend plans)、週末にしたこと(what you did last weekend)、昨夜のテレビ番組(what you watched on TV last night)等のトピックが入ります。
付け加える、たずね返す、あいづちをうつ等、会話の発展のさせ方(discourse development)についての生徒の気づきを促し、会話の継続力を高めていきましょう(フレーズ3)。
今月のひとことAALTの先生と会話をしよう
- 習った表現を使って質問してみましょう。Let’s ask questions using the expressions you have learned.
- 答えていただいたらThank you. と言いましょう。Say “Thank you,”after you receive your answer.
- スピーチの後、その場に残って質問に答えなさい。After your speech, stay there to answer questions.
ALT来校時に、既習の表現を使ってALTとのやり取りをすることができれば、教科書中の場面設定と現実の場面を結びつけてリアルなコミュニケーションとすることが可能です。
ALTへの質問の際はフレーズ1が使用できます。
質問に答えていただいた際は、Thank you.とお礼を言うように伝えます(フレーズ2)。
スピーチの授業でALTや他のクラスメートからの質問にその場で(即興で)答える際はフレーズ3が使用できます。
質問に答える生徒に対してPlease try to answer them as best you can. と励まします。
こうした活動が、これまでの学びの蓄積をネイティブの先生を前に使ってみるといった楽しみを作り出し、生徒の英語学習に対する動機づけを高めることにもつながるように思います。
私の次男が1年前まではタイのバンコクで4年間過ごしていました。多分会社の仕事は英語だったのではないかと思っています。日本に帰ってからはフランス・ドイツに出張で行っているようです。海外では英語で日常会話できることがこれからますます必要になるのでしょう。これからもご活躍ください。