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- 学級レク&アイスブレイク事典
- 学級経営
さて、3学期がスタートして一か月が過ぎました。教室では、そろそろ学年のまとめへ向けて学習などが進んでいることでしょう。どうしても、学習が続くとクラスの空気が何だか淀んでいるな……と感じることがあります。もちろん、知的な好奇心を喚起したり、子どもが学びの実感を得られたりするような授業を心がけるのは当たり前のことです。しかし、「ちょっとしたリフレッシュをみんなでしたい」なんて思うときには,「じゃんけんを使ったレク」が時間も調整しやすく準備物も必要なくできるのでオススメです。学級の空気を変えたいときにいかがでしょうか。
この活動で得られる最大の効果は……これだ!!
誰もが知っているじゃんけんを使ったレクなので、手軽に盛り上がることができるだけでなく、たてわり班などの活動にも使える!
レク1 あと出しじゃんけん
対象学年:全学年時間:10分準備物:なし
活動の手順
【ルール】
「先生とじゃんけんをしますが、先生はわざと『あと出し』します。みなさんは、先生に『勝つ』ようにしてください。」と話し、やり方を覚えさせます。
○先生(活動に慣れ、学級レクなどでやる場合は、子どもが代わりにやっても大丈夫)が出した手(グー・チョキ・パー)に対して、勝つ手を出します。
○数回やったら、先生の手に対して負ける手を出します。(これだけでハードルがグンと上がります。)
- “せ〜の”の合図でかけ声を言います。かけ声は、「あと出しじゃんけん、じゃんけんぽん!」です。
- 先生が出した手に、勝つ手(負ける手)を出します。
活動のポイント
- 通常のじゃんけんに、ちょっとしたアレンジを加えただけですが、これだけでも、けっこう盛り上がれます。
先+子:「あと出しじゃんけん、じゃんけんぽん!」
子:「ぽん!」
のようなかけ声を、リズムよく言いましょう。
レク2 進化じゃんけん
対象学年:全学年時間:15分準備物:なし
活動の手順
【ルール】
進化の過程をたどる(!?)というじゃんけんレクです。進化の過程は4パターンあります。じゃんけんで勝ったら進化できますが、負けたら進化できずそのままです。最後まで進化できた人があがりになります。なお、同じ形態の者どうしでしかじゃんけんできません。
- 最初は全員、床を這うゴキブリからスタートです。かさかさ床を這い回ります。
- いちど勝ったらカエルになります。(負けた人は別のゴキブリさんを探してじゃんけんです。)カエルの格好でぴょんぴょんはねながら動きます。
- カエルで勝った人は、ゴリラになります。ゴリラっぽく胸を叩きながら動き回ります。
- ゴリラで勝ったら人間です。ここであがりにしてもいいですが、人間で勝ったらあがりというやり方にしてもいいです。(私の学級では、人間で勝ったら神様になってあがりということになっています。)
活動のポイント
- 進化の過程を増やしたりアレンジしたりするのも笑いを誘います。例えば、アヒルを入れてみたり、キョンシーを入れてみたりというのをやったことがありますが、大盛り上がりでした。
レク3 関所じゃんけん
対象学年:全学年時間:10分準備物:なし
活動の手順
【ルール】
教室よりも広いスペース(多目的ホールや体育館など)で行います。そのエリアの四隅に関所を設けます(目印となるマーカーなどを置きます)。そして、全員を1つの関所に集めます。ここが1番の関所になります。合図で一斉にじゃんけんをし、勝った人は2番の関所へ進みます。
- 合図で一斉にじゃんけんをします。勝ったら2番の関所へ進みます。勝つまで何度もじゃんけんをします。
- 2番の関所で勝てば3番の関所に進み、3番の関所で勝てば4番の関所へ進みます。
- 4番の関所で勝った人は、中央(先生が立っていてもいいですね)に集まります。そして、順番に列をつくっていきます。いちばん最初に関所をすべて通過できた人が勝ちです。
活動のポイント
- それぞれの関所に必ず1人取り残される子が出ます。その子たちに「最近はまっていること」や「今いちばん欲しいもの」などを話させてみてもいいでしょう。
- 体育館でやると関所と関所の間は全力疾走する子が多いです。それも醍醐味の一つですが、安全に気をつけるように伝えましょう。
![写真1](/db/eduzine/icebreak/20160053_1.png)
![写真2](/db/eduzine/icebreak/20160053_2.png)
![写真3](/db/eduzine/icebreak/20160053_3.png)
![写真4](/db/eduzine/icebreak/20160053_4.png)
やのべ‘sEYE
- あと出しじゃんけんは、学級レクというよりもちょっとした気分転換をしたいときに使えます。
- 進化じゃんけんは、進化の過程を楽しみましょう。また、負けたらゴキブリまで一気に退化するというやり方もあります。どちらかというとこちらの方が子どもたちは燃えます。
- 関所じゃんけんは、ぜひ1年生と6年生のように年齢の離れた異学年交流などでも使ってみてください。たとえ相手が1年生であろうと、全力で負けまいとする6年生がいたり、逆に何とか1年生を先に行かせてあげようとサポートする6年生がいたり……、どちらも思わず笑みがこぼれてしまうような光景が見られます。
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