点数稼ぎのための指導が増加する危険性がある。学びは点数のためにあるのではない。学びを生かせるようでなければならない。

目安、手立てである数字が目標となり、教育現場が数字に振り回されてどうするのですか。

私の住む地域には、６年生がたった１人の学校もあります。公表は、絶対にできません。子どもたちを通して、各家庭に「個人票」が配られていることは、ほとんど報道されていません。「個人票」配布のことをもっと報道していただきたいと思います。

学力テストを実施する目的は何でしょうか。子どもの学力向上に直接の責任を負っているのは、子どもが安心して授業に参加できる基礎的な環境を整備する教育委員会と学校の教職員でしょう。日々営まれている学習の過程の中には、子どもがもっている学習意欲、知識、理解の状況、どのように問題解決を工夫しているかなどの授業改善のとても大切な情報があります。子どもが発信しているこれらの情報を検証し、子どもの学力を改善するための指導方法などを検討しなければならないのは、教育現場である学校でしょう。学校がそのような力を持つためには、教職員と研究者の連携や検討できる時間の確保など、日々子どもと授業を共同に営んでいる学校の力を育てることが必要だと思います。そのような学校力を育てる土台づくりを考えないで、学校別の学力を公表することに何の意味があるでしょうか。

下げ比べする事に、どのような教育的効果があるのだろうか？

そもそもの学力テストの趣旨と異なる。

当初の目的をはきちがえている。何のための学習状況調査なのか再度考え直す必要がある。

成績の低い学校に在籍している子が自信を失くしてしまう可能性がある。学力テストの返却時、全国の子供のうちの何位か(個人別順位)を本人に通知するようにするのは賛成。

公表される事によって、ヤル気を出す子もいると思うから