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動画1 「ヘイヘイリズム」でアドリブ&エンディング
時期:2010〜2019年度
講座名:九州社会教育主事認定講座より「ボディパーカッション教育」
主催:文部科学省、主管:九州大学
場所:九州大学
参加者:20代〜50代の教師、教育関係者
指導者:山田俊之
4月は新しいメンバーで子どもたちはドキドキ
4月は学級開きの季節です。新入生は新たな場で知らない友達がたくさんいる中、ドキドキしているでしょうし、進級する子どもたちも、クラス替えなどで仲良しの子と離れ離れになったりし、新しいクラスの中でお互いに距離を感じているかもしれません。
そこで本日は、まだ親しくない子どもたち同士が一気に仲良くなれるチームビルディングの方法を提案したいと思います。
初めて集まったメンバーの距離が一気に縮まるオススメの活動
本日ご紹介した動画は、毎年夏に実施されている九州社会教育主事認定講座の中で、私が担当している「ボディパーカッション教育」の1コマです。コロナ禍以前の映像なので、みんなマスクをしていないのが懐かしいです。
講座に参加されている方々は、九州各県から集まった20代から50代の学校の先生、社会教育関係者の方々です。講座の冒頭で、チームビルディングを目的として「ヘイヘイリズム」という活動を取り入れました。
メンバーを3チームに分け、各チームごとにパフォーマンスをしています。それぞれチームのカラーが出ていますね。そして、パフォーマンスの終わった後の表情や雰囲気も感じていただけたでしょうか。私は、この講座を10数年継続して担当しており、毎回この活動を取り入れていますが、「ヘイヘイリズム」を実施した後は、あっという間にお互いの距離が縮まり、仲間意識が芽生えて、いつも講座が温かい雰囲気に包まれます。
「ヘイヘイリズム」の3つの特徴
「ヘイヘイリズム」は、手拍子で盛り上げながら途中でアドリブのパフォーマンスを入れ、最後にみんなで一緒にポーズを決めるという流れです。この活動の特徴は次の3つ。
「パフォーマンスを楽しむ!」「間違えても大丈夫!」「個性を発揮!」
また、最後にみんなで「ヤ!」と決めポーズをとることで、一体感を味わうことができます。「終わりよければすべてOK」です!
クラスで実践してみよう!
まずは、1クラス30名の場合、各チーム7〜8名のグループをつくります。さらに、各チーム内を2〜3名の3つのグループに分けます。この2〜3名のグループで、自由なアドリブをつくります。
いよいよ「ヘイヘイリズム」の流れです。
- 7〜8名のグループが1列に並ぶ。
- ユニゾンリズム(みんなで同じリズム)で「お腹をたたく」(4拍)→「ひざをたたく」(4拍)を2回繰り返す。
- みんなで「ヘイヘイヘイヘイ・ヘイヘイヘイヘイ」(8拍)と手拍子を打つ中、最初のグループがステージ中央へ出る。
- グループで考えたアドリブのパフォーマンスを披露(8拍程)。他メンバーは手拍子で応援!
- パフォーマンスが終わったら元の位置に戻る。
- またみんなで「ヘイヘイヘイヘイ・ヘイヘイヘイヘイ」(8拍)と手拍子を打ち、次のグループがステージ中央へ出る。
- 同様に繰り返し、最後のグループのパフォーマンスが終わったら、手拍子を打ったまま全員で中央に集まり、エンディングの決めポーズ!
導入を成功させるポイント
- 子どもたちが素直に自由な表現ができるよう、先生も自分を捨てて(笑)パフォーマンス例を示しましょう。
- うまくまとまらないグループには、「アドリブは楽しむ!」「とにかく最後は合わせる!」と伝えましょう。
- パフォーマンスのうまさ以上に、みんなで仲間意識がもてる「望ましい人間関係」をつくるチームビルディングをめざしましょう。